歴史家ワークショップは、日本科学未来館で開催予定のイベント「科学とジェンダーステレオタイプ~未来の科学をどうつくる?」に協力しています。以下に開催概要を記しますので、ご関心がおありの方はぜひご参加ください!
科学はだれがやっても同じ。客観的な手法なのだから——そう思っていませんか? ですが、人が物事を観察するときや観察した結果を解釈するときには、人の脳のクセやその人が持っている無意識な価値観などが影響してくるものです。「きっとこうだろう」という無意識な思い込みがあると、想定していなかった真実を見落としてしまうこともあるかもしれません。
科学の営みに影響を与えうる、人の脳のクセ「認知バイアス」と、社会のなかにある“当たり前”の共通認識「ステレオタイプ」。そのなかでも、女性らしさや男性らしさといった「ジェンダーステレオタイプ」の観点から、過去の科学について見返すとどんなことが見えてくるのでしょうか? 本イベントでは、3人のゲストスピーカーと一緒に、過去の事例を元に考えます。認知心理学がご専門の四本裕子さんからは認知バイアスについて、歴史学がご専門の山本浩司さんからは近世のイギリスにおけるステレオタイプについてお話しいただきます。そして、科学史がご専門の小川眞里子さんからは、ジェンダーステレオタイプが影響を与えたかもしれない科学の事例についてご紹介いただきます。その上で、認知バイアスやステレオタイプと無縁になれない私たちが、これからの科学や技術の研究や、そこから生まれる成果と、どう向き合っていったらよいのか考えましょう。
大切なのは、過去やいまを振り返り、未来に生かしていくこと。未来館の展示にも、ジェンダーをはじめとするステレオタイプが影響しているかもしれません。イベントの前や後に、展示フロアを探索してみてください。そして、「これがそうかもしれない!」と思うものを見つけたら、今後の未来館の展示づくりに生かすためにもぜひ教えてください。
開催概要
- 開催日時
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2022年10月8日(土)14:00-15:40
- 開催場所
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日本科学未来館 3階ハブスペース
- 対象
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中学生以上推奨
- 参加人数
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30人程度
- 参加費
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入館料のみ
- 字幕の視聴について
- 本イベントでは、音声認識字幕アプリを使用し、イベント会場に字幕を表示いたします。
- 参加方法
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事前申込制(先着順)
以下のページからお申し込みください。 - 主催
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日本科学未来館
- 協力
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歴史家ワークショップ
- お問合せ先
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日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
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