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史料読解ワークショップ:言説編「書き手と読み手を読む」開催のお知らせ

残席僅かとなっています。参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。

いかに史料から歴史上の言説を導くか——?

この問いは歴史学に興味を持つ人の多くが取り組む問いである。確かに、「この史料にこういう記述があるから、こういった言説があったと言える!」と短絡的に結論づけて良いと考える人は多くないでしょう。しかし、歴史上の言説との向き合い方・史料のひもとき方・読み解き方について、集中的に、大学・学部の垣根を超えて議論する機会はまだ乏しいのではないでしょうか。

この度、歴史家ワークショップでは、今年度も史料読解ワークショップをオンラインで開催することになりました。歴史学を専攻する大学生・大学院生だけでなく、思想史などの歴史学と関連する分野に興味のある方に向けた内容になっております。歴史学を主軸にしたワークショップですが、他分野を専門とされる方との対話や議論を大事にしたいと考えています。学部生の参加も歓迎します!

特に、今回のワークショップでは、「史料」を前にしたときに、何を手がかりに読解を進めていくことができるのか、みなさんと考えたいと思います。

本イベントでは、企画者の峯沙智也による司会進行のもと、講師の速水淑子先生(横浜市立大学)と中島浩貴先生(東京電機大学)によるレクチャーおよびグループワークを行います。グループワークでは、事前に講師から出された事前配付資料を題材に、いかに史料上の「言説」を扱うことができるか、参加者同士で議論しましょう。史料上の「言説」に迫るレクチャーを手がかりに、参加者がふと立ち止まって「史料の読み方」や「史料とは何か」を考え、過去の史料を読み解く楽しさと難しさに触れる機会を提供します。

開催概要

日程|2022年2月19日(土)16時〜19時
場所|オンライン(Zoom)で実施します。URLは後日参加者に連絡します。
言語|日本語
参加費|無料
登録締め切り|1月20日(木)正午(ただし、定員になり次第締め切り)

申し込み方法

こちらのフォームに記入ください。https://forms.gle/2swXEwu8Wp4Se82j8
残席僅かとなっています。参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。

事前配布資料

参加者には、二人の講師の先生から提示された、歴史上の言説の読み解き方に関する事前配付資料をワークショップ前に確認していただきます。この配付資料は参加者宛に後日配布いたします。

講師プロフィール

速水淑子|横浜市立大学国際教養学部准教授
専門:政治思想、文学、ジェンダー研究
著書に、『トーマス・マンの政治思想:失われた市民を求めて』(創文社2015年、2021年に講談社よりオンデマンド再版)。

中島浩貴|東京電機大学講師
専門:ドイツ近現代史、軍事史
著書に、『国民皆兵とドイツ帝国 一般兵役義務と軍事言説 1871~1914』(彩流社2019年)。

企画・司会峯沙智也(東京大学総合文化研究科・博士課程・ドイツ近現代史)
連絡先minutes.workshop@gmail.com
ワークショップに関連した質問等は上記メールアドレス(峯宛)にご連絡ください。

【参加者募集】オンラインミートアップシリーズ Coffee Time Series 第7回「研究と多様なキャリアプラン」1/28 (金) 17:00-

1月28日(金)日本時間17時から、歴史家ワークショップ主催のオンラインミートアップシリーズ ‘Coffee Time Series’ の第7回を開催します。本シリーズでは、気軽に研究の楽しさや研究にまつわる悩みを共有し助け合える場を作ろうと、国内外の博士課程に在籍する8人の大学院生とポスドクが中心となって運営を行なっています。一連のイベントを通じて、孤独に研究する大学院生・研究者が分野を横断して集まることができ、またアカデミアの外にいる方々とも人間的なつながりを構築することができればと願っています。

第7回となる今回は、「研究と多様なキャリアプラン」をテーマに、赤﨑眞耶(ポール・ヴァレリー(モンペリエ第三)大学)がファシリテーションを担当し、編集者の中野弘喜さん、リサーチ・アドミニストレーターの三田香織さん、コンサルタントの山野井茜さんをゲストにお招きして、座談会を行います。人文社会系の大学院修了後、あるいは在籍しつつアカデミア内外で活躍されている三名の登壇者の方から、ご自身の研究と現在のお仕事との関係、研究と仕事との両立や、アカデミア内外で活動して得た気付きなどについてお話しいただきます。特に人文学や社会科学を学んだ後の多様なキャリアパスを多くの人が思い描けるように、中野さん、三田さん、山野井さんのご経験や現在のご活動から前向きなヒントを得られる場にしたいと考えています。

当日はフロアの皆さんからの意見や質問も交えてのトークを予定しています。週末の夕方、コーヒーやお酒を片手におしゃべりに参加してみませんか?

参加を希望される方には後日 Zoom でのリンクをお送りしますので、1月26日(水)日本時間20時までに、下記の Google Form から参加登録をお願いします。

開催概要

日時|1月28日(金)17:00-18:30(座談会、質疑応答・フロアとのやりとり)/ 18:30-19:00(都合のつく方で懇親会)(いずれも日本時間)
場所|オンライン開催(Zoom使用)
費用|無料

※イベント(座談会)は1時間半で終了しますが、その後、都合のつく方で1時間程度の懇親会を予定しています。懇親会は、Zoom のブレイクアウトルーム機能を使った少人数によるフリートークを予定しています。途中退出していただいてもかまいません。

※ゲストのトークのみ聴講などの部分参加も歓迎します。途中参加・途中退出などご自由にしていただいて構いませんので、ご自身のご都合に合わせてご参加ください。

参加登録

参加登録こちらからお願いいたします。
参加登録締切|1月26日(水)日本時間20時まで 

ゲストスピーカープロフィール

中野弘喜 Nakano Hiroki
一般財団法人東京大学出版会職員。営業職を経て現在は編集職。編集を担当した書籍に平出尚道『奴隷制南部と保護主義』、伊達聖伸、アブデヌール・ビダール編『世俗の彼方のスピリチュアリティ』などがある。就職後も研究・執筆や研究アウトリーチ活動の支援などに携わっている。東京大学大学院修士課程修了、博士課程単位取得退学。専門は日本近現代史。Researchmap: https://researchmap.jp/nakano_h

三田香織 Mita Kaori
中央大学研究推進支援本部リサーチアドミニストレーター。高校交換留学後、アメリカの大学へ進学。卒業後は現地の州立大学に勤務。縁があり在米クウェート領事館奨学金プログラムでアドバイザー/アシスタントディレクターとして4年半勤務。政策研究大学院大学科学技術・イノベーションプログラム博士課程後期(Candidate)。

山野井茜 Yamanoi Akane
日系コンサルティング会社コンサルタント。修士課程終了後、専門調査員として中欧の在日本大使館に勤務。任期終了後、日系コンサルティング会社に入社。現在は同社グローバル部門にて市場調査等を担当。大学院時代の専門は言語社会学。

安平弦司さんの論文がPast & Present誌に掲載されました

この度、本会運営委員でもある安平弦司さん(日本学術振興会・武蔵大学・ユトレヒト大学)が執筆した論文、‘Transforming the Urban Space: Catholic Survival Through Spatial Practices in Post-Reformation Utrecht’が、英歴史学雑誌Past & Presentオンライン版(advance access)に2021年12月13日(日本時間)に掲載されました。

1952年創刊のPast & Present誌は、英語圏でもっとも著名な総合歴史雑誌の一つとして知られ、本誌から論文を出版することに成功した若手研究者は、その分野の新たなリーダーとしてひろく認知されます。安平さんの論文はオープンアクセス化されており、末尾のリンクから全文を無料で閲覧・ダウンロードできます。紙媒体としては255号(2022年5月)に掲載予定です。

安平さんが公表された論文は、2019年10月から2020年3月にかけて開催されていた第2期英文校閲ワークショップや、2019年11月開催の原稿検討会にて検討したものです。日本に拠点を持つ西洋史研究者としては、前例のない快挙です*。歴史家ワークショップ一同、安平さんの快挙を祝い、今後ますますのご活躍を期待しています。

【論文要旨】
 プロテスタント宗教改革や対抗宗教改革・カトリック宗教改革の後、近世ヨーロッパに生きる人々は宗派的に分断されました。とはいえ、ヨーロッパの全ての地域が宗派毎に綺麗に塗り分けられたわけではありません。実際には複数の宗派の人々で構成された共同体も多く、彼ら・彼女らは、異なる信仰を持つ者同士の共存という、現代に生きる我々にとっても喫緊の問題に直面していたのです。
 これまで歴史家は、「オランダ黄金時代」(17世紀に相当)を近代の先駆けとして描き、オランダの宗教的寛容を西洋近代の一里塚とみなしてきました。オランダ共和国(1588-1795年)は改革派(カルヴァン派)を唯一の公認宗派としていましたが、実際には数多くの非公認宗派の人々が暮らしていました。従来、オランダ共和国における宗派共存の歴史は、カトリック等の政治宗教的マイノリティをときに迫害し、ときに寛容する、改革派の「上から」の視点で主に描かれてきました。しかし、宗派共存の歴史を批判的に再考するためには、ときに迫害され、ときに寛容された者たちの「下から」の視点を回復せねばなりません。拙稿は、非公認宗派の中で最大勢力を誇りながらも、潜在的な国家反逆者の烙印を押されていたカトリックの経験に注目することで、17世紀のオランダ共和国における宗派共存を描きなおそうとしています。キーワードは「空間実践」です。改革派が支配する多宗派都市共同体において、カトリックがカトリックとして信仰を捨てずに生き残るために、どのように都市空間を利用し、改変し、新たに創出していたのか、ということに光をあてました。
 拙稿は、オランダにおける改革派とカトリックの抗争の中心地であった、17世紀のユトレヒトの事例を取り上げています。オランダの他都市同様、ユトレヒトも16世紀末にプロテスタント宗教改革を導入し、カトリックの集会・信仰実践を非合法化しました。その後も改革派の公権力は反カトリック法令を次々に発布し、都市においてカトリックがカトリックとして生きるための空間を戦略的に剥奪していきました。しかし、こうした差別的状況下にあっても、カトリックはときに中世以来のやり方で都市空間を使い続け、ときに近世の宗派共存環境に適合させるように都市空間を奪い返しながら、私的な家の中のみならず、旧修道院や施療院といった公共施設においても信仰実践を続けていました。そうした様々な、中には攻撃的とさえ形容できるような「空間実践」を戦術的に動員することで、カトリックはカトリックとして生きるための空間を都市の中で積極的に創り出すのみならず、ユトレヒトを中世の単一宗教都市(中世以来ユトレヒトはユダヤ人に市民権のみならず居住権すら与えていませんでした)から近世の多宗派都市へと転換させてもいたのです。ユトレヒトのカトリックは、単に迫害が過ぎ去るのを耐え忍び、為政者や政治宗教的マジョリティから与えられる寛容を待ち望むだけの受動的な存在ではありませんでした。ユトレヒトの事例は、複数宗派が共存する都市空間を形づくる際に、政治宗教的マイノリティが担っていた驚くべき役割を示唆してくれているのです。
(安平)

論文リンク: 
‘Transforming the Urban Space: Catholic Survival Through Spatial Practices in Post-Reformation Utrecht’

*「日本人著者としてのPast & Present誌掲載は、約40年ぶり」としておりましたが、2013年に米大学在籍の日本人著者の論文掲載があったため、訂正いたしました。


皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

特任研究員公募(2名)のお知らせ(締切1月28日)

歴史家ワークショップの支援を主たる目的とする「経済史、経営史、および歴史研究国際化のための基盤形成プロジェクト」(東京大学経済学部)にて、プロジェクト付きの特任研究員(フルタイム1年、更新あり)を公募しております。

契約期間は2022年4月1日以降~2023年3月31日で最大1年の更新あり、募集人数は2名です。詳細は下記の通りです。ご応募お待ちしております。

Jobs | 東京大学 (u-tokyo.ac.jp)

求人公募情報検索 : 研究者人材データベース JREC-IN Portal (jst.go.jp)

参考資料:

歴史家ワークショップ憲章(ベータ版)
活動の基軸
これまでの実績
参加・運営体験談
よくあるご質問 
市川佳世子・中辻柚珠・山本浩司「歴史家ワークショップ:デジタル化時代における草の根的国際化」『歴史学研究』No. 1000(2020年9月、績文堂出版) 


皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

【Call for Papers】1st Japanese Research Showcase – Early-Career History Workshop

At the Historians’ Workshop, we have been regularly organising Research Showcases since 2016 as an event where all presentation and Q&A sessions are conducted in a foreign language, providing a space for early-career researchers in history (postgraduate students, postdocs) to practice their scholarly communication skills.

Backed by popular demand, we’ll be hosting the first of such occasions in Japanese, aimed at Japan-based international students, Japanese and East Asian studies scholars from abroad, and other non-native Japanese speakers. Every presenter will be given 8 minutes to present their research and 7 minutes to receive questions, and, most importantly, receive written feedback on their Japanese presentation scripts beforehand from experienced presenters.

The workshop will take place across two days on 21 and 22 February 2022. We are excited to have Sayaka Chatani (National University of Singapore, global and transnational history in modern East Asia), Zahra Moharramipour (The University of Tokyo, art history in modern Japan), and Camila Torres Bianchini (Nara Women’s University, cultural history in modern Japan) as our commentators. The event will be organised by Moe Furukawa (The University of Tokyo, art history in renaissance and early-modern Italy) and Ryosuke Yokoe (The University of Tokyo, history of medicine in modern Britain), and is open to all disciplines, fields, and approaches that possesses a historical component, including Japanese and East Asian studies, intellectual history, social and economic history, cultural history, science and technology studies, art history, historical geography, and others. We welcome and encourage anyone who is interested in participating in a Japanese-language academic event in the future to apply to this workshop.

Date & Time: 21 and 22 February 2022, 17:00~20:00 (Japan Standard Time)
Venue
: Online(Zoom)
Hosts: Moe Furukawa
(University of Tokyo), Ryosuke Yokoe (University of Tokyo)
Commentators: Sayaka Chatani
(National University of Singapore), Zahra Moharramipour (The University of Tokyo), Camila Torres Bianchini (Nara Women’s University)
Format
: 8-minute presentation & 7-minute Q&A session per person
Language:
Japanese
Conditions:
Non-native Japanese speakers, those who use Japanese in their research, postgraduate students to postdocs (open to all nationalities)
Expected number of speakers:
12
Participation:
free
Poster link:
here
Application form: https://forms.gle/Lgfa5WA1bKdFDMWC9
Application deadline:
29 December 2021, 17:00 (Japan Standard Time)  

Benefits of Participating at a Research Showcase

1)Receive Expert Feedback Before and After the Presentation
All presenters are expected to submit a copy of their presentation scripts and/or slides two weeks before the event and will receive detailed feedback on its content, writing, structure, etc. from experienced collaborators of the Historians’ Workshop. Not only does this help participants improve their Japanese writing skills but it also allows them to confidently present their research on the day of the workshop. Presenters will additionally receive feedback from the organisers and commentators on the day of the event.

2)Research Showcase Prize
Among participants who have not completed their PhD (P.S. the event is open to postdocs as well), a prize will be awarded to the best presenter, judged not on their fluency in the language but on the clarity and persuasiveness of the presentation.

3)An Authentic Seminar Experience
Everything, from the individual panel sessions (presentation, Q&A) to the coffee breaks and end-of-day reception, will be conducted in the language of the event in order to best simulate the experience of participating in a foreign language conference.

4)Q&A Practice
Perhaps the most challenging part of joining a foreign-language research seminar is participating in the Q&A session at the end of each presentation. At the Research Showcase, we provide a safe, non-judgemental space for both audience members and presenters to practice asking and receiving questions, allowing them to engage in discussions and dissect arguments via a language that they’re not used to.

Organisational Committee

Sayaka Chatani (National University of Singapore)
Zahra Moharramipour (The University of Tokyo)
Camila Torres Bianchini (Nara Women’s University)
Moe Furukawa (The University of Tokyo)
Ryosuke Yokoe (The University of Tokyo)

Contacts: hw.research.showcase@gmail.com

【発表者募集】第1回日本語リサーチ・ショウケース開催のご案内

このたび歴史家ワークショップでは、第1回日本語リサーチ・ショウケースを開催する運びとなりました。日本語を母語とせずに、日本語を使って研究する歴史研究者を対象に、広く発表者を募集いたします。ご関心のある方はぜひご応募ください。

歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催してきました。毎回の参加者からは非常に好意的な感想をいただいており、近年は英語以外の言語でのリサーチ・ショウケースも開催しております。このたびは、日本への留学生向けに日本語でリサーチ・ショウケースをやってほしいという要望を受け、初のリサーチ・ショウケース日本語版の開催を決定いたしました。英語版と同じく、8分で発表+7分で質疑応答という形式を取り、発表者には事前に原稿へのフィードバックが提供されます。

本イベントはオンラインで、2022年2月21日と22日、2日間にわたって開催されます。茶谷さやか先生(シンガポール国立大学/近現代東アジア国際史)、ザヘラ・モハッラミプールさん(東京大学/日本近代美術史)、カミラ・トレス・ビアンチニさん(奈良女子大学/日本近代文化史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。歴史研究という範囲内であればジャンルを問わず、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・経済史・科学史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時: 2022年2月21日(月)、22日(火)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場: オンライン(Zoom)
司  会横江良祐(東京大学)、古川萌(東京大学)
コメンテーター茶谷さやか(シンガポール国立大学)、ザヘラ・モハッラミプール(東京大学)、カミラ・トレス・ビアンチニ(奈良女子大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語: 日本語
応募条件: 日本語を母語としないが、研究で日本語を使用する歴史研究者で、大学院生~ポスドクの者(*国籍不問)
募集人数: 12名程度
参加費: 無料
ポスター: こちらからダウンロード
応募方法: 発表希望者は、2021年12月29日(水)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URLhttps://forms.gle/Lgfa5WA1bKdFDMWC9

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます(博士取得者も発表者として募集しております)。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)実際のセミナーの雰囲気
発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、すべてを外国語でおこなうことで、練習の場でありながら実際の雰囲気を体感することができます。この経験を通して、自信をもって国際的な舞台に立つことができるようになるでしょう。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場があることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない言語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

茶谷さやか(シンガポール国立大学)
ザヘラ・モハッラミプール(東京大学)
カミラ・トレス・ビアンチニ(奈良女子大学)
古川萌(東京大学)
横江良祐(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com

開催報告「配信時代のアウトリーチ」

歴史家ワークショップでは、去る9月25日に社会発信イベント「配信時代のアウトリーチ」を開催いたしました。その報告を、小山田真帆さん(京都大学大学院)に執筆いただきましたので、以下に掲載します。

アーカイブ動画もあります!

2021年9月25日(土)、「配信時代のアウトリーチ」がYouTubeの生配信にて開催された。YouTubeのチャットおよびTwitter上で視聴者から質問やコメントが寄せられ、それらをリアルタイムで拾いながら登壇者とのやり取りが行われた。「配信時代」という言葉通り、現在多くの人々がYouTubeやpodcastといったツールから情報を得ている。こうした配信ツールは情報を受け取る側のみならず、コロナ禍の影響もあり、発信する側の研究者にも広く利用されるようになってきている。しかし発信方法の手軽さから、日本語でアクセスできる歴史関連の情報は玉石混淆といった様相を呈していることも事実である。本企画はこうした状況をふまえて、研究者(大学や研究機関に籍を置く人に限らず、学術的バックグラウンドを持つ人)がどのようにアウトリーチの場としてオンラインメディアを活用していくべきか、議論を促進すべく開催された。

登壇者として、現在YouTubeを含む多くのSNS上で学術的な情報発信を行っている藤村シシン氏(古代ギリシャ研究家)とヒロ・ヒライ氏(コロンビア大学リサーチ・アソシエイト/ルネサンス学)をお招きした。お二人にご自身のアウトリーチ活動についてお話しいただいた後、全体でディスカッションを行った。

趣旨説明

はじめに企画者の吉田瞳氏(京都大学大学院博士後期課程)より、上記のような配信ツールの活況とアウトリーチ活動との関係について説明があった。歴史に対する関心はアカデミアの外にも広がっており、学問的な訓練を受けていない人も歴史について学んだり話したりする。様々な情報が溢れる中で、その真偽を見抜く受け手側のリテラシーももちろん重要だが、本企画では発信者の視点から、どのように自分の研究を社会に届けるかを考えたいとのことだった。また、研究者が発信するものだけが価値ある情報ではないということも付言し、アカデミア内外における歴史の語りを健全に繋いでいくために有益な参考文献として、菅豊・北條勝貴編『パブリック・ヒストリー入門』(勉誠出版、2019年)、イヴァン・ジャブロンカ(真野倫平訳)『歴史は現代文学である』(名古屋大学出版会、2018年)が紹介された。

藤村シシン氏のお話

藤村氏は古代ギリシャ史で修士号を取得し、2014年頃から講師・メディア出演・出版や企業コラボレーションなどでアウトリーチ活動を本格化させた。既に関心のある人以外にも裾野を広げるべく、幅広い層の興味に訴えかけるイベントは何かを考え、「古代ギリシャナイト」の企画を始めたということだった。イベント運営の役割分担など具体的なお話も伺うことができた。また、知識や興味の薄い人にも届けるために、聞き手の具体的な像を設定し(藤村氏の場合は「高校時代の自分」)、その人が理解しやすく面白いと感じてくれるような構成を考えている、とのお話は、非常に実践的でありがたいアドバイスであった。一方で課題として、オンライン化が進むほど視聴者の分断が生まれる(興味のあるコンテンツしか目に入らなくなる)という現状があり、一つのメディアの中で閉じないようにすることや、視聴者との一体感のあるイベント開催方法の模索などについてもコメントをいただいた。

ヒロ・ヒライ氏のお話

ヒライ氏はルネサンス期の魔術や錬金術を専門とし、博士号取得後1999年からウェブサイトbibliotheca hermetica(BH)を開設、そこでの読者との交流から読書会やセミナーの主催を開始した。その後多くのSNSを用いたアウトリーチ活動を始めたという。YouTubeチャンネル「BHチャンネル」での活動はコロナ禍を機に本格化し、新刊紹介や研究者との対談といったコンテンツを公開している。ヒライ氏のお話では、YouTubeでの発信における多くの試行錯誤が印象的だった。視聴者が置いていかれないよう、自身も専門知識のない一般読者の立場でゲストへのインタビューを行っていること、視聴者の年齢層やジェンダーを分析し、より広い範囲の人に届くようコンテンツに工夫を加えているとのことだった。また、常に新しいメディアに挑戦するという姿勢には驚かされた。メディアごとにフォロワー層が違うとのお話もあり、藤村氏の指摘した「単一のメディアに閉じこもらないこと」の重要性がここでも共有されているように感じた。

全体討論

吉田氏から、正確さよりも伝わりやすさを重視して専門用語を手放すことが不安であるとの意見が上がった。視聴者コメントでは、学術的な内容を扱う動画だとカタカナ語がわかりにくいことがある、専門用語を使った場合は編集で説明を入れてほしい、などの意見が寄せられていた。登壇者のお二人からは、たとえ専門用語を使うとしても、親しみやすい装いや話し方を心がけることで聞き手の心理的抵抗をなくすことができる、との回答があった。ただし、客観性が求められる研究者には自分の個性を出すのが難しいというジレンマもあり、なかなか一筋縄ではいかない問題であるように感じられた。

また、漫画・アニメ・ゲーム等サブカル作品を通じたアウトリーチや、クリエイターとの協働に力を入れたいという話題も上がった。作品を通じて歴史に興味を持つ人々も多く、視聴者コメントでも「この作品の解説をしてほしい」といった具体的な意見が多数寄せられた。歴史に取材した創作作品を研究者が監修・解説することは、学術的成果を広く共有できるだけでなく、創作の限度を超えた不正確な歴史認識が広まることを防止する効果もある。しかし、それが学問から創作活動への「介入」や「圧力」だと考えられてしまっては本末転倒だろう。もし研究者と創作者の協働がネガティブに受け止められる恐れがあるのだとすれば、その誤解を解いていく必要がある。吉田氏からの趣旨説明とも繋がるが、歴史と物語は相容れないものではなく、歴史は専門家の専有物ではない、ということもまた発信していかなければならないだろうと感じた。

本企画では沢山のお話を伺うことができたが、特に重要な点として共有されていたのは①専門性とわかりやすさのバランス、②メディアの拡張性、③創作作品との接続、の3点だったように思う。議論は終始和気藹々とした空気で進行しながらも、実践的なアドバイスも問題提起もあり、真摯で有意義な内容であった。登壇くださった藤村さん、ヒライさんと企画者の吉田さんにお礼申し上げたい。

当日のTwitterでのさまざまな反応は、こちらにまとめてあります。ぜひ併せてご覧ください。
【歴史家ワークショップ】配信時代のアウトリーチ

【参加者募集】Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 10(11/17 10:00–11:30)

歴史家ワークショップでは、11月17日(水)10:00~11:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 10」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日11:30~12:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

開催概要

日時|11月17日(水)10:00~11:30:セミナー/11:30~12:30:懇親会(任意参加)
ゲストスピーカー|アリサ・フリードマンさん(オレゴン大学教授)
ファシリテーター|藤本大士(学振PD・京都大学)
費用|無料
場所|Zoom を利用したオンライン開催(リンクは、登録フォームにご記入のメールアドレスへイベント当日の朝に送付します)
登録参加登録フォーム

※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。

このセミナーでは、歴史学分野を中心に活躍する研究者から外国語(もしくは非母語)での執筆経験談を共有していただくことで、「外国語での論文執筆における壁」を乗り越えるヒントの得られる場を提供することを目的としています。具体的には、外国語での論文執筆にさいして実践している工夫から、博士論文・単著・編著の一章分など異なるフォーマットの書き分け方まで、スピーカーの体験にもとづいたスキル面の情報提供をおこないます。それだけでなく、国外の出版社からの出版、留学、研究の進め方、国際学会でのネットワーキングなど、外国語(もしくは非母語)での論文執筆に関わる経験談もお話しいただきます。最後に、質疑応答や懇親会をつうじて、参加者のみなさんと外国語(もしくは非母語)での執筆にかんする悩みや体験談を共有することで、この問題についての理解を深め、実践のための知恵を蓄積することをめざしています。

今回は、オレゴン大学教授のアリサ・フリードマン(Alisa Freedman)さんをお招きし、藤本大士(学振PD・京都大学)がファシリテーションを担当します。フリードマンさんのご専門は日本文学・文化・ジェンダー論で、 U.S.-Japan Women’s Journal の編集長をつとめています。今回は、英語を母語としない研究者が、英語の学術誌に投稿する際に注意すべきことなどについて、研究者の視点からのみならず、学術誌の編集者の立場からも、ざっくばらんにお話しいただきます。ゲストスピーカーの講演は英語でおこなわれますが、適宜、日本語への通訳をおこないます。

ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

スピーカー・プロフィール

アリサ・フリードマン Alisa Freedman(大学ホームページ

主要業績
Alisa Freedman, Tokyo in Transit: Japanese Culture on the Rails and Road (Stanford University Press, 2010).
Alisa Freedman, Japan on American TV: Screaming Samurai Join Anime Clubs in the Land of the Lost (Columbia University Press, 2021).
Alisa Freedman, Laura Miller, and Christine R. Yano, eds., Modern Girls on the Go: Gender, Mobility, and Labor in Japan, and Introducing Japanese Popular Culture (Stanford University Press, 2013).

シカゴ大学でM.A.およびPh.D.を取得。現在、オレゴン大学教授。研究関心は近代日本文学、ポップカルチャー、若者文化、映像メディア、デジタル文化、都市文化、ジェンダーなど多岐にわたり、これまでに2冊の単著書籍、2冊の共著書籍、25本以上の論文を出版している。英語圏の代表的な日本女性研究雑誌である U.S.-Japan Women’s Journal(『日米女性ジャーナル』)の編集長をつとめており、日米双方の学術研究のスタイルに精通している。アウトリーチ活動にも積極的で、アニメや日本の文化に関するイベントなどでもしばしば招待講演をおこなっており、2018年にはTEDxFulbrightにおいて “How Japanese Exchange Students Shaped Japan’s Postwar Development”(「戦後の女性​留学生の力」)というプレゼンテーションをおこなった。

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。

懇親会は Wonder というサイトを通じて開催予定です。パソコンからのみアクセス可能で、スマートフォン・タブレット端末からはアクセス出来ないためご注意ください。

ご質問などございましたら、こちらまでお気軽にご連絡ください。

Front Runner Series 企画運営:藤本大士(学振PD・京都大学)
front.runner.series@gmail.com

【開催告知】第14回 Research Showcase 開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語で簡潔に研究のエッセンスを発表するイベント、Research Showcase を2016年より継続して開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語で学術的なコミュニケーションを実践できる場をつくっています。

第14回となる今回は前回と同じくオンライン(Zoom)で、2021年11月9日と10日に2日間にわたって開催いたします。ひろく歴史分野に携わる研究者から発表を募った結果、中世から現代まで、非常に多岐にわたるトピックの報告が集まりました。当日は、Nathan Hopson先生(ベルゲン大学/近現代日本史・科学史)と谷本雅之先生(東京大学/近代日本史・経済史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス近現代史・医学史)が運営を務めます。英語での質疑応答スキルの向上、また学際的・国際的交流をめざす全ての歴史研究者の参加をお待ちしております!

参加をご希望の方は、11月8日(月)までに参加申込フォームに必要事項をご記入くださいますようお願いいたします。追って参加用Zoomミーティングルームのリンクをお送りいたします。

※ 通信環境の関係上定員を設けますので、場合によっては参加いただけないことがあります。あしからずご了承ください。

日時: 2021年11月9日(火)、10日(水)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会場: オンライン(Zoom)
司会横江良祐(東京大学)
コメンテーターNathan Hopson(ベルゲン大学)、谷本雅之(東京大学)
使用言語: 英語
参加費: 無料
ポスター: こちらからダウンロードください
参加申込フォーム (English included):https://forms.gle/sMK4Qn5TJHxTuHR6A
問い合わせ先: 事務局担当 hw.research.showcase@gmail.com

Program

DAY 1 – 9 November 2021

17:00-17:15 – Opening Remarks

17:15-18:00 – Panel 1 Presentations

趙亜男 Yanan Zhao | University of Tokyo
The Formation of Wabi-cha and the Impacts of Japan’s Foreign Trade with Korea and the Ming Dynasty

新田さな子 Sanako Nitta | Kyoto University
Writing the History of Kett’s Rebellion: The Gentry’s Perceptions of Revolt in Tudor England

木内翔 Sho Kiuchi | Nanzan University
John Henry Newman and the Radicalisation of Liberal Catholic Intellectuals in Mid-Victorian England: The Case of The Rambler

18:00-18:20 – Break

18:20-19:05 – Panel 2 Presentations

北川涼太 Ryota Kitagawa | Hiroshima University
Technological Progress, the Royal Navy, and the Significance of Engineer Officers in the Late Nineteenth Century

村上愛 Megumi Murakami | Northwestern University
Cooperation for Infectious Disease Control and Public Announcement by Experts in 1940s Japan and the United States: An Approach in Game Theory

五十嵐英梨香 Erika Igarashi | University of Tokyo
The Impact of the Gender Imbalance on Marriage and Birth: Evidence from World War II in Japan

19:05 – End of First Day


DAY 2 – 10 November 2021

17:00-18:00 – Panel 3 Presentations

龔氷怡 Bingyi Gong | Osaka University
The Mission of Reconciliation: American Quakers and U.S.-China Relations in the Cold War

森江建斗 Kento Morie | Kyoto University
Inter-urbanization Processes between Tokyo and New York in the 1960s: Sister City Affiliations and the Changing Perception of Urban Problems

奈須野文槻 Fuzuki Nasuno | University of Tokyo
The Implementation of Computers in Japanese Hospital Management around the 1970s

趙勝新 Cho Sungshin | Kyoto University
Shipping Specialization in East Asia: The Case of Imabari City after the 1970s

18:00-18:20 – Break

18:20-19:05 – Panel 4 Presentations

佐藤雪絵 Yukie Sato | Waseda University
British Opinion and South Korean Politics: The Gwangju Uprising (1980) through the Lens of the UK Foreign and Commonwealth Office

小嶌真由香 Mayuka Kojima | University of Tokyo
The Origins of the Newspaper Home Delivery System as an Information Infrastructure in Contemporary Japan

エリック・ホイッスラ Eric Häusler | Sophia University
Cities Shape Global History: Tokyo, New York, and Zurich in the 1960s

19:05-19:25 – Closing Remarks by the Commentators

19:25-19:35 – Break

19:35-19:45 – Announcement of the Prize Winner

【International Conference】Health, Body, and the Profit Motive: Medicine as a Business in History – Open for Registration

A free online conference organised by the Historians’ Workshop, the Political Economy Tokyo Seminar (PoETS), and the University of Tokyo Graduate School of Economics, to be held live via Zoom. Please register via this link.

Friday 19 – Saturday 20 November 2021, 5~9:45pm (Japan Standard Time)

This conference explores medicine’s co-dependent relationship with business and capitalism. Commentators past and present have viewed medicine as a ‘public good’ that risks becoming inefficient or undersupplied when exposed too much to market competition. However, across different historical and regional contexts, forces of self-interest and the profit motive have consistently shaped matters pertaining to our health and body, often to a surprising degree. In a recent discussion piece in the Bulletin of the History of Medicine (2020), Christy Ford Chapin points to intersections where both medical historians as well as economic and business historians have, often unknowingly, made huge strides in one another’s research themes. This two-day event aims to identify these intersections and interrogate what they mean to our understanding of medical knowledge and practice. 

The Historians’ Workshop is proud to host this English-language symposium at the University of Tokyo Graduate School of Economics. We will take registrations until 17 November 2021 via this link.

Dates: Friday 19 – Saturday 20 November, 5-9:45pm (JST)
Deadline for Registration: 17 November 2021
Registration Link: https://forms.gle/cfofof7MU6iCp6yVA
Location: Online (Zoom)
Language: English
Participation: Free
Full Programme: link
Twitter Hashtag: #HealthBodyProfit2021

If you have any questions, please email Ryosuke Yokoe at medicine.as.business.2021@gmail.com

Conference Programme

DAY 1 – Friday 19 November 2021

17:00 – Introduction by Ryosuke Yokoe (15 min)

17:15 – Panel 1 – Marketing, Retail, and Consumerism (90 min)

Lucas Richert (University of Wisconsin-Madison) – ‘Conscientious Guardian’ vs ‘Commercialized Jungle’: Pharmacists and Pharmacy Design in the Postwar United States

Elsa Richardson (University of Strathclyde)- Edwardian Wellness: Eustace H. Miles and the First Health Food Empire

Jinghong Zhang (University of California Santa Cruz) – The Boom of the Dental Market: State Capitalism and the Development of Dentistry in China, 1978-2021

18:45 – Break (15 min)

19:00 – Panel 2 – Special Panel: Business, the Profit Motive, and Health Policy in Postwar Britain (90 min)

Sally Sheard (University of Liverpool) – Economists, Politicians and the Creation of a New Political Economy of Health

Philip Begley (University of Liverpool) – Management Consultants and Britain’s National Health Service

Paul Atkinson (University of Liverpool) – The Politics of Medicines: Where Pharma Meets the Regulator

20:30 – Break (15 min)

20:45 – Plenary Presentation (60 min)

Pierre-Yves Donzé (Osaka University) – Capitalism and Global Health in Modern History

21:45 – End of Day 1


DAY 2 – Saturday 20 November 2021

17:00 – Panel 3 – Pharmacists and the Pharmaceutical Industry (90 min)

Hoi-Eun Kim (Texas A&M University) – Adulterated Intermediaries: Peddlers, Pharmacists, and the Patent Medicine Industry in Colonial Korea (1910–1945)

Carsten Timmermann (University of Manchester) – Commerce and Chemotherapy: Cancer and the Pharmaceutical Industry

Reiko Kanazawa (Nagoya University) – Pricing Retrovir: Shifting the Dialogue on Drug Access from Safety to Cost in the First Successful AIDS Treatment (1987-1991)

18:30 – Break (15 min)

18:45 – Panel 4 – Capitalism and its Discontents (70 min)

Edoardo Pierini (University of Geneva) – The Medicalization of Life and the Roots of Good Health as a Business

Paloma Fernández Pérez (University of Barcelona) – Traditional Values in a Capitalist World: the Physicians Union (Sindicat de Metges) of Catalonia, 1920-1936

(Cancelled) Max Hodgson (University of Warwick) – ‘Competing for Health’: Prison Earning Schemes, Power Relations, and Inmate Health in Britain, 1929-1948

19:55 – Break (15 min)

20:10 – Concluding Thoughts by Daiji Kawaguchi (University of Tokyo) & Discussion with Pierre-Yves Donzé (50 min)

21:00 – Virtual Wine Reception on Wonder.me (only accessible via internet browser)

Featured Image – Jos van Brée (1860), ‘interior of a pharmacy, with four figures’, oil painting, Wellcome Collection