【参加者募集】スキル・ワークショップ「歴史地図を描く—研究発表に使える作画法—」開催のお知らせ

歴史家ワークショップでは、7月27日(火)にスキル・ワークショップ「歴史地図を描く—研究発表に使える作画法—」を開催いたします。本イベントでは、歴史地図の描き方を、『旧ドイツ領全史』(パブリブ)著者の衣笠太朗先生(秀明大学)に、オンラインにてレクチャーしていただきます。歴史学を専攻する大学生・大学院生だけでなく、ひろく歴史に興味のある方に向けた内容になっております。

当日は、企画者の吉田による司会進行のもと、講師の衣笠先生から、フリーデータ&フリーソフトを使った歴史地図の作成方法をお教えいただきます。あなたも「自分の研究にぴったり」な歴史地図を描いてみませんか?

開催概要

日程|7月27日(火)19時〜(18:45~入室可)
場所|Zoom開催。URLは申し込み後に参加者に連絡します。
言語|日本語
参加費|無料
参加申込フォームhttps://forms.gle/jp9o5gCuy49LH1xc7
登録締め切り|7月20日(火)

講師プロフィール

衣笠太朗|秀明大学 学校教師学部 助教
著書:『旧ドイツ領全史―「国民史」において分断されてきた「境界地域」を読み解く』(パブリブ、 2020年8月)

企画・司会|吉田瞳(京都大学大学院文学研究科博士後期課程・ドイツ中近世史)
連絡先|inkaffeepause☆gmail.com (☆を@に変えてください)

【開催告知】第13回 Research Showcase 開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語で簡潔に研究のエッセンスを発表するイベント、Research Showcase を2016年より継続して開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語で学術的なコミュニケーションを実践できる場をつくっています。

第13回となる今回は前回と同じくオンライン(Zoom)で、2021年7月28日と29日に2日間にわたって開催いたします。ひろく歴史分野に携わる研究者から発表を募った結果、縄文時代から現代まで、非常に多岐にわたるトピックの報告が集まりました。当日は、金沢百枝先生(多摩美術大学/西洋中世史・ロマネスク美術史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス近現代史・医学史)が運営を務めます。英語での発表スキルの向上、また学際的・国際的交流をめざす全ての歴史研究者の参加をお待ちしております!

参加をご希望の方は、7月26日(月)までに参加申込フォームに必要事項をご記入くださいますようお願いいたします。追って参加用Zoomミーティングルームのリンクをお送りいたします。

※ 通信環境の関係上定員を設けますので、場合によっては参加いただけないことがあります。あしからずご了承ください。

日時: 2021年7月28日(水)、29日(木)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会場: オンライン(Zoom)
司会古川萌(東京大学)
コメンテーター金沢百枝(多摩美術大学)
使用言語: 英語
参加費: 無料
ポスター: こちらからダウンロードください 【ポスター】【プログラム】
参加申込フォーム: https://forms.gle/vH4gASMVya3yrt8b7
English Registration Form: https://forms.gle/PE4uubgyeJVHwCYA7
問い合わせ先: 事務局担当 hw.research.showcase@gmail.com

Program

DAY 1 – 28 July 2021

17:00-17:10 – Opening Remarks

17:10-18:10 – Panel 1 Presentations

西原和代 Kazuyo Nishihara | Kyoto University
Tracing Land Management Strategies through Jomon Basket Weavers in Neolithic Japan

高語莎 Yusha Gao | Ritsumeikan University
Rethinking the Reception of Chen Rong’s Dragon Paintings in Medieval Japan

鶴田想人 Soto Tsuruta | University of Tokyo
Why Did Western Herbalism Decline? An Agnotological Approach to Early Modern Science

古月翔矢 Shoya Fugetsu | Kyoto University
Shipbuilders and the Royal Navy: Private Contractors and British Maritime Hegemony in the Long Eighteenth Century

18:10-18:30 – Break

18:30-19:30 – Panel 2 Presentations

早川萌 Mei Hayakawa | Independent scholar
An Illusion Made Possible by Technology: Ilya Repin’s Sadko in the Underwater Kingdom (1876) and Early Aquariums in Western Europe

安斎篤人 Atsuto Anzai | University of Tokyo
Jewish Peri-urban Agriculture and Ethnic Marketing in Galicia, 1867-1939

梅田建人 Kento Umeda | University of Tokyo
The Political Idea of the National Health Insurance: A Strategic Realization of the Social Reform in Early Twentieth-Century Britain

髙澤廣行 Hiroyuki Takazawa | University of Tsukuba
A Turning Point for Japanese Collections in European Museums: The Revolutionary Perspective of the Collection of Adolf Fischer in the Early Twentieth Century

19:30 – End of First Day


DAY 2 – 29 July 2021

17:00-18:00 – Panel 3 Presentations

ザヘラ・モハッラミプール Zahra Moharramipour | University of Tokyo
Setting the Boundaries of the Orient: The Idea of Persia as Represented in the 1928 Keimeikai Exhibition of Oriental Art

二宮望 Nozomu Ninomiya | Kyoto University
Glorifying the Heroic Past: Percy Ernst Schramm’s Study of the Image of Otto III at the Dawn of Totalitarianism

カミラ・トレス・ビアンチニ Camila Torres Bianchini | Nara Women’s University
Ueshiba Morihei’s Theory on Martial Arts and the Formation of Aikido in 1930s Japan

城﨑有沙 Arisa Jozaki | Iuav University of Venice
Collaboration between Artists and Architects in Interwar Venice: A Reconsideration of the Project for Cinema San Marco

18:00-18:20 – Break

18:20-19:20 – Panel 4 Presentations

横井謙斗 Kento Yokoi | University of Tokyo
The Introduction and Early Use of Vacuum Tubes by the Imperial Japanese Army

杉浦黎 Rei Sugiura | University of Tokyo
Languages, Borders, and Landscapes: A Sociolinguistic Case Study of Strasbourg

武梦茹 Mengru Wu | Kyushu University
Portraits of Women as a Crosspoint of Cultures: The Analysis of Chinese Female Oil Painter Guan Zilan

沼田彩誉子 Sayoko Numata | Toyo University
Beyond ‘Returning to Turkey’: Narratives of Multiple ‘Homelands’ by East Asian-born Tatar Migrants

19:20-19:40 – Closing Remarks by the Commentator

19:40-19:50 – Announcement of the Prize Winner

【参加者募集】オンラインミートアップシリーズ Coffee Time Series 第5回「あなたの研究を3分で」7/23 (金) 18:00-

2021年7月23日(金)日本時間18時から、歴史家ワークショップ主催のオンラインミートアップシリーズ ‘Coffee Time Series’ の第5回を開催します。本シリーズでは、気軽に研究の楽しさや研究にまつわる悩みを共有し助け合える場を作ろうと、国内外の博士課程に在籍する8人の大学院生とポスドクが中心となって運営を行なっています。一連のイベントを通じて、孤独に研究する大学院生・研究者が分野を横断して集まることができ、またアカデミアの外にいる方々とも人間的なつながりを構築することができればと願っています。

第5回となる今回は、「あなたの研究を3分で」をテーマに、槙野翔(トリニティ・カレッジ・ダブリン)がファシリテーションを担当し、大学院生およびキャリア初期の研究者の方々にご自身の研究を短く紹介いただき、フロアとの質疑応答を行っていただきます。スピーカーのみなさんには通常の研究発表とは異なり、3分で・簡単に・噛み砕いて研究を紹介していただきます。英語で行う同様の取り組みとして、Three Minutes Thesis (3MT)というイベントが世界各地で開催されており、日本でも毎年開かれています。以下を参照して、ぜひスピーカーとしての参加をご検討ください。(参考:東京大学での3MT https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0508_00001.html

今回のイベントでは、専門外の聴衆に、日本語でご自身が行っている研究をわかりやすく伝えることで、研究の面白さをシェアする事のできる機会にしたいと考えています。みなさんの研究のお話をぜひ聞かせてください。

スピーカー募集要項
日時|7月23日(金)18:00-19:30 (スピーカーの発表と質疑応答)/ 19:30-20:00(懇親会)(いずれも日本時間)
場所|オンライン開催(Zoom使用)
費用|無料
フォーマット|1人あたり、発表3分+質疑応答3分程度
使用言語|日本語
応募条件|大学院生からポスドクまでの歴史研究者
募集人数|10名程度 
応募方法|6月25日(金)日本時間20時までに、下記の応募フォームから応募ください。
応募フォーム|https://forms.gle/AeR6GeWU8hdKadcS9

【参加者募集】Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 8(7/15 17:00-18:30)

歴史家ワークショップでは、7月15日(木)17:00~18:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 8」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日18:30~19:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

開催概要

日時|7月15日(木)17:00~18:30:セミナー/18:30~19:30:懇親会(任意参加)
ゲストスピーカー中尾沙季子さん(京都精華大学国際文化学部・専任講師)
ファシリテーター山田智輝(京都大学・博士後期課程)
費用|無料
場所|Zoom を利用したオンライン開催(リンクは、登録フォームにご記入のメールアドレスへイベント当日の朝に送付します)
登録https://forms.gle/Tvo29dS1u8jz3yYL7
※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。

このセミナーでは、とくに歴史学分野で活躍するノンネイティヴの若手研究者から外国語での執筆経験談を共有していただくことで、「外国語での論文執筆における壁」を乗り越えるヒントの得られる場を提供することを目的としています。具体的には、外国語での論文執筆にさいして実践している工夫から、博士論文・単著・編著の一章分など異なるフォーマットの書き分け方まで、スピーカーの体験にもとづいたスキル面の情報提供をおこないます。それだけでなく、国外の出版社からの出版、留学、研究の進め方、国際学会でのネットワーキングなど、外国語での論文執筆に関わる経験談もお話しいただきます。さらに、質疑応答や懇親会をつうじて、参加者のみなさんと外国語での執筆にかんする悩みや体験談を共有することで、この問題についての理解を深め、実践のための知恵を蓄積することをめざしています。

今回は、京都精華大学国際文化学部・専任講師の中尾沙季子さんをお招きし、山田智輝(京都大学・博士後期課程)がファシリテーションを担当します。フランス語での論文執筆・投稿における目標や工夫・苦労、フランスでの博士論文執筆のご経験、アカデミック・キャリアのあゆみなどについて、ざっくばらんにお話いただきます。

ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

スピーカー・プロフィール

中尾沙季子リサーチマップ
京都精華大学国際文化学部グローバルスタディーズ学科・専任講師
フランス国立社会科学高等研究院博士課程修了、博士(歴史学)
専門分野は、西アフリカ現代史、広域フランス語圏地域文化研究
おもな研究テーマは、アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、カリブ海地域のアフリカ系といわれる人びとのアイデンティティの形成過程

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。当日参加できないという方も、上記のフォームから参加登録していただけますと、当日の配付資料のうち、スピーカーの了解が得られた部分を抜粋してお送りいたします。

【発表者募集】第13回リサーチ・ショウケース開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語での学問的コミュニケーション実践の場をつくっています。

第13回となる今回は前回と同じくオンラインで、2021年7月28日と29日に2日間にわたって開催されます。金沢百枝先生(多摩美術大学/西洋中世史・ロマネスク美術史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。英語での発表スキルの向上をめざす全ての歴史研究者に開かれた会にするため、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・社会経済史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時 : 2021年7月28日(水)、29日(木)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場 : オンライン(Zoom)
司  会 : 古川萌(東京大学)
コメンテーター: 金沢百枝(多摩美術大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語 : 英語
応募条件 : 大学院生からポスドクまでの歴史研究者
募集人数 : 16名程度
参加費  : 無料
ポスター : こちらからダウンロード
応募方法 : 発表希望者は、2021年5月19日(水)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URL   : https://forms.gle/txYEgMemtgFHSDPKA 

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)国際的なセミナーの雰囲気
日本国内の研究会の雰囲気と国際学会やセミナーのそれとは、発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、大きくことなる場合もあります。若手の段階から国際的な雰囲気を体感することで、自信をもって国際的な舞台にたつことができるようになります。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場が国内にもあることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない英語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

金沢百枝(多摩美術大学)
古川萌(東京大学)
横江良祐(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com

【参加者募集】Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 7(5/20 17:00-18:30)

歴史家ワークショップでは、5月20日(木)17:00~18:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 7」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日18:30~19:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

開催概要

日時|5月20日(木)17:00~18:30:セミナー/18:30~19:30:懇親会(任意参加)
ゲストスピーカー仲田公輔さん(岡山大学社会文化科学学域/文学部・講師)
ファシリテーター大津谷馨(リエージュ大学・博士課程)
費用|無料
場所|ZOOMを利用したオンライン開催(リンクは、登録フォームにご記入のメールアドレスにイベント当日の朝に送付します)
登録https://forms.gle/AAiGWg1HyaFhw8Us5
※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。

このセミナーでは、特に歴史学分野で活躍するノンネイティブの若手研究者に外国語での執筆経験談を共有していただくことで、「外国語での論文執筆における壁」を乗り越えるヒントの得られる場を提供することを目的としています。具体的には、外国語での論文執筆に際して実践している工夫から、博士論文・単著・編著の一章分など異なるフォーマットの書き分け方まで、スピーカーの体験に基づいたスキル面の情報提供を行います。それだけでなく、国外の出版社からの出版、留学、研究の進め方、国際学会でのネットワーキングなど、外国語での論文執筆に関わる経験談もお話しいただきます。さらに、質疑応答や懇親会を通じて、参加者のみなさんと外国語での執筆に関する悩みや体験談を共有することで、この問題についての理解を深め、実践のための知恵を蓄積することを目指しています。

今回は、岡山大学講師の仲田公輔さんをお招きし、大津谷馨(リエージュ大学・博士課程)がファシリテーションを担当します。英語での論文執筆・投稿における目標や工夫・苦労、イギリスでの博士論文執筆のご経験と単著出版に向けたプロセス、院生・キャリア初期研究者中心のワークショップを元にした編著出版への参加、英語や日本語で出版された学術論文と博士論文との関係などについて、ざっくばらんにお話いただきます。ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

スピーカー・プロフィール

仲田公輔(リサーチマップ
岡山大学社会文化科学学域/文学部講師(2020年~)。2012年、東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。2020年、セント・アンドルーズ大学歴史学部博士課程修了。PhD(History)。研究関心は、①ビザンツ帝国のアナトリア東部境域統治、②ビザンツ統治時代アルメニアにおける社会・文化の変容、③ビザンツの外交・他民族統治におけるキリスト教文化(特に聖人崇敬)の利用。主な論文に、Uxtanes of Sebasteia and Byzantine Armenian Relations in the Tenth Century, Revue des Études Arméniennes 38 (2018/9), pp. 167-194など。

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。

日本西洋史学会ワークショップ「日本の大学で西洋史学を教える——教室での実践から——」のお知らせ

来る2021年5月15日・16日に開催される第71回日本西洋史学会(武蔵大学・オンライン開催)にて、本会執行部員の高橋亮介さんが企画したワークショップ「日本の大学で西洋史学を教える——教室での実践から——」がおこなわれます。

ワークショップ概要

趣旨説明:高橋亮介(東京都立大学)
実践例の報告:森谷公俊(帝京大学)、八谷舞(亜細亜大学)
コメント:津田拓郎(北海道教育大学旭川校)

本ワークショップでは、大学で西洋史を教えるにあたって、学生に何を伝え、何を学んで欲しいと考えているのか、いかなる工夫をし、いかなる悩みを抱えているのかを率直に話し合い、意見交換することを目的としています。

これまで西洋史学会のシンポジウムでは歴史教育がたびたび取り上げられてきましたが、大学の教壇に立つのを日常とし、あるいは教育に携わる職に就くことを希望する西洋史研究者が実際にどのような授業を行い目指すのかについて、公の場で語る機会は多くありませんでした。また大学ごとに設けられるFD研修では特定の分野に固有の問題を掘り下げることが難しいという問題もあります。したがって専門を同じくする研究者が集まる学会で授業実践について話し合うことに意味はあるでしょう。

西洋史学を学ぶ意義は、学問への熱意を持つ学生たちだけなく、異文化への漠然とした憧れを抱いて教室にやってくる学生、卒業要件という外的な要請から履修する学生たちに対して、どのように説明されるのでしょうか。授業の内容や目的、受講生の学年によって、異なる説明や評価がなされることもあるでしょう。大学教育のなかで様々に位置づけられる西洋史を教えるにあたって、私たちは何を伝えようとし、どのように授業を組み立て、どのような観点から評価しているのでしょうか。

本ワークショップでは、卒業論文執筆を含めた史学科での専門教育、初等中等教育に携わろうとする学生を対象とする教員養成課程、大学で唯一西洋史を学ぶ機会となるかもしれない教養科目の担当者という異なる立場にある教員から日々の実践についてお話しいただき議論の糸口とします。まず『学生をやる気にさせる歴史の授業』(青木書店、2008年)などにより授業実践の紹介と授業改善への提言をしている森谷公俊氏(帝京大学文学部)と、海外留学、高等学校・大学での非常勤講師、助教職を経て、現在講師として西洋史を担当している八谷舞氏(亜細亜大学法学部)から話題提供を、続いて津田拓郎氏(北海道教育大学旭川校)から教員養成課程の事情も踏まえたコメントをいただき、フロアからの意見を募ります。

参加申込

詳細および参加申込は、日本西洋史学会オフィシャルサイトをご参照ください。

歴史家ワークショップ憲章を策定しました

私たちの目標や価値、行動原則を言語化した「歴史家ワークショップ憲章」を公開します。

2016年5月に歴史研究者有志の思いから生まれた歴史家ワークショップの活動は、今年5周年を迎えます。コロナ禍のような未曾有の課題に立ち向かう時、社会には「歴史的思考」が不可欠です。過去を振り返り、良いことは学び、過ちは繰り返さないよう思考し行動することの価値と必要性が、実感を伴って受け継がれていく社会。歴史的背景を考えることが汎用性の高いスキルの一つとして認知され、奨励され活用される社会。そのような社会の実現を、私たちはめざしています。

歴史的思考を鍛え社会に提供する歴史学の分野で国際的にも活躍できる人材を育成するため、私たちは大学生・大学院生や若手研究者が実践的な訓練を積む場を設け、「あったらいいな」と考える企画の実現を後押しするための組織化を進めてきました。時限的・属人的なノウハウや財源に制約されず、アカデミア内外の多くの人びと同志の共感と協働の中で本活動を継続していくために、歴史家ワークショップの目標や価値、行動原則を言語化し、今後の活動の中・長期的指針とすることにしました。そしてこの度策定されたのが「歴史家ワークショップ憲章」です。

憲章の作成のために、歴史家ワークショップの運営に参画している大学院生・博士研究員から起草メンバーを募りました。赤﨑眞耶、市川佳世子、稲垣健太郎、峯沙智也、森江建斗、安平弦司の各氏、そして事務局の古川萌と山本浩司が中心となり、ファシリテーター井口奈保氏のリードの下で半年間議論を重ね叩き台を作成しました。この度公開する憲章は、講談社の丸尾宗一郎氏に編集者としてのご意見を頂いた上で、さらに多くの運営メンバーにより議論・修正され、承認されたものです。本会の理念であるフラットなコミュニケーションが憲章の起草にも反映されています。

本活動に関心をお持ちいただき、新たにご参加・ご協力くださる方々のための文章も、近日中に公開予定です。本憲章が、さらに多くの方に歴史家ワークショップとその理念をご理解いただくことにつながりましたら幸いです。

歴史家ワークショップ憲章
https://historiansworkshop.org/our-principles/

最近の活動事例

リサーチ・ショーケース
https://historiansworkshop.org/category/research-showcase/

日本史史料英訳ワークショップ
https://historiansworkshop.org/2020/12/10/translationworkshop-meiji-materials/

連続講座『伝記の読み方を考える』(記録動画あり)
https://historiansworkshop.org/category/other-event/public-engagement/

Front Runner Series
https://historiansworkshop.org/2021/01/05/front-runner-series-6/

Coffee Time Series
https://historiansworkshop.org/2020/11/25/coffee-time-series-3/

史料読解ワークショップ
https://historiansworkshop.org/2020/09/05/minute-workshop/

Self Care and Peer Support Workshop (記録動画あり)
https://historiansworkshop.org/2020/10/23/video-self-care-and-peer-support-workshop/