2022年10月8日(土)に日本科学未来館で開催されたイベント「科学とジェンダーステレオタイプ~未来の科学をどうつくる?」に協力しました。
科学は客観的な手法なのだからだれがやっても同じ――そう思っていませんか? 科学とは、実はそのときの「もっとも確からしい」手法で世界を把握しようとする営みです。そうした科学的手法が生み出す知識も、ひょっとしたら社会にあるバイアスや紋切り型(ステレオタイプ)を知らぬうちに反映しているかもしれません。
本イベントでは以上のような観点を踏まえながら、認知心理学がご専門の四本裕子氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)、経済史・経営史研究者の山本浩司(歴史家ワークショップ代表)、そして、科学史がご専門の小川眞里子氏(三重大学名誉教授、東海ジェンダー研究所理事)の3名がそれぞれの事例を紹介し、認知バイアスやステレオタイプとどう向き合っていったらよいのかを参加者のみなさんとともに考えました。当日の模様をぜひご覧になってください。
わたくしども歴史家ワークショップ事務局も日頃からジェンダーに関する取り組みに意識的でありたいと思います。本イベントを企画してくださった日本科学未来館 科学コミュニケーターの田中沙紀子さんに心より感謝いたします。