一次史料を読む際にどのようなことに気を付ければいいのか。そして、どのようなことを読み取ることができるのか、できないのか。この問いは、歴史学に関心をもつ多くの人が抱える難問でしょう。
たしかに、「この史料にこういう記述があるから、こういった出来事・言説があったと言える!」と短絡的に結論づけて良いと考える人は多くないかもしれません。しかし、史料のひもとき方・読み解き方について、集中的に、大学・学部の垣根を超えて議論する機会はまだ乏しいのではないでしょうか。
史料読解ワークショップでは、多様な分野の研究者と一緒に実際の一次史料の読解に取り組みます。参加者がふと立ち止まって「史料の読み方」や「史料とは何か」を考え、過去の史料を読み解く楽しさと難しさに触れる機会を提供します。
史料読解ワークショップ最新情報
過去の開催
史料読解ワークショップ ~裁判記録とラブレター~
講師:藤野裕子(東京女子大学)、小野寺拓也(東京外国語大学)
企画:中山恵(東京女子大学)
2019年7月8日
史料読解ワークショップ:議事録編「議事録の内と外を読む」
講師:山本浩司(東京大学)、飯田洋介(岡山大学)
企画:峯沙智也(東京大学)
2020年10月2日
史料読解ワークショップ:言説編「書き手と読み手を読む」
講師:速水淑子(横浜市立大学)、中島浩貴(東京電機大学)
企画:峯沙智也(東京大学)
2022年2月19日・3月12日