歴史家ワークショップでは、日本の歴史学研究者の国際的発信力を高め、国際的なアカデミズムの世界で通用する人材の育成に力を入れています。その一環として、若手研究者国際交流事業を今年度に実施します。経済史、経営史、経済思想史、日本史、東洋史、西洋史等の歴史学全般の若手研究者を対象とします。
本国際交流事業は、派遣若手研究者が、国際会議と研究現場(現地での史料調査を含む)を体験するとともに、各自の研究テーマについて海外の研究者と学術的な交流を行うことにより、国際的視野を有する研究成果に資することを目的としています。また、この派遣を通して、国際会議での研究発表のノウハウなどが、歴史家ワークショップを通じて日本国内の研究者に共有されることも期待しています。
公募詳細・申請方法は以下の通りとなります。
ご自身の研究を国際的な研究の中に位置付け、研究成果を発信していきたいという方々をサポートいたします。ご興味のある方のご応募をお待ちしています。
1. 公募要項
■応募資格:日本の大学等研究機関に属する博士課程に所属する*大学院生、あるいは博士号取得3年以内の若手研究者 (ただし、歴史家ワークショップの活動に参加経験があるか、参加予定のあるものを優先します)
* 修士課程の方もご応募ください。
■募集人員:若干名
■派遣期間:採用決定後から2020年2月29日まで。滞在日数は2週間まで。2020年2月中に必ず帰国すること。
■補助対象:往復交通費のみ支給する。一件の申請の支給額は25万を上限とし、実費分の支給とします。なお、訪問場所に関しては申請時からの変更は認められません。
■補助の対象となる活動:
1.日本から海外へ渡航し、学会やセミナーなどで行う研究発表。
2.現地での史料調査。研究発表を行わない場合は現地研究者とのミーティングを必ず組むこと。
※帰国後も積極的に歴史家ワークショップのイベントに参加すること。
※海外留学・滞在中の学生あるいはポスドクが日本に一時帰国し、国際発信力強化、社会発信力強化、スキル共有いずれかのイベントを企画する場合は、「歴史家ワークショップの活動内容に即した企画案の公募」に応募してください。
2. 締切
2019年11月8日(金)17時
3. 選考と結果発表
・申請書類に対する歴史家ワークショップの運営委員の評価をもとに決定します。
・初めての①海外での研究報告、②史料調査、③海外研究者との交流に挑戦する申請を積極的に採用する。
・採否結果は、11月18日(月)までに申請者にメールにて連絡いたします。
4. 申請手続き
メール添付にて以下5点の書類を末尾メールアドレスまでお送りください。
①カバーレター(様式任意、A4に2ページ以内、申請者の研究の独自性と、研究進展のために海外渡航が必要である理由を簡潔に示すこと。)
②履歴書(様式任意)
③研究業績一覧(様式任意、A4判、刊行論文・書評、学会・研究会での発表題目、修士論文題目など)
④申請書(規定様式、A4に2ページ以内。書式ダウンロードはこちら。)
⑤参加予定の学会・セミナー・ミーティングのプログラム(様式任意、A4判)
<注意>
申請書受付の連絡は、申請担当者あてに電子メールで行います。応募書類が届いたらその旨を返信します。書類送付から3日(平日)以上経っても返信がない場合は、お問い合わせください。
5. 帰国後報告レポートと写真の提出義務(帰国後)
帰国後、1ヶ月以内に、以下の成果レポートと写真をメール添付にて、末尾メールアドレスまで提出してください。なお原則として、レポートは歴史家ワークショップのホームページに活動記録として掲載されます。
・成果レポート
(形式任意、1000字以上、得られた成果と現地研究者との交流の将来の展望を記すこと)
・研究発表や学会・セミナー・ミーティングの様子が分かる写真
6. 書類送付先・問い合わせ
rekishika.workshop@gmail.com