【開催告知】歴史エンタメの制作背景に迫る「ウラガワ!シリーズ」始動! 第1回「『セシルの女王』のウラガワ!」を生配信します

【開催告知】歴史エンタメの制作背景に迫る「ウラガワ!シリーズ」始動! 第1回「『セシルの女王』のウラガワ!」を生配信します

漫画、ゲーム、舞台、ドラマ、映画、小説……これらの作品の一大ジャンルとして欠かせないのが「歴史もの」です。史実とフィクションを織り交ぜて展開される物語は、これまで様々な作品を通じて、多くの人々を惹きつけてきました。

このような「歴史もの」は歴史研究と深い関係にあります。創作者はしばしば歴史研究者の研究成果を参照し、作品を作り上げる一方、監修に携わる歴史研究者にとっては、広い読者層に研究成果を間接的に還元できる場でもあります。また、歴史を題材にした作品を楽しむ人々のなかから、歴史に関心を持ち、歴史研究の道に足を踏み入れる人もいます。

創作者と監修者はどのように作品を作っているのか、歴史研究と歴史フィクションはどのようにお互いに影響を与えているのか、そんな「歴史もの」の「ウラガワ」を、歴史家ワークショップの「ウラガワ!」シリーズで一緒に探ってみませんか?

今回は、最近注目の漫画『セシルの女王』を取り上げます。16世紀イングランドで活躍した政治家ウィリアム・セシルが、未来の女王エリザベスと共に、激動のテューダー朝時代を生き抜く物語です。作者のこざき亜衣先生、編集者の生川遥さん、歴史監修の指昭博先生をゲストにお招きして、新田さな子(京都大学)がファシリテーションを担当し、歴史を題材にした作品の舞台裏や、歴史研究と歴史フィクションの関係に迫っていきます!

  • 下記の質問募集フォームから、登壇者の方々へのご質問を受け付けています。当日の質疑応答の際に、リアルタイムで受け付ける質問と一緒に取り上げる予定です。
  • 既刊のネタバレや、今後の展開に関わる史実の情報もトーク内容に含まれます。

開催概要

イベント名

『セシルの女王』のウラガワ!

開催日時

2023年3月3日(金)19:00-20:30

開催場所

オンライン生配信(YouTube)

参加費

無料

参加登録

不要

主催

歴史家ワークショップ

質問登録フォーム

ゲストへのご質問はこちらから。

3月3日(金)に開催する「『セシルの女王』のウラガワ!」にて、作者のこざき亜衣先生、編集者の生川遥さん、歴史監修の指昭博先生へのご質問をお書きください。イベント…
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ゲストプロフィール

こざき亜衣 Ai Kozaki

2007年『さよならジル様』でちばてつや賞一般部門大賞を受賞しデビュー。2011年より「週刊スピリッツ」にて『あさひなぐ』を連載開始。同作は2015年に第60回小学館漫画賞一般向け部門を受賞、2017年には舞台化・実写映画化もされた。9年半、全34巻の連載を経て、2021年「オリジナル」で『セシルの女王』連載スタート。

生川遥 Haruka Oikawa

2005年に小学館入社以来、週刊ビッグコミックスピリッツ編集部に15年間在籍。2020年、ビッグコミックオリジナル編集部に異動。スピリッツ時代の主な立ち上げ作に、浦沢直樹「あさドラ!」、ジョージ朝倉「ダンス・ダンス・ダンスール」、東村アキコ「雪花の虎」、真造圭伍「トーキョーエイリアンブラザーズ」など。現在は、「卑弥呼」(作:リチャード・ウー、画:中村真理子)、「出かけ親」(吉田戦車)、「セシルの女王」(こざき亜衣)、「ホロウフィッシュ」(むつき潤・オリジナル増刊で連載中)を担当。

指昭博 Akihiro Sashi  (researchmap)

神戸市外国語大学名誉教授。近世イギリス史が専門。著書に『イギリス宗教改革の光と影 メアリとエリザベスの時代』(ミネルヴァ書房、2010年)、『イギリス発見の旅 学者と女性と観光客』(刀水書房、2010年)、『キリスト教と死-最後の審判から無名戦士の墓まで』(中央公論社、2019年)など。

企画:新田さな子/吉田瞳
お問い合わせ:info@historiansworkshop.org