【発表者募集】第1回日本語リサーチ・ショウケース開催のご案内

【発表者募集】第1回日本語リサーチ・ショウケース開催のご案内

このたび歴史家ワークショップでは、第1回日本語リサーチ・ショウケースを開催する運びとなりました。日本語を母語とせずに、日本語を使って研究する歴史研究者を対象に、広く発表者を募集いたします。ご関心のある方はぜひご応募ください。

歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催してきました。毎回の参加者からは非常に好意的な感想をいただいており、近年は英語以外の言語でのリサーチ・ショウケースも開催しております。このたびは、日本への留学生向けに日本語でリサーチ・ショウケースをやってほしいという要望を受け、初のリサーチ・ショウケース日本語版の開催を決定いたしました。英語版と同じく、8分で発表+7分で質疑応答という形式を取り、発表者には事前に原稿へのフィードバックが提供されます。

本イベントはオンラインで、2022年2月21日と22日、2日間にわたって開催されます。茶谷さやか先生(シンガポール国立大学/近現代東アジア国際史)、ザヘラ・モハッラミプールさん(東京大学/日本近代美術史)、カミラ・トレス・ビアンチニさん(奈良女子大学/日本近代文化史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。歴史研究という範囲内であればジャンルを問わず、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・経済史・科学史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時: 2022年2月21日(月)、22日(火)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場: オンライン(Zoom)
司  会横江良祐(東京大学)、古川萌(東京大学)
コメンテーター茶谷さやか(シンガポール国立大学)、ザヘラ・モハッラミプール(東京大学)、カミラ・トレス・ビアンチニ(奈良女子大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語: 日本語
応募条件: 日本語を母語としないが、研究で日本語を使用する歴史研究者で、大学院生~ポスドクの者(*国籍不問)
募集人数: 12名程度
参加費: 無料
ポスター: こちらからダウンロード
応募方法: 発表希望者は、2021年12月29日(水)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URLhttps://forms.gle/Lgfa5WA1bKdFDMWC9

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます(博士取得者も発表者として募集しております)。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)実際のセミナーの雰囲気
発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、すべてを外国語でおこなうことで、練習の場でありながら実際の雰囲気を体感することができます。この経験を通して、自信をもって国際的な舞台に立つことができるようになるでしょう。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場があることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない言語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

茶谷さやか(シンガポール国立大学)
ザヘラ・モハッラミプール(東京大学)
カミラ・トレス・ビアンチニ(奈良女子大学)
古川萌(東京大学)
横江良祐(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com