【公開告知】歴史エンタメの制作背景に迫る「ウラガワ!シリーズ」第5弾!「超次元☆歴史実践のウラガワ!」を公開します

【公開告知】歴史エンタメの制作背景に迫る「ウラガワ!シリーズ」第5弾!「超次元☆歴史実践のウラガワ!」を公開します

漫画、ゲーム、舞台、ドラマ、映画、小説……これらの作品の一大ジャンルとして欠かせないのが「歴史もの」です。史実とフィクションを織り交ぜて展開される物語は、これまで様々な作品を通じて、多くの人々を惹きつけてきました。

このような「歴史もの」は歴史研究と深い関係にあります。創作者はしばしば歴史研究者の研究成果を参照し、一方、歴史研究者も作品を通して自身の研究成果を広く社会に還元することができます。さらに、歴史系コンテンツを楽しむ人々のなかには、歴史に関心を持ち歴史研究の道に足を踏み入れる人もいます。

歴史学と歴史系コンテンツは、お互いにどのように影響を与えあっているのか。「歴史もの」の舞台裏を、歴史家ワークショップの「ウラガワ!」シリーズで探ってみませんか?

第5回となる今回は「超次元☆歴史実践のウラガワ!」と題し、教育系歴史カードゲーム『ハイスト』の試みと、それを用いた歴史教育の可能性について議論していきます。『ハイスト』とは、「AIとなって復活した歴史人物を駆使して戦う」対戦型カードゲームで、「歴史を楽しく主体的に」学べるようにと、学生起業家の手によって作られました。

本イベントでは、この『ハイスト』を手掛ける株式会社Highsto代表である渡辺拓磨さんと、現職の国際バカロレア歴史教諭であり、同時に大学院で歴史実践のご研究にも従事されている徳原拓也さんをお招きし、最先端の歴史教育と脱文脈的な歴史ゲームによる doing history の可能性を議論していきます。歴史教育にご関心のある教育関係者や保護者の方から、歴史実践に興味のある方まで、幅広い方のご参加をお待ちしております。是非お楽しみください。

※本イベントはすでに収録済みの様子を公開します。リアルタイムのイベントではありません。

開催概要

イベント名

超次元☆歴史実践のウラガワ!

公開日時

2025年3月15日(土)21:00-

参加費

無料

参加登録

不要

場所

YouTube

企画

新田さな子(京都大学)/吉田瞳(京都大学OG)
お問合せ先:uragawa.historiansworkshop(*)gmail.com
(*)を@に置き換えてください。

ゲストプロフィール

徳原拓也 Takuya Tokouhara

神奈川県立横浜国際高等学校教諭、東京大学大学院情報学環院生。専門はパブリック・ヒストリー、ポピュラー・ヒストリー、歴史教育。「教室空間・教室外空間・歴史文化・ライフ〜IB歴史教育と再帰的視座としてのパブリック・ヒストリー〜 」『社会科教育』2024年10月号、「インターネットが変える世界―周縁に置かれた人たちの Black Lives Matter 運動」『つなぐ世界史3近現代/SDGsの歴史的文脈を探る』など。researchmap はこちら

渡辺拓磨 Takuma Watanabe

株式会社 Highsto 代表。小学2年生で横山光輝先生の『三国志』にはまり、歴史好きに。大学1年生の冬から、歴史を楽しく学べるカードゲームの制作を始める。現在、法政大学経済学部に在学し、愛知県を中心に活動中。