歴史家ワークショップでは、2023年11月25日(土)14:00~16:30(日本時間)に、「多言語論文執筆シリーズ Vol. 17」と題したセミナーを対面とオンラインの併用型で開催いたします。
開催概要
日時|2023年11月25日(土)14:00~16:30(前半:トーク・レクチャー/後半:フロアとのダイアログ)
ゲストスピーカー|山﨑洋子先生(武庫川女子大学)
ファシリテーター|山下大喜(宇部工業高等専門学校・一般科)/森江建斗(京都大学・人間・環境学研究科)
費用|無料
場所|【対面】京都大学吉田南キャンパス人間・環境学研究科棟233号室/【オンライン】Zoom (Zoomリンクは前日に参加登録いただいたメール・アドレスに送付します)
登録|参加登録はこちら
※対面:対面会場最大20名まで(参加登録フォームで選択してください)
※対面会場は下記のキャンパスマップ「89 人間・環境学研究科棟」にあります
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-ys
※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。
多言語論文執筆シリーズは、研究者が直面する「言語の壁」を認識し、乗り越えることを目指す場です。登壇者には様々な言語での論文・博士論文・単著などの執筆経験だけでなく、執筆における苦労や執筆を通じて得た学び、さらには様々な言語で執筆するに至った経緯や留学・国際学会での体験などをざっくばらんにお話ししていただきます。
今回は、武庫川女子大学の山﨑洋子先生をゲストスピーカーにお迎えし、山下大喜と森江建斗がファシリテーションを担当します。山﨑先生から、英語で教育史研究を発信すること、英語圏の研究者との交流、英語論文やブック・プロジェクト(編著書など)のポイントなどについてお話いただきます。後半にはフロアとのダイアログの時間を設け、対話を通じて若手研究者が意識すべき点を見通せるようにします。
※今回は対面とオンラインのハイブリッド形式での開催となります。対面式の会場は京都大学吉田南キャンパスです。対面式の会場で参加が出来るのは先着順で20名の方のみとなります(要事前登録)。上限に達した場合はその旨登録者に連絡いたします。また、自動的にオンライン参加へと変更いたします。オンラインでの参加者のためのZoomリンクは、イベント前日までにお送りいたします。
スピーカー・プロフィール
山﨑洋子(やまさき ようこ)
大阪市立大学生活科学研究科後期博士課程単位修得満期退学。博士(学術)大阪市立大学。鳴門教育大学学校教育学部教授、兵庫教育大学連合大学院教授を経て、2006年武庫川女子大学文学部教授、同臨床教育学後期博士課程教授、2015年定年退職。以後、武庫川女子大学言語文化研究所客員教授を経て、現在、言語文化研究所及び女性活躍総合研究所嘱託研究員として科研費によるプロジェクトと学内の85年記念誌編纂に取り組んでいる。
(専門領域)教育学、とりわけイギリス教育史、新教育運動研究
主な著書
・単著『ニイル「新教育」思想の研究-社会批判にもとづく「自由学校」の地平』大空社, 1998. (科学研究費・研究成果公開促進費)
・編著書The History of Education in Japan (1600 –2000), Routledge, 2017.
・編著書Educational Progressivism, Cultural Encounters and Reform in Japan, Routledge, 2017.
・単著『イギリス新教育運動の生起と展開-教師の自律性と専門職化の歴史』知泉書館, 2022. (科学研究費・研究成果公開促進費)
主な単著英論文、章論文
・From Dewey to Kinokuni: An intellectual and professional journey in Japan, in Dewey in Our Time: learning from John Dewey for transcultural practice, London: University of London IOE Press, 2016, pp. 56-73.
・Iconic Sculpture in the Japanese Decorated School: Citizenship, War and Peace, in The Decorated School, London: Black dog publishing, pp. 28-34.
・Continuing the conversation: British and Japanese progressivism, History of Education, Routledge Taylor & Francis, 42(3), 2013, pp. 335-349.
・The impact of Western progressive educational ideas in Jap an: 1868-1940, History of Education, Routledge Taylor & Francis)39(5), 2010, pp. 575-588.
監訳書
・『進歩主義教育の終焉』(Roy Lowe, The Death of Progressive Education, 2007) 知泉書館, 2013, 全333頁。
・『教育史に学ぶ-イギリス教育改革からの提言-』 (Richard Aldrich, Lessons from History of Education, 2006)知泉書館, 2009, 全445頁。
・『幸せのための教育』 (Nel Noddings, Happiness and Education, 2003)知泉書館, 2008,全381頁。
・『1945年以降の初等学校におけるカリキュラムの変遷-進歩主義的理想の普及-』(Peter Cunningham, Curriculum Change in The Primary School since 1945, 1988)つなん出版, 2006, 全439頁。