高大連携イベント「高校で学ぶ歴史学の最先端―若手研究者と高校生の対話」は、博士後期課程からポスドク相当の若手歴史研究者を全国の高校に派遣し、出張講義を通じて、歴史的思考*の価値を高校生に伝えることを目指すものです。
本事業の特徴は、講義当日に先立って、実施先の高校の先生方とともに、講師のレジュメや講義計画に対する事前検討会を行うことにあります。これにより、各高校のニーズに合った講義を分かりやすい形で実施することができます。講師にとっては、教育キャリアの前段階あるいは初期段階に、自身の教育方法に対するフィードバックを得る機会となります。
講師の方には、自身の研究内容を中心に、歴史学とは何か、歴史研究の問いはどのように立てるのか、史料とは何か、先行研究とは何かなどのトピックについて講義していただきます。探究学習や「歴史総合」/「世界史探究」/「日本史探究」の授業にも活かせる知識の提供が期待されます。
*歴史的思考の価値を社会と共有することは、歴史家ワークショップの重要な目標の一つです。ぜひ歴史家ワークショップ憲章もご参照ください。
開催時期
- 2025年５月から2026年２月までの期間内で、高校・講師双方の予定を勘案し、実施日を決定します。
- 2025年度の実施回数は４回です。応募多数の際、選考の上でご参加いただけない場合もございます。あらかじめご了承ください。
講義の流れ・講義形態
- 講義の１~２週間前に、講義レジュメと講義計画に対する事前検討会を実施
- 講義時間：２時間（ディスカッション込み）（事前に相談の上で調整可）
- 正課でも課外でも実施可能
- 応募締切
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2025年３月31日（月）
- 講師応募要件
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2025年４月時点で修士号を取得済みであること
- 参加費
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高校側の費用負担はありませんが、レジュメの印刷や機材の準備などにご協力をお願いいたします
- 謝金等
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講師には交通費と講義謝金を支給します
参加を希望される方は、2025年３月31日（月）までに以下のフォームからご応募ください。
問い合わせ先
企画：木内翔、中辻柚珠
info@historiansworkshop.org
応募を検討中の研究者の方へ
技能的な要件は特にありませんので、少しでも興味をお持ちの方にはぜひ気軽に応募していただきたいと思っています！ むしろ、既存の制度の中に教育技能を鍛える機会が乏しいことに課題を感じ、スキルアップの場の構築自体を目的の一つとして、このイベントを企画しました。
レジュメの事前検討会には、企画者も同席します。高校側と講師側のコミュニケーションが円滑に進むよう、ファシリテートしますのでご安心ください。
皆さまのご応募お待ちしております！