【参加者募集】第6期英文校閲ワークショップ開催のおしらせ

【参加者募集】第6期英文校閲ワークショップ開催のおしらせ

第6期英文校閲ワークショップの開催が決定しましたので、参加者を募集いたします。ぜひ奮ってご参加ください。

英文校閲ワークショップとは?

英文校閲ワークショップは、国際発信力の強化を目指す歴史学系を含む人文社会科学の研究者を対象に、英語で学術的な文章を執筆するための専門的なスキルを身につけることを目的としたワークショップです。ご高評いただき、これまで5期にわたって開催してきた本ワークショップは、より良い英語で論文を書きたいと考えている様々なキャリアステージの研究者向けのワークショップです。職業や所属などは一切問いません。初参加でまったく問題ありませんし、リピーターとしての再度のご参加も大歓迎です。ただし、ワークショップの効果を最大限に引き出すためには、各回のテーマと関連する課題に事前に取り組むことが大切です。課題として各自が取り組んだエクササイズについてワークショップ中に意見交換をすることで、次第に英文の質を独力で向上させることができるようになります。

ところで、今日では論文、学会の報告や要旨などで英文を書きたい研究者のために、校正サービスやそのほか様々なサービスが有償・無償で提供されています。文法的に正しい文章を書くためのハードルは、下がっているといえるでしょう。しかし、実際に英文を書いてみたものの、内容がクリアに伝わらない、なかなか論文が受理されないといった悩みを抱えている研究者もいるのではないでしょうか。それはなぜなのでしょうか。

そもそも、ある文章が優れていると判断されるルールや基準は、執筆の目的、内容のジャンルや想定している読者層によって異なります。よく伝わる英文を書くためには、これらのルールや基準を踏まえて構成や表現を考える必要があります。英文校閲ワークショップは、「読者心理の理解」と「書き手としての成長」を2つの大きな目標とし、議論の一貫性のチェック、脆弱性の指摘、効果的な強調の仕方といった具体的な技術を身につける点に特徴があります。

関心のある方は、下のコーディネーターからのイントロダクション動画をご視聴のうえ、ぜひご参加ください。

イベント詳細
日時

初回2024年10月3日(木)17:00-18:30
以降開催日:10/24, 11/7, 11/21, 12/5, 12/19, 1/9, 1/23, 2/6, 2/20 17:00-19:00

会場

オンライン(zoom)および 東京大学本郷キャンパスで一部対面開催

運営

山本浩司(東京大学)、安平弦司(京都大学)、篠田知暁(東京外国語大学)

参加費

無料、要申込

参加登録フォーム

こちら(登録締切:2024年9月30日(月)17時)

  • 日程および対面開催は変更する可能性があります。
  • 初回の課題については、登録者にメールにて指示を出す予定です。

コーディネーターからのイントロダクション

英文校閲ワークショップのコーディネーターからのイントロダクション動画です。ワークショップの特色や自己紹介、日程、関連するイベントについて説明しています。

参加者の声・これまでの成果

これまでの英文校閲ワークショップ参加者からは、以下のようなコメントをいただきました。

論旨の運び方やパラグラフ内での文のつなぎ方など、論文のプレゼン方法をより真剣に考えるようになった。結果として研究内容・論旨の明確化にもつながったように思う。また、自分の英語論文の構成を考える際、あるいは同僚の英語論文にコメントする際、根拠に基づいて自分の考えを持つことができるようになったと思う。

査読コメントへの対応方針やドラフトの修正の仕方について、自分自身の原稿でも他の参加者への原稿でも多くのノウハウを身につけることができた。現在自分は英語を中心に研究報告をしているが、もともと英語が得意な方ではないこともあり、しばしば議論を組み立て洗練させる中で五里霧中となる。そのような時作業を進める、指針となる考え方を得られたと思う。

また、ワークショップ内で論文原稿や発表要旨を検討したのち、見事学術誌や学会にアクセプトされた方も多くいらっしゃいます。これまでアクセプトされた学会誌や学会は以下の通りです。

論文掲載

  • Revue du monde musulman et de la méditerranée (2019)
  • Documenti e studi sulla tradizione filosofica medievale XXX (2019)
  • The Mariner’s Mirror (2020)
  • Japanese Journal of Religious Studies (2021)
  • The European Journal of Japanese Philosophy (forthcoming)
  • Past & Present (2021)
  • Hespéris-Tamuda (2021)
  • History of European Ideas (2022)
  • Stereotypes and stereotyping in early modern England (2022)
  • ISIS: A Journal of the History of Science Society (2024)

国際学会報告

  • 15th Conference of the International Society for Utilitarian Studies, ‘Utility, Progress, and Technology’(ドイツ・カールスルーエ、2018年7月24~26日)
  • Southern Political Science Association(アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ、2018年1月|テキサス州オースティン、2019年1月)
  • Midwest Political Science Association(アメリカ・イリノイ州シカゴ、2018年4月|2019年4月)
  • Northeast Workshop in Japanese Politics(アメリカ・ニューハンプシャー州ハノーバー、2019年8月)ポスター発表
  • KCL World History Student Conference(イギリス・ロンドン、2018年5月)
  • Association for Asian Studies(インド・ニューデリー、2018年7月)
  • British Association for Japanese Studies(イギリス・シェフィールド、2018年9月)
  • International Conventions of Asian Scholars 11回大会(オランダ・ライデン、2019年7月)
  • Society for Reformation Studies 27th Annual Conference(イギリス・ケンブリッジ、2020年3月31日~4月2日)
  • Scientiae 9th Annual Conference (オランダ・アムステルダム、2020年6月2日~6日)
  • Engaging margins: Framing imagery as embodiment of cognitive processes(ベルギー・ブリュッセル、2020年10月8日~9日)
  • Middle East Studies Association(オンライン、2021年11月29~12月3日)

留学プログラム等

  • Doctoral Scholarship on the Qur’an in European Culture (funded by European Research Council)

参加申し込みはこちらから

参加ご希望の方は、9月30日(月)17時までこちらのフォームから参加登録をお願いいたします。参加登録をいただいた方には、Zoomのリンクと使用テクストのPDFを折り返しお送りいたします。ハイブリッド開催ですので、東京近辺にお住まいの方のみならず、遠方・海外にいらっしゃる方もぜひお気軽にご参加ください。

英文校閲ワークショップは、国際発信力の強化を目指す歴史学系を含む人文社会科学の研究者を対象に、英語で学術的な文章を執筆するための専門的なスキルを身につけることを…
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関心はあるけれども予定があわず今回のミーティングに参加できない方は、次回以降の参加でもOKです。その際もぜひ参加登録をお願いいたします(備考欄に次回以降参加の旨明記ください)。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。