去る8月、国立西洋美術館の展覧会「ミケランジェロと理想の身体」にあわせ、当時の時代背景等を解説する講演会を開催し、非常な好評を得ました。この講演の成功を受け、このたび同美術館で開催される「ルーベンス展――バロックの誕生」(会期2018年10月16日~2019年1月21日)にあわせて、展覧会の楽しみ方を提案する講演会をふたたび開催いたします。
【日時・場所】
2018年11月11日(日)14:00~17:30
東京大学本郷キャンパス 小島ホール2Fコンファレンス・ルーム
地図:https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_03_j.html
【参加費・事前登録】
無料・事前登録サイト → https://goo.gl/forms/XQGfX9IL9BTyATor1
今回は、企画者である壺屋めり(東京藝術大学)による展覧会鑑賞ガイドに加え、16~17世紀の美術批評がご専門の小松浩之氏(京都外国語大学)を話し手にお迎えして、ルーベンスの作品が同時代のパトロンたち・批評家たちにどのように受け入れられたのかお話しいただきます。作品の表現方法や筆遣いを楽しむのみならず、当時の文化的・社会的背景を知ることにより、展示されている作品一つ一つをより深く楽しむことができるようになるでしょう。
この企画を通して、歴史に携わる研究者がどのように過去の美術作品を捉えているかを、研究者のみならず一般の方々とも広く共有し、二者の橋渡しをするのが目標です。また、研究者側としても、一般の方が歴史に対してどのような関心を持っているのか、確認する場となるでしょう。
【話し手プロフィール】
- 小松浩之
京都外国語大学非常勤講師。専門分野は17世紀イタリア美術史。主な論文に「ルカ・ジョルダーノの《聖母子と煉獄の魂》:17世紀ナポリ人画家と新キリスト教徒の国際的ネットワーク」(『人間・環境学』第26号、2017年)。
- 壺屋めり
東京藝術大学/日本学術振興会特別研究員。専門分野はイタリア・ルネサンス美術史。2018年に『ルネサンスの世渡り術』(芸術新聞社)を上梓。
展覧会単体でも楽しいけれども、講演を聞いた後にはまたフレッシュな気持ちで見ることができるよう、一味ちがった展覧会の楽しみ方がご紹介できたらと思います。どなたでもぜひ奮ってご参加ください。
配布資料等の準備のため、事前参加登録にご協力お願いします。 (教室の定員は90名です。)
もちろん、当日の参加もOKです!
参加登録はこちらから→ https://goo.gl/forms/XQGfX9IL9BTyATor1
当日の様子はこちら↓