【参加者募集】多言語論文執筆シリーズ Vol. 18(12月21日(木)15:30-18:00(日本時間)オンライン)

【参加者募集】多言語論文執筆シリーズ Vol. 18(12月21日(木)15:30-18:00(日本時間)オンライン)

歴史家ワークショップでは、2023年12月21日(木)15:30~18:00(日本時間)に、「多言語論文執筆シリーズ Vol. 18」と題したセミナーをオンラインで開催いたします。

開催概要

日時|2023年12月21日(木)15:30~18:00

前半:トーク・レクチャー(15:30〜17:00)※ゲスト講師参加は前半のみ。

後半:参加者交流会(17:10〜18:00)

ゲストスピーカー|青島陽子先生(北海道大学・スラブ・ユーラシア学研究室)

ファシリテーター|中井杏奈(東京外国語大学・「公共圏における歴史(HIPS)」プログラム)/森江建斗(京都大学・人間・環境学研究科)

費用|無料

場所|【オンライン】Zoom (Zoomリンクは前日に参加登録いただいたメール・アドレスに送付します)

登録|参加登録はこちら(12月20日まで登録可能)

※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。

多言語論文執筆シリーズは、研究者が直面する「言語の壁」を認識し、乗り越えることを目指す場です。登壇者には様々な言語での論文・博士論文・単著などの執筆経験だけでなく、執筆における苦労や執筆を通じて得た学び、さらには様々な言語で執筆するに至った経緯や留学・国際学会での体験などをざっくばらんにお話ししていただきます。

本年三回目の開催となる12月の会合では、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターの青島陽子准教授をお招きし、東京外国語大学・非常勤講師の中井杏奈がファシリテーションを担当します。

青島先生は、中東欧・ロシアの近現代史を専門とされ、特にロシア帝国時代の民族政策や統治機構の研究を続けておられます。これまでロシア、アメリカ、フィンランドで在外研究をされた経験のある他、近年では『Entangled Interactions between Religion and National Consciousness in Central and Eastern Europe』 (Academic Studies Press, 2020)『The Tsar, The Empire, and The Nation Dilemmas of Nationalization in Russia’s Western Borderlands, 1905-1915』(Central European Univ. Press, 2021)にも編者と携わり、英語でも執筆をされています。青島先生とともに、「ロシア語を研究言語とすること」、「ロシアや東欧地域について英語で発信すること」の意味を考えます。

スピーカー・プロフィール

青島陽子(あおしま ようこ)

1973年生まれ。1997年東京大学文学部歴史文化学科卒、1999年東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、 2007年同博士課程単位取得退学、2010年博士(文学)。2011年愛知大学文学部助教、2013年神戸大学大学院国際文化学研究科講師、2016年同准教授、2020年北海道大学スラブ研究センター准教授。

専門領域 中東欧・ロシア近現代、ロシア帝国統治構造

主要業績

  • The Tsar, the Empire, and the Nation: Dilemmas of Nationalization in Russia’s Western Borderlands, 1905-1915 (Budapest: Central European University Press, 2021, Darius Staliūnasとの編著).
  • 「ロシア帝国―陸の巨大帝国と「不可分の国家」像―」『歴史学研究』第1007号、2021年。
  • Entangled Interactions between Religion and National Consciousness in Central and Eastern Europe (Boston, MA: Academic Studies Press, 2020, 編著).
  • Реформа имперского общества: перемены в языковой политике в школах западных окраин Российской империи в 1904-1905 гг. // Миллеровские чтения—2018 / сост. и отв. ред. д.и.н. И.В.Тункина. СПб.: «Реноме», 2018. С. 506-514.
  • 「陸軍大臣ドミトリ・ミリューチンの回想録」小松久男編著『歴史の転換点シリーズ』第9巻、山川出版社、2018年。
  • 「農民を臣民に鋳直す-帝政期ロシアの農村教師養成のポリティクス-」『歴史学研究』962号、2017。
  • 「ロシア帝国の「宗派工学」にみる帝国統治のパラダイム」池田嘉郎・草野佳矢子編著『国制史は躍動する』刀水書房、2015年。
  • 「大改革とグラスノスチ」中嶋毅編著『新史料で読むロシア史』山川出版社、2013年。