歴史家ワークショップ ハラスメント防止ガイドライン+相談の手順(beta)

この度、歴史家ワークショップの「ハラスメント防止ガイドライン+相談の手順(beta)」を公開します。ベータ版として専門家にも相談しながら、1月6日から運用をはじめます。この間にご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。

2024年12月26日
歴史家ワークショップ執行部

I. ハラスメント防止ガイドライン

1. ガイドラインを策定する意義や目的

 歴史家ワークショップに関わる人々の権利と尊厳を守り、心理的安全性が保たれた状態で、本ワークショップにかかわる活動に従事できるようにします。

2. ハラスメント防止に対する基本方針、姿勢

 「歴史家ワークショップ憲章」にもとづき、境界を横断して本ワークショップに集まった様々な立場の人々の安全と尊厳を脅かすいかなる人権侵害も容認せず、互いが安心して活動に従事できる環境を作ります。

3. ガイドラインの適用範囲

 本ガイドラインが適用される範囲は、本ワークショップが主催した活動において生じたハラスメント行為、本ワークショップに関わるすべての人々とします。ここに、歴史家ワークショップ事務局で事務に携わる方々が含まれるのは当然であるものの特記される点です。本ワークショップに関わる活動で生じたハラスメントに対しては、本ワークショップが拠点とする東京大学のハラスメント相談所と協働して、別途定めるように適切に対応します。

4. ハラスメントの種類や定義

 本ガイドラインで意味するハラスメントの定義は、本ワークショップが拠点とする東京大学の「東京大学におけるハラスメント防止のための倫理と体制の綱領」にもとづきます。

5. ハラスメントを受けたらどうするか

 ハラスメントを受けたと感じたら、または目撃したら「ハラスメントに関する相談の手順」にしたがってご相談ください。

II. ハラスメントに関する相談の手順

1. ハラスメントを受けたと感じたら、または目撃したら、どこに相談すべきか

a. 加害者が東京大学の構成員(教員、学生、職員など)の場合は、東京大学ハラスメント相談所に相談してください。当事者の友人・同僚、指導教員などからの相談も受けています*。

* 基準については東京大学の「東京大学におけるハラスメント防止のための倫理と体制の綱領」の III:「この綱領が適用される範囲」 (pp. 4-5) を参照してください。もし判断に迷う場合は次項で触れる歴史家ワークショップのハラスメント対策委員に相談してください。

b. 上記に当てはまらない場合は、下記の歴史家ワークショップのハラスメント対策委員のいずれかに連絡してください。当事者の知人や家族などからの連絡も受けます。あなたが相談したことが、意に反して他に知られることはありません。同委員は、相談者からの同意を得て、執行部教員の一部で対策委員会を組織し、委員会で共有します。ハラスメントの相談は、プライバシーを守れる場を設定した対面によるもの、電話、メール、Zoom などによって行います。相談方法は相談者の希望に沿って行います。

なお、万が一ハラスメント対策委員本人からハラスメントを受けたと感じた場合、あるいはそうした場面を目撃した場合は、当該委員以外の執行部メンバーにご相談ください。

2. ハラスメントへの対応・処分、被害の拡大・再発防止の措置

対策委員会は、相談内容を検討し、当事者および関係者から事情を聴くなどの調査を行い、それに基づいて、対応および必要な場合は処分、被害の拡大や再発を防止する措置などを執行部に指示します。

以上

2024年12月26日 beta版公開開始
2025年1月6日 運用開始

2024年度ハラスメント対策委員

赤江 雄一(慶應義塾大学): hw.antih.1*
池田 真歩(東京都立大学): hw.antih.2*

*は @gmail.com に置き換えてください。このメールは本年度のハラスメント対策委員のみに届きます。担当委員が交代するときにメールの履歴は削除されます。