【〆切延長】第15回リサーチ・ショウケース開催のご案内

歴史家ワークショップでは、現在第15回リサーチ・ショウケースの発表者を募集しております。当初の応募〆切は5月27日(金)でしたが、まだ若干名の発表者を受け入れる余裕がございますので、応募〆切を6月3日(金)まで延長いたします。英語での発表の経験を積みたい若手歴史研究者の方は、ぜひご検討ください!

以下、リサーチ・ショウケース開催についての詳細を再度掲載いたします。


歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語での学問的コミュニケーション実践の場をつくっています。

第15回となる今回は前回と同じくオンラインで、2022年7月27日と28日、2日間にわたって開催されます。久野愛先生(東京大学/文化史・経営史・技術史・感覚史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、大西晋作(東京大学/近代イギリス経済史・経済思想史)が運営を務めます。英語での発表スキルの向上をめざす全ての歴史研究者に開かれた会にするため、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・経済史・科学史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時 : 2022年7月27日(水)、28日(木)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場 : オンライン(Zoom)
司  会 : 古川萌(東京大学)
コメンテーター: 久野愛(東京大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語 : 英語
応募条件 : 大学院生からポスドクまでの歴史研究者(*日本国籍以外の方も応募の対象となります)
募集人数 : 16名程度
参加費  : 無料
ポスター : こちらからダウンロード
応募方法 : 発表希望者は、2022年5月27日(金)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URL   : https://forms.gle/MurgcjeJC2FrR6Zo8 

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます(博士取得者も発表者として募集しております)。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)国際的なセミナーの雰囲気
日本国内の研究会の雰囲気と国際学会やセミナーのそれとは、発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、大きくことなる場合もあります。若手の段階から国際的な雰囲気を体感することで、自信をもって国際的な舞台にたつことができるようになります。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場が国内にもあることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない英語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

久野愛(東京大学)
古川萌(東京大学)
大西晋作(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com

【発表者募集】第15回リサーチ・ショウケース開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語での学問的コミュニケーション実践の場をつくっています。

第15回となる今回は前回と同じくオンラインで、2022年7月27日と28日、2日間にわたって開催されます。久野愛先生(東京大学/文化史・経営史・技術史・感覚史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、大西晋作(東京大学/近代イギリス経済史・経済思想史)が運営を務めます。英語での発表スキルの向上をめざす全ての歴史研究者に開かれた会にするため、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・経済史・科学史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時 : 2022年7月27日(水)、28日(木)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場 : オンライン(Zoom)
司  会 : 古川萌(東京大学)
コメンテーター: 久野愛(東京大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語 : 英語
応募条件 : 大学院生からポスドクまでの歴史研究者(*日本国籍以外の方も応募の対象となります)
募集人数 : 16名程度
参加費  : 無料
ポスター : こちらからダウンロード
応募方法 : 発表希望者は、2022年5月27日(金)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URL   : https://forms.gle/MurgcjeJC2FrR6Zo8 

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます(博士取得者も発表者として募集しております)。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)国際的なセミナーの雰囲気
日本国内の研究会の雰囲気と国際学会やセミナーのそれとは、発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、大きくことなる場合もあります。若手の段階から国際的な雰囲気を体感することで、自信をもって国際的な舞台にたつことができるようになります。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場が国内にもあることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない英語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

久野愛(東京大学)
古川萌(東京大学)
大西晋作(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com

【Open for Registration】1st Japanese Research Showcase – Early-Career History Workshop

At the Historians’ Workshop, we have regularly hosted Research Showcases since 2016 as an event where all presentation and Q&A sessions are conducted in a foreign language, providing a space for early-career researchers in history (postgraduate students, postdocs) to practice their scholarly communication skills. Backed by popular demand, we’ll be hosting the first of such occasions in Japanese and have received abstracts from international students based in Japan as well as Japanese and East Asian studies scholars from abroad. We’re pleased to have 13 non-native Japanese speakers from an assortment of disciplinary and methodological backgrounds present their research at this event.

The workshop will take place across two days on 21 and 22 February 2022. We’re excited to have Sayaka Chatani (National University of Singapore, global and transnational history in modern East Asia), Zahra Moharramipour (The University of Tokyo, art history in modern Japan), and Camila Torres Bianchini (Nara Women’s University, cultural history in modern Japan) as our commentators. The event will be organised by Moe Furukawa (The University of Tokyo, art history in renaissance and early-modern Italy) and Ryosuke Yokoe (The University of Tokyo, history of medicine in modern Britain). We aim to encourage interdisciplinary and international exchange by welcoming all historians who wish to improve their Japanese Q&A skills.

If you would like to participate, please register here by Friday, 18 February 2022. You will receive the Zoom link close to the event date.

Date & Time: 21 and 22 February 2022, 17:00~20:00 (Japan Standard Time)
Venue: Online(Zoom)
Hosts:
Moe Furukawa (University of Tokyo), Ryosuke Yokoe (University of Tokyo)
Commentators: Sayaka Chatani (National University of Singapore), Zahra Moharramipour (The University of Tokyo), Camila Torres Bianchini (Nara Women’s University)
Format
:
8-minute presentation & 7-minute Q&A session per person
Language:
Japanese
Participation: free
Poster link here
Application form:https://forms.gle/PMu4MXZXU8pmVoNQ8
Contact details: hw.research.showcase@gmail.com

Programme

Day 1 – 21 February 2022

17:00-17:15 – Opening Remarks

17:15-18:00 – Panel 1

ホセ・アントニオ・ディアズ・ゴンザレズ José Antonio Díaz González | マドリード自治大学 Autonomous University of Madrid
側室という戦略——徳川将軍家における子どもを通じた政治的影響力の拡大

キリル・カルタショフ Kirill Kartashov | ヨーク大学 University of York
殺虫剤と大日本帝国——1880~1950年代日本における除虫菊の役割

マリナ・ナシメント Marina Nascimento | 東北大学 Tohoku University
少女雑誌『少女画報』における大正時代のジェンダー議論をめぐって

18:00-18:20 – 休憩

18:20-19:05 – Panel 2

ジェネヴィーブ・タン Genevieve Tan | ペンシルベニア大学 University of Pennsylvania 
日本統治下の台湾における内台共婚の合法化と日本的帝国の構築(1919~1937年)

金 子豊 Zifeng Jin | 京都大学 Kyoto University 
張学良政権の「満鉄包囲網計画」と世論——満州における日系および奉系の新聞報道を中心に

ジョナサン・ガルザ Jonathan Garza | 立命館大学 Ritsumeikan University
国民的な主体の形成をめぐって——アルチュセールと戸坂潤の思想から

19:05 – End of Day 1


Day 2 – 22 February 2022

17:00-18:00 – Panel 3

黄 天元 Tianyuan Huang | コロンビア大学 Columbia University
正義を問う——1939~1940年のチフス饅頭事件裁判における道徳、科学、ジェンダー

へスース・ソリス Jesús Solís | ハーバード大学 Harvard University
「闇の女」の再検討——占領期における在日外国人女性と闇ネットワーク、横流し、麻薬密輸

パトリック・カーランド Patrick Carland | ペンシルベニア大学 University of Pennsylvania 
日米同盟を超えて——戦後アメリカにおける日本語文学翻訳とその影響、1955~1965年

ミッシェル・ハウク Michelle L. Hauk | コロンビア大学 Columbia University
お湯と住まい——国産瓦斯湯沸器の技術発展による住宅デザインと住生活のプライベート化、1950〜1975年

18:00-18:20 – Break

18:20-19:05 – Panel 4

胡 藝澤 Yize Hu | ジョンズ・ホプキンス大学&東京大学 Johns Hopkins University & The University of Tokyo
国土開発と環境問題——戦後日本におけるシステム工学と「総合化」の政策

ヴォルフガング・ゲアハード・ティーレ Wolfgang Gerhard Thiele | ベルリン自由大学 Free University of Berlin
脱植民地化運動のなかの在日台湾独立運動——言論誌『台湾青年』をめぐって、1960~2000年

龔 氷怡 Bingyi Gong | 大阪大学 Osaka University
米中貿易と冷戦——アメリカにおけるコンピューター技術の対中輸出とココム(1977~1980年)

19:05-19:25 – Closing Remarks by the Commentators

19:25-19:35 – Break

19:35-19:45 – Announcement of the Prize Winner

【開催告知】第1回日本語リサーチ・ショウケース開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語で簡潔に研究のエッセンスを発表するイベント、リサーチ・ショウケースを2016年より継続して開催しています。このたびは日本語を母語としない歴史研究者を発表者としてお迎えし、初の日本語リサーチ・ショウケースを開催する運びとなりました。留学生や国外で日本語を使用して歴史研究をおこなう研究者が、発表・質疑応答をすべて日本語で行うことで、世界の日本史・東アジア史研究の最前線を紹介するとともに、発表者・参加者の双方が日本語で国際的・学術的なコミュニケーションを実践できる場を創出するのがねらいです。

第1回となる今回はオンライン(Zoom)で、2022年2月21日と22日に2日間にわたって開催いたします。当日は、茶谷さやか先生(シンガポール国立大学/近現代東アジア国際史)、ザヘラ・モハッラミプールさん(東京大学/日本近代美術史)、カミラ・トレス・ビアンチニさん(奈良女子大学/日本近代文化史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。日本語での質疑応答スキルの向上、また学際的・国際的交流をめざす全ての歴史研究者の参加をお待ちしております!

参加をご希望の方は、2月18日(金)までに参加申込フォームに必要事項をご記入くださいますようお願いいたします。追って参加用Zoomミーティングルームのリンクをお送りいたします。

※ 通信環境の関係上定員を設けますので、場合によっては参加いただけないことがあります。あしからずご了承ください。

日時: 2022年2月21日(月)、22日(火)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会場: オンライン(Zoom)
司会古川萌(東京大学)、横江良祐(東京大学)
メンテーター茶谷さやか(シンガポール国立大学)、ザヘラ・モハッラミプール(東京大学)、カミラ・トレス・ビアンチニ(奈良女子大学)
使用言語: 日本語
参加費: 無料
ポスター: こちらからダウンロードください
参加申込フォーム (English included):https://forms.gle/PMu4MXZXU8pmVoNQ8
問い合わせ先: 事務局担当 hw.research.showcase@gmail.com

プログラム

1日目 – 2022年2月21日

17:00-17:15 – 開会の挨拶

17:15-18:00 – パネル1

ホセ・アントニオ・ディアズ・ゴンザレズ José Antonio Díaz González | マドリード自治大学 Autonomous University of Madrid
側室という戦略——徳川将軍家における子どもを通じた政治的影響力の拡大

キリル・カルタショフ Kirill Kartashov | ヨーク大学 University of York
殺虫剤と大日本帝国——1880~1950年代日本における除虫菊の役割

マリナ・ナシメント Marina Nascimento | 東北大学 Tohoku University
少女雑誌『少女画報』における大正時代のジェンダー議論をめぐって

18:00-18:20 – 休憩

18:20-19:05 – パネル2

ジェネヴィーブ・タン Genevieve Tan | ペンシルベニア大学 University of Pennsylvania 
日本統治下の台湾における内台共婚の合法化と日本的帝国の構築(1919~1937年)

金 子豊 Zifeng Jin | 京都大学 Kyoto University 
張学良政権の「満鉄包囲網計画」と世論——満州における日系および奉系の新聞報道を中心に

ジョナサン・ガルザ Jonathan Garza | 立命館大学 Ritsumeikan University
国民的な主体の形成をめぐって——アルチュセールと戸坂潤の思想から

19:05 – 1日目終了


2日目 – 2022年2月22日

17:00-18:00 – パネル3

黄 天元 Tianyuan Huang | コロンビア大学 Columbia University
正義を問う——1939~1940年のチフス饅頭事件裁判における道徳、科学、ジェンダー

へスース・ソリス Jesús Solís | ハーバード大学 Harvard University
「闇の女」の再検討——占領期における在日外国人女性と闇ネットワーク、横流し、麻薬密輸

パトリック・カーランド Patrick Carland | ペンシルベニア大学 University of Pennsylvania 
日米同盟を超えて——戦後アメリカにおける日本語文学翻訳とその影響、1955~1965年

ミッシェル・ハウク Michelle L. Hauk | コロンビア大学 Columbia University
お湯と住まい——国産瓦斯湯沸器の技術発展による住宅デザインと住生活のプライベート化、1950〜1975年

18:00-18:20 – 休憩

18:20-19:05 – パネル4

胡 藝澤 Yize Hu | ジョンズ・ホプキンス大学&東京大学 Johns Hopkins University & The University of Tokyo
国土開発と環境問題——戦後日本におけるシステム工学と「総合化」の政策

ヴォルフガング・ゲアハード・ティーレ Wolfgang Gerhard Thiele | ベルリン自由大学 Free University of Berlin
脱植民地化運動のなかの在日台湾独立運動——言論誌『台湾青年』をめぐって、1960~2000年

龔 氷怡 Bingyi Gong | 大阪大学 Osaka University
米中貿易と冷戦——アメリカにおけるコンピューター技術の対中輸出とココム(1977~1980年)

19:05-19:25 – コメンテーターからのアドバイス

19:25-19:35 – 休憩

19:35-19:45 – プライズ受賞者の発表

安平弦司さんの論文がPast & Present誌に掲載されました

この度、本会運営委員でもある安平弦司さん(日本学術振興会・武蔵大学・ユトレヒト大学)が執筆した論文、‘Transforming the Urban Space: Catholic Survival Through Spatial Practices in Post-Reformation Utrecht’が、英歴史学雑誌Past & Presentオンライン版(advance access)に2021年12月13日(日本時間)に掲載されました。

1952年創刊のPast & Present誌は、英語圏でもっとも著名な総合歴史雑誌の一つとして知られ、本誌から論文を出版することに成功した若手研究者は、その分野の新たなリーダーとしてひろく認知されます。安平さんの論文はオープンアクセス化されており、末尾のリンクから全文を無料で閲覧・ダウンロードできます。紙媒体としては255号(2022年5月)に掲載予定です。

安平さんが公表された論文は、2019年10月から2020年3月にかけて開催されていた第2期英文校閲ワークショップや、2019年11月開催の原稿検討会にて検討したものです。日本に拠点を持つ西洋史研究者としては、前例のない快挙です*。歴史家ワークショップ一同、安平さんの快挙を祝い、今後ますますのご活躍を期待しています。

【論文要旨】
 プロテスタント宗教改革や対抗宗教改革・カトリック宗教改革の後、近世ヨーロッパに生きる人々は宗派的に分断されました。とはいえ、ヨーロッパの全ての地域が宗派毎に綺麗に塗り分けられたわけではありません。実際には複数の宗派の人々で構成された共同体も多く、彼ら・彼女らは、異なる信仰を持つ者同士の共存という、現代に生きる我々にとっても喫緊の問題に直面していたのです。
 これまで歴史家は、「オランダ黄金時代」(17世紀に相当)を近代の先駆けとして描き、オランダの宗教的寛容を西洋近代の一里塚とみなしてきました。オランダ共和国(1588-1795年)は改革派(カルヴァン派)を唯一の公認宗派としていましたが、実際には数多くの非公認宗派の人々が暮らしていました。従来、オランダ共和国における宗派共存の歴史は、カトリック等の政治宗教的マイノリティをときに迫害し、ときに寛容する、改革派の「上から」の視点で主に描かれてきました。しかし、宗派共存の歴史を批判的に再考するためには、ときに迫害され、ときに寛容された者たちの「下から」の視点を回復せねばなりません。拙稿は、非公認宗派の中で最大勢力を誇りながらも、潜在的な国家反逆者の烙印を押されていたカトリックの経験に注目することで、17世紀のオランダ共和国における宗派共存を描きなおそうとしています。キーワードは「空間実践」です。改革派が支配する多宗派都市共同体において、カトリックがカトリックとして信仰を捨てずに生き残るために、どのように都市空間を利用し、改変し、新たに創出していたのか、ということに光をあてました。
 拙稿は、オランダにおける改革派とカトリックの抗争の中心地であった、17世紀のユトレヒトの事例を取り上げています。オランダの他都市同様、ユトレヒトも16世紀末にプロテスタント宗教改革を導入し、カトリックの集会・信仰実践を非合法化しました。その後も改革派の公権力は反カトリック法令を次々に発布し、都市においてカトリックがカトリックとして生きるための空間を戦略的に剥奪していきました。しかし、こうした差別的状況下にあっても、カトリックはときに中世以来のやり方で都市空間を使い続け、ときに近世の宗派共存環境に適合させるように都市空間を奪い返しながら、私的な家の中のみならず、旧修道院や施療院といった公共施設においても信仰実践を続けていました。そうした様々な、中には攻撃的とさえ形容できるような「空間実践」を戦術的に動員することで、カトリックはカトリックとして生きるための空間を都市の中で積極的に創り出すのみならず、ユトレヒトを中世の単一宗教都市(中世以来ユトレヒトはユダヤ人に市民権のみならず居住権すら与えていませんでした)から近世の多宗派都市へと転換させてもいたのです。ユトレヒトのカトリックは、単に迫害が過ぎ去るのを耐え忍び、為政者や政治宗教的マジョリティから与えられる寛容を待ち望むだけの受動的な存在ではありませんでした。ユトレヒトの事例は、複数宗派が共存する都市空間を形づくる際に、政治宗教的マイノリティが担っていた驚くべき役割を示唆してくれているのです。
(安平)

論文リンク: 
‘Transforming the Urban Space: Catholic Survival Through Spatial Practices in Post-Reformation Utrecht’

*「日本人著者としてのPast & Present誌掲載は、約40年ぶり」としておりましたが、2013年に米大学在籍の日本人著者の論文掲載があったため、訂正いたしました。


皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

【参加者募集】Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 10(11/17 10:00–11:30)

歴史家ワークショップでは、11月17日(水)10:00~11:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 10」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日11:30~12:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

開催概要

日時|11月17日(水)10:00~11:30:セミナー/11:30~12:30:懇親会(任意参加)
ゲストスピーカー|アリサ・フリードマンさん(オレゴン大学教授)
ファシリテーター|藤本大士(学振PD・京都大学)
費用|無料
場所|Zoom を利用したオンライン開催(リンクは、登録フォームにご記入のメールアドレスへイベント当日の朝に送付します)
登録参加登録フォーム

※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。

このセミナーでは、歴史学分野を中心に活躍する研究者から外国語(もしくは非母語)での執筆経験談を共有していただくことで、「外国語での論文執筆における壁」を乗り越えるヒントの得られる場を提供することを目的としています。具体的には、外国語での論文執筆にさいして実践している工夫から、博士論文・単著・編著の一章分など異なるフォーマットの書き分け方まで、スピーカーの体験にもとづいたスキル面の情報提供をおこないます。それだけでなく、国外の出版社からの出版、留学、研究の進め方、国際学会でのネットワーキングなど、外国語(もしくは非母語)での論文執筆に関わる経験談もお話しいただきます。最後に、質疑応答や懇親会をつうじて、参加者のみなさんと外国語(もしくは非母語)での執筆にかんする悩みや体験談を共有することで、この問題についての理解を深め、実践のための知恵を蓄積することをめざしています。

今回は、オレゴン大学教授のアリサ・フリードマン(Alisa Freedman)さんをお招きし、藤本大士(学振PD・京都大学)がファシリテーションを担当します。フリードマンさんのご専門は日本文学・文化・ジェンダー論で、 U.S.-Japan Women’s Journal の編集長をつとめています。今回は、英語を母語としない研究者が、英語の学術誌に投稿する際に注意すべきことなどについて、研究者の視点からのみならず、学術誌の編集者の立場からも、ざっくばらんにお話しいただきます。ゲストスピーカーの講演は英語でおこなわれますが、適宜、日本語への通訳をおこないます。

ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

スピーカー・プロフィール

アリサ・フリードマン Alisa Freedman(大学ホームページ

主要業績
Alisa Freedman, Tokyo in Transit: Japanese Culture on the Rails and Road (Stanford University Press, 2010).
Alisa Freedman, Japan on American TV: Screaming Samurai Join Anime Clubs in the Land of the Lost (Columbia University Press, 2021).
Alisa Freedman, Laura Miller, and Christine R. Yano, eds., Modern Girls on the Go: Gender, Mobility, and Labor in Japan, and Introducing Japanese Popular Culture (Stanford University Press, 2013).

シカゴ大学でM.A.およびPh.D.を取得。現在、オレゴン大学教授。研究関心は近代日本文学、ポップカルチャー、若者文化、映像メディア、デジタル文化、都市文化、ジェンダーなど多岐にわたり、これまでに2冊の単著書籍、2冊の共著書籍、25本以上の論文を出版している。英語圏の代表的な日本女性研究雑誌である U.S.-Japan Women’s Journal(『日米女性ジャーナル』)の編集長をつとめており、日米双方の学術研究のスタイルに精通している。アウトリーチ活動にも積極的で、アニメや日本の文化に関するイベントなどでもしばしば招待講演をおこなっており、2018年にはTEDxFulbrightにおいて “How Japanese Exchange Students Shaped Japan’s Postwar Development”(「戦後の女性​留学生の力」)というプレゼンテーションをおこなった。

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。

懇親会は Wonder というサイトを通じて開催予定です。パソコンからのみアクセス可能で、スマートフォン・タブレット端末からはアクセス出来ないためご注意ください。

ご質問などございましたら、こちらまでお気軽にご連絡ください。

Front Runner Series 企画運営:藤本大士(学振PD・京都大学)
front.runner.series@gmail.com

【開催告知】第14回 Research Showcase 開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語で簡潔に研究のエッセンスを発表するイベント、Research Showcase を2016年より継続して開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語で学術的なコミュニケーションを実践できる場をつくっています。

第14回となる今回は前回と同じくオンライン(Zoom)で、2021年11月9日と10日に2日間にわたって開催いたします。ひろく歴史分野に携わる研究者から発表を募った結果、中世から現代まで、非常に多岐にわたるトピックの報告が集まりました。当日は、Nathan Hopson先生(ベルゲン大学/近現代日本史・科学史)と谷本雅之先生(東京大学/近代日本史・経済史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス近現代史・医学史)が運営を務めます。英語での質疑応答スキルの向上、また学際的・国際的交流をめざす全ての歴史研究者の参加をお待ちしております!

参加をご希望の方は、11月8日(月)までに参加申込フォームに必要事項をご記入くださいますようお願いいたします。追って参加用Zoomミーティングルームのリンクをお送りいたします。

※ 通信環境の関係上定員を設けますので、場合によっては参加いただけないことがあります。あしからずご了承ください。

日時: 2021年11月9日(火)、10日(水)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会場: オンライン(Zoom)
司会横江良祐(東京大学)
コメンテーターNathan Hopson(ベルゲン大学)、谷本雅之(東京大学)
使用言語: 英語
参加費: 無料
ポスター: こちらからダウンロードください
参加申込フォーム (English included):https://forms.gle/sMK4Qn5TJHxTuHR6A
問い合わせ先: 事務局担当 hw.research.showcase@gmail.com

Program

DAY 1 – 9 November 2021

17:00-17:15 – Opening Remarks

17:15-18:00 – Panel 1 Presentations

趙亜男 Yanan Zhao | University of Tokyo
The Formation of Wabi-cha and the Impacts of Japan’s Foreign Trade with Korea and the Ming Dynasty

新田さな子 Sanako Nitta | Kyoto University
Writing the History of Kett’s Rebellion: The Gentry’s Perceptions of Revolt in Tudor England

木内翔 Sho Kiuchi | Nanzan University
John Henry Newman and the Radicalisation of Liberal Catholic Intellectuals in Mid-Victorian England: The Case of The Rambler

18:00-18:20 – Break

18:20-19:05 – Panel 2 Presentations

北川涼太 Ryota Kitagawa | Hiroshima University
Technological Progress, the Royal Navy, and the Significance of Engineer Officers in the Late Nineteenth Century

村上愛 Megumi Murakami | Northwestern University
Cooperation for Infectious Disease Control and Public Announcement by Experts in 1940s Japan and the United States: An Approach in Game Theory

五十嵐英梨香 Erika Igarashi | University of Tokyo
The Impact of the Gender Imbalance on Marriage and Birth: Evidence from World War II in Japan

19:05 – End of First Day


DAY 2 – 10 November 2021

17:00-18:00 – Panel 3 Presentations

龔氷怡 Bingyi Gong | Osaka University
The Mission of Reconciliation: American Quakers and U.S.-China Relations in the Cold War

森江建斗 Kento Morie | Kyoto University
Inter-urbanization Processes between Tokyo and New York in the 1960s: Sister City Affiliations and the Changing Perception of Urban Problems

奈須野文槻 Fuzuki Nasuno | University of Tokyo
The Implementation of Computers in Japanese Hospital Management around the 1970s

趙勝新 Cho Sungshin | Kyoto University
Shipping Specialization in East Asia: The Case of Imabari City after the 1970s

18:00-18:20 – Break

18:20-19:05 – Panel 4 Presentations

佐藤雪絵 Yukie Sato | Waseda University
British Opinion and South Korean Politics: The Gwangju Uprising (1980) through the Lens of the UK Foreign and Commonwealth Office

小嶌真由香 Mayuka Kojima | University of Tokyo
The Origins of the Newspaper Home Delivery System as an Information Infrastructure in Contemporary Japan

エリック・ホイッスラ Eric Häusler | Sophia University
Cities Shape Global History: Tokyo, New York, and Zurich in the 1960s

19:05-19:25 – Closing Remarks by the Commentators

19:25-19:35 – Break

19:35-19:45 – Announcement of the Prize Winner

【International Conference】Health, Body, and the Profit Motive: Medicine as a Business in History – Open for Registration

A free online conference organised by the Historians’ Workshop, the Political Economy Tokyo Seminar (PoETS), and the University of Tokyo Graduate School of Economics, to be held live via Zoom. Please register via this link.

Friday 19 – Saturday 20 November 2021, 5~9:45pm (Japan Standard Time)

This conference explores medicine’s co-dependent relationship with business and capitalism. Commentators past and present have viewed medicine as a ‘public good’ that risks becoming inefficient or undersupplied when exposed too much to market competition. However, across different historical and regional contexts, forces of self-interest and the profit motive have consistently shaped matters pertaining to our health and body, often to a surprising degree. In a recent discussion piece in the Bulletin of the History of Medicine (2020), Christy Ford Chapin points to intersections where both medical historians as well as economic and business historians have, often unknowingly, made huge strides in one another’s research themes. This two-day event aims to identify these intersections and interrogate what they mean to our understanding of medical knowledge and practice. 

The Historians’ Workshop is proud to host this English-language symposium at the University of Tokyo Graduate School of Economics. We will take registrations until 17 November 2021 via this link.

Dates: Friday 19 – Saturday 20 November, 5-9:45pm (JST)
Deadline for Registration: 17 November 2021
Registration Link: https://forms.gle/cfofof7MU6iCp6yVA
Location: Online (Zoom)
Language: English
Participation: Free
Full Programme: link
Twitter Hashtag: #HealthBodyProfit2021

If you have any questions, please email Ryosuke Yokoe at medicine.as.business.2021@gmail.com

Conference Programme

DAY 1 – Friday 19 November 2021

17:00 – Introduction by Ryosuke Yokoe (15 min)

17:15 – Panel 1 – Marketing, Retail, and Consumerism (90 min)

Lucas Richert (University of Wisconsin-Madison) – ‘Conscientious Guardian’ vs ‘Commercialized Jungle’: Pharmacists and Pharmacy Design in the Postwar United States

Elsa Richardson (University of Strathclyde)- Edwardian Wellness: Eustace H. Miles and the First Health Food Empire

Jinghong Zhang (University of California Santa Cruz) – The Boom of the Dental Market: State Capitalism and the Development of Dentistry in China, 1978-2021

18:45 – Break (15 min)

19:00 – Panel 2 – Special Panel: Business, the Profit Motive, and Health Policy in Postwar Britain (90 min)

Sally Sheard (University of Liverpool) – Economists, Politicians and the Creation of a New Political Economy of Health

Philip Begley (University of Liverpool) – Management Consultants and Britain’s National Health Service

Paul Atkinson (University of Liverpool) – The Politics of Medicines: Where Pharma Meets the Regulator

20:30 – Break (15 min)

20:45 – Plenary Presentation (60 min)

Pierre-Yves Donzé (Osaka University) – Capitalism and Global Health in Modern History

21:45 – End of Day 1


DAY 2 – Saturday 20 November 2021

17:00 – Panel 3 – Pharmacists and the Pharmaceutical Industry (90 min)

Hoi-Eun Kim (Texas A&M University) – Adulterated Intermediaries: Peddlers, Pharmacists, and the Patent Medicine Industry in Colonial Korea (1910–1945)

Carsten Timmermann (University of Manchester) – Commerce and Chemotherapy: Cancer and the Pharmaceutical Industry

Reiko Kanazawa (Nagoya University) – Pricing Retrovir: Shifting the Dialogue on Drug Access from Safety to Cost in the First Successful AIDS Treatment (1987-1991)

18:30 – Break (15 min)

18:45 – Panel 4 – Capitalism and its Discontents (70 min)

Edoardo Pierini (University of Geneva) – The Medicalization of Life and the Roots of Good Health as a Business

Paloma Fernández Pérez (University of Barcelona) – Traditional Values in a Capitalist World: the Physicians Union (Sindicat de Metges) of Catalonia, 1920-1936

(Cancelled) Max Hodgson (University of Warwick) – ‘Competing for Health’: Prison Earning Schemes, Power Relations, and Inmate Health in Britain, 1929-1948

19:55 – Break (15 min)

20:10 – Concluding Thoughts by Daiji Kawaguchi (University of Tokyo) & Discussion with Pierre-Yves Donzé (50 min)

21:00 – Virtual Wine Reception on Wonder.me (only accessible via internet browser)

Featured Image – Jos van Brée (1860), ‘interior of a pharmacy, with four figures’, oil painting, Wellcome Collection

【応募締め切り延長】第14回リサーチ・ショウケース開催のご案内

2021年11月9~10日開催予定の14th Research Showcaseは、発表者応募の締め切りを9月17日(金)17:00まで延長します。

応募方式変更なし。https://forms.gle/scs3Vcsrs7p45iXY8

ーーーーーー

歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語での学問的コミュニケーション実践の場をつくっています。

第14回となる今回は前回と同じくオンラインで、2021年11月9日と10日、2日間にわたって開催されます。Nathan Hopson先生(ベルゲン大学/近現代日本史・科学史)と谷本雅之先生(東京大学/近代日本史・経済史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。英語での発表スキルの向上をめざす全ての歴史研究者に開かれた会にするため、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・経済史・科学史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時 : 2021年11月9日(火)、10日(水)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場 : オンライン(Zoom)
司  会 : 横江良祐(東京大学)
コメンテーター: Nathan Hopson(ベルゲン大学)、谷本雅之(東京大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語 : 英語
応募条件 : 大学院生からポスドクまでの歴史研究者(*日本国籍以外の方も応募の対象となります)
募集人数 : 17名程度
参加費  : 無料
ポスター : こちらからダウンロード
応募方法 : 発表希望者は、2021年9月17日(金)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URL   : https://forms.gle/DmrfTdmVk4fbVdj16 

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます(博士取得者も発表者として募集しております)。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)国際的なセミナーの雰囲気
日本国内の研究会の雰囲気と国際学会やセミナーのそれとは、発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、大きくことなる場合もあります。若手の段階から国際的な雰囲気を体感することで、自信をもって国際的な舞台にたつことができるようになります。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場が国内にもあることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない英語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

Nathan Hopson(ベルゲン大学)
谷本雅之(東京大学)
古川萌(東京大学)
横江良祐(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com

【発表者募集】第14回リサーチ・ショウケース開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語での学問的コミュニケーション実践の場をつくっています。

第14回となる今回は前回と同じくオンラインで、2021年11月9日と10日、2日間にわたって開催されます。Nathan Hopson先生(ベルゲン大学/近現代日本史・科学史)と谷本雅之先生(東京大学/近代日本史・経済史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。英語での発表スキルの向上をめざす全ての歴史研究者に開かれた会にするため、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・経済史・科学史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時 : 2021年11月9日(火)、10日(水)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場 : オンライン(Zoom)
司  会 : 横江良祐(東京大学)
コメンテーター: Nathan Hopson(ベルゲン大学)、谷本雅之(東京大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語 : 英語
応募条件 : 大学院生からポスドクまでの歴史研究者(*日本国籍以外の方も応募の対象となります)
募集人数 : 17名程度
参加費  : 無料
ポスター : こちらからダウンロード
応募方法 : 発表希望者は、2021年9月10日(金)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URL   : https://forms.gle/DmrfTdmVk4fbVdj16 

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます(博士取得者も発表者として募集しております)。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)国際的なセミナーの雰囲気
日本国内の研究会の雰囲気と国際学会やセミナーのそれとは、発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、大きくことなる場合もあります。若手の段階から国際的な雰囲気を体感することで、自信をもって国際的な舞台にたつことができるようになります。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場が国内にもあることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない英語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

Nathan Hopson(ベルゲン大学)
谷本雅之(東京大学)
古川萌(東京大学)
横江良祐(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com