Skills Workshop

日本史史料英訳ワークショップ(中世の回)開催記録

(English follows Japanese.)

2020年6月7日・21日に、日本史史料英訳ワークショップの第一回・第二回が開催されました。講師として、イェール大学のポーラ・カーティス氏(日本中世社会経済史)をお招きしました。

第一回では醍醐寺文書を取り上げ、日本中世宗教史専門の橘悠太氏(奈良文化財研究所)と黄霄龍氏(東京大学)、第二回では御成敗式目を取り上げ、日本中世法制史専門の木下竜馬氏(東京大学史料編纂所)と佐藤雄基氏(立教大学)が史料の読み下し・現代語訳を担当しました。

以下、ワークショップの内容を簡単にまとめます。

【醍醐寺文書の回】
・英語圏における日本史史料翻訳の現状
・検討史料:康暦元年(1379)「足利義満御教書」、貞和三年(1347)「足利直義書状案」、応永三十四年(1427)「僧正隆寛付法状」など
・主たる論点:「護持」の英訳はdefenseかprotectionか、密教儀礼で使う「道具」はimplementかtoolかinstrumentか、文書名の訳し方は古文書の様式と機能いずれに即すか、など。

【御成敗式目の回】
・John Carey Hall(イギリスの外交官)による御成敗式目の英訳とその影響
・検討史料:第5条「諸国地頭、令抑留年貢・所当事」、第41条「奴婢雜人事」など
・主たる論点:「年貢」、「所領」、「知行」、「奴婢」の英訳など。

二回とも約27名くらいの参加を得られました。西洋史・東洋史の方も参加してくださり、日欧の土地制度・訴訟制度、日本の「奴婢」は「奴隷」なのか等についても議論が盛り上がりました。

また、参加者からは、①単語・語句レベルでの訳語を、日本と海外の研究者が一同に会して検討することで、日本史史料(そして非西欧圏の史料全般)を英訳するときに出てくる本質的共通課題が見つかる場となる、②こうした議論を史学史的にレベルアップし、日本と海外の両方の研究者にとっての意味を再確認する場になっていくことを願っている、との声も寄せられました。

まだ試運転段階ですが、企画・運営側として、本ワークショップが参加者の皆さんにとって有意義なものになっていることを知り、心から喜んでおります。秋以降は近世、近代の回なども予定していますので、どうぞ、続報を楽しみにお待ちください。

近世の回での史料の読み下し・現代語訳の担当に興味のある方は、こちらのフォームから申し込んでください。(〆切りは8月21日(金)の17時)

問い合わせ先:黄霄龍 hxiaolong[at]e.u-tokyo.ac.jp

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On June 7 and June 21, 2020, the Historians’ Workshop held workshops on the interpretation and translations of Japanese historical materials. We invited Paula R. Curtis (Yale University), a specialist in Japanese medieval social and economic history), as our lecturer.

In the first session, we discussed fourteenth-century documents related to Daigoji Temple. TACHIBANA Yuta (Nara National Research Institute for Cultural Properties) and HUANG Xiaolong (The University of Tokyo), who specialize in the history of medieval Japanese religion, prepared the medieval Japanese readings and modern Japanese interpretations, which were distributed to workshop participants. In the second session, we discussed the Kamakura period legal code Goseibai shikimoku. KINOSHITA Ryoma (Historiographical Institute, The University of Tokyo) and SATO Yuki (Rikkyo University), who specialize in the history of legal systems in medieval Japan, presented their readings,  interpretations, and insights into the translations of some terms found in the documents.

The following is a brief summary of these sessions.

【A selection of Daigoji Materials】
・Issues in the translation of premodern historical materials
・Documents discussed: Ashikaga Yoshimitsu Directive (1379), Ashikaga Tadayoshi Letter Facsimile (1347),High Priest Ryūkan Letter of Transmission (1427) .etc.
・Some points of interest: the translation of 護持 as “defense” or “protection、” how to capture the nuance of the term 道具 in religious settings (debating the terms “implement,” “tool” or “instrument”)、how to translate titles of documents provided by scholars that may be interpretative (based on style or function), etc.

【A selection of Goseibai shikimoku】
・John Carey Hall’s 1906 translation and its influence on present-day research and teaching
・Documents discussed:Article 5 “Regarding land stewards (jitō) of various provinces withholding the annual tribute (nengu) and land taxes (shotō)”; Article 41 “Regarding bound servants (nuhi zōnin)”, etc.
・Some points of interest:considerations in the translation of core terms such as 年貢, 所領, 知行, 奴婢, etc.

We had about 27 participants in each session. Attendees included   scholars of Western history and Eastern history, and discussions were held on the differences between land systems and legal systems in medieval Japan and Europe, and the complications that arise when dealing with Japanese terms such as  “奴婢,” which is sometimes translated as “slave,” and sometimes as “bound servant.”

Participants also expressed their hopes that (1) by having Japanese and foreign researchers discuss translation together at the word/phrase level we will be able to find common issues that emerge when translating Japanese historical materials (as well as all the non-Western historical materials) into English, and that (2) we might be able to elevate these discussions to a historiographical perspective and reconsider their significance to both Japanese and foreign researchers.

We are still experimenting with the workshop’s format, but organizers are very pleased to know that it was meaningful for all the participants. We are also planning to hold Edo and modern sessions  this fall and look forward to seeing you all next time!

For more information, please contact at HUANG Xiaolong (hxiaolong[at]e.u-tokyo.ac.jp).

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「スライド道場」開催レポート

去る2020年5月11日および18日に、スキル・ワークショップ「スライド道場」をオンラインで開催し、おかげさまで非常な好評を博しました。参加者の一人であった山田智輝さん(京都大学・博士課程)に本イベントのレポートを執筆していただきましたので、以下に掲載いたします。

開催趣旨

議論の内容や妥当性が問題となる学術発表において、それを補助する視覚資料そのものの出来が問われることはほとんどないでしょう。そうした理由もあって、従来、学会での発表にさいしてどのようにスライドをつくるべきなのかは、公の場で体系的に伝えられることはまれで、おおむね個々人の裁量にゆだねられてきたといえるでしょう。

しかし実際には、スライドは発表の質を向上させるための要素として重要な役割を担っています。そこで、スライドの作成について話しあい、そのポイントやテクニックを可視化かつ共有する場として、本ワークショップが企画・開催されました。ここでの目的は、ともすれば多くの情報をひとつのスライドに詰め込んでしまいがちな歴史学分野の研究発表について、どのようにスライドを作成すれば効果的で、よりわかりやすく説得的に聴衆へ内容を伝えられるのかを考えることでした。そのためにも、本会特任研究員の古川萌氏がファシリテーターを務めたのにくわえて、ゲスト講師として竹中技術研究所の今西美音子氏を招聘することにより、歴史学以外を専門とする研究者の視点もとりいれつつ、よりクリアなスライドづくりについて議論しました。

【第1回】スライドづくりの基礎を学ぶ

11日の第1回は、古川・今西両氏をふくめて23名が参加しました。そこでは、今西氏やそのほかの参加者が実際に過去の研究発表の場で用いたスライドを参考資料としながら、スライドづくりの基礎について学びました。

はじめに、どのような役割をスライドに担わせるかに応じて何を記載する必要があるのかを決定していくことや、図表や見出しにくわえ、関係性・構造・性質あるいは数量といった情報を提示するのにスライドは適していることなど、スライドづくりの考え方について今西氏がレクチャーをおこないました。

つづいて、そうした考え方にもとづき、どのようにスライドを作成すればよいのか、具体的なテクニックについて話しあいました。まず推奨されたのは、自分自身のテンプレートを「育てる」ということでした。すなわちそれは、スライド作成アプリケーションにある既存のテンプレート機能をアレンジしたり、自分でゼロからテンプレートをつくってみたりし、さらにその用いたテンプレートを一度きりのものに終わらせずにくりかえし使いながら、そのたびごとに改良していくというものです。

また、紙面づかいや配色、文字の書体やフォントサイズ、ヘッダーやフッターといった機能などにかんして、どのようにすれば聴衆にとって親切なのかを話しあいました。そして、スライド全体の粒度、エッヂや比率等を統一したり、おなじレベルの情報はおなじ見た目にしたりすることなどの重要性を学びました。

【第2回】実践を通してより具体的に学ぶ

18日の第2回には、19名が参加しました。はじめに、前回の補足として、パワーポイントのテンプレート機能の使い方についての詳細な紹介が古川氏からなされました。それにつづいて、前回の内容をふまえて3名の参加者が事前に作成したスライドについて、参加者が作成時の意図を説明したのち、今西氏が考慮すべきポイントや改善できる箇所についてアドバイスをおこないました。

おもに話しあわれたのは、図や配色、年表やキャプションについて考慮・工夫すべき点についてでした。具体的に論点となったのは、どんな聴衆にとっても一目で把握しやすくするために、ユニバーサルデザインに則った色使いを心がけることや、各スライドのデザインを統一したり、行間を調整するなどして、ひとつのオブジェクトをひとつのかたまりにみせたりすることの重要性でした。さらには、アニメーションやドロップシャドウの使い方とその工夫についても詳細な紹介がなされました。

少しの工夫で発表の質を上げよう

以上のように、今回のワークショップでは、ひとりではなかなか気づくことのできないスライドづくりの知や技術を、可視化・共有することができました。多くの人はこれまでしばしば、感覚的な見た目に頼ってスライドを作成してきたのではないでしょうか。しかしそうではなく、理論をもとにデザインすることで、それがたとえほんの少しの工夫であっても、スライドがずいぶんとクリアでわかりやすいものになり、ひいてはそれが発表の質の向上につながることを本ワークショップでは体験できました。とくに、非常に緻密な数値や計算にもとづいた、今西氏のスライド作成理論・技術は瞠目すべきものでした。

また、テンプレートを育てていくことによって毎回のスライド作成にかかる時間を短縮できるため、また、スライドの完成度を高めてクリアにすることによって口頭で説明しなければならない事柄が少なくなるため、その分だけ発表の内容・議論そのものへより注力できる、という同氏の言葉も印象的でした。

参加者の声

ほかの参加者の方々からは、「スライド道場」の参加後のアンケートにおいて、以下のようなコメントをいただいています。

  • 講師の今西さんと参加者の方のスライドを見て、自分のスライドを客観的に見ることができた。私はMacとWindows の両方を使用しているので、Keynote とパワポの両方について知ることが出来て良かった。テンプレートを自分で育てるという発想すら無かったが、年表は必須となるので、作成してみたいと思う。ヘッダーや色の使い方も実践できて良かった。(教員・実践を含むワークショップに参加)
  • パワーポイントに限らず、レジュメにも応用可能な知識を多く教えていただけて、非常に参考になりました。自分が使う記号にルールを設けるというアイデアは早速導入させていただいてます。導入してみると思ったより時短に繋がっているなという実感があります。これまでどこでも教わったことのない知識ばかりだったので、大変刺激的な会でした。(大学院生・聴講のみで参加)
  • テンプレを自分で育てていくなど、その場その場のテクニック以外のことも知れてよかった。「魅せる」スライドは、やはり時間をかけて作るものだと再確認できたので、これから重要な発表の時は、スライドの作成などの見せ方にも拘りたい。(大学院生・聴講のみで参加)

また、遠隔地からの参加も可能となるオンライン開催で良かったというコメントも多数いただきました。

歴史家ワークショップは、歴史研究にかんするイベントの開催を今後もつづけていきたいと考えています。アイデアをおもちの方はぜひ、運営委員に直接、あるいは rekishika.workshop[at]gmail.com にご連絡いただけますと幸いです。

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【開催告知】日本史史料英訳ワークショップ

開催趣旨

歴史家ワークショップは今年度から日本史研究者の国際発信力向上に資する取り組みを始めました。日本文学・日本史Research Showcaseに続き、今回、若手研究者向けの「日本史史料英訳ワークショップ」を企画しました。

ワークショップの目的は、日本史史料の解釈を英語でどのように表現するかという過程を、英語圏の研究者を交えて経験し、双方向の議論を通じて、日本史史料の英訳スキルはもちろんのこと、参加者の国際発信力の向上を目指します。

本ワークショップは不定期の開催となりますが、まずは二回にわたって日本中世史料を取りあげます。今回、講師として、日本史史料の英訳に携わってきたイェール大学のポーラ・カーティス氏(日本中世社会経済史)をお招きします。当日は、まず日本側担当者から訓読・現代語訳を発表し、次に講師から英訳とその解説を行います。そして、それをもとに参加者の間で質疑応答を進めます。

日本史研究の国際的発信・海外研究者との交流に興味を持つ若手研究者が、気軽に参加できる開かれた議論の場を提供できればと思います。

開催概要

対象|英語を母語としない研究者

費用|無料

使用言語|日本語

場所|オンライン開催(Zoom使用)

日時|第1回:6月7日(日)9:30~11:30(日本時間)

   検討史料:中世寺院文書

   担当:橘 悠太(奈良文化財研究所)・黄 霄龍(東京大学)

参加申込はこちら(https://forms.gle/SpUv63DMoGYYRd4g7)から ※第1回目の参加〆切は6月5日(金)。

6月11日追記:第二回の申込〆切りは6月19日17時。参加者には19日の夜頃に史料の訓読・現代語訳・英訳を配り、zoomのアドレスを案内いたします。

検討史料:『御成敗式目』

担当:佐藤雄基(立教大学)・木下竜馬(東京大学史料編纂所)

問い合わせ先:黄霄龍 hxiaolong[at]e.u-tokyo.ac.jp

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【参加者募集】スキル・ワークショップ「スライド道場」を開催します

歴史家ワークショップでは、5月11日(月)および18日(月)に、スキル・ワークショップ「スライド道場」をオンラインで開催いたします。このワークショップでは、スライドに全部載せるには情報過多になりがちな歴史学分野の発表について、どのようにスライドを作ればクリアに分かりやすく内容を伝えることができるか考えます。

本会特任研究員の古川がファシリテーターを務めるのに加え、ゲスト講師として竹中技術研究所の今西美音子氏を招き、歴史学以外の専門の方の視点も取り入れることで、より客観的に把握しやすい視覚資料を目指します。

学術発表では基本的に議論の内容や正当性が問われるので、それを補助するスライドの質が問題の焦点となることは少ないのですが、じつはスライドは発表そのものの質を上げるための重要なファクターの一つです。ぜひ奮ってご参加ください!

開催概要

対象|歴史学系の院生・研究者
費用|無料
場所|オンライン開催(Zoom使用)
日時
【第1回:5月11日(月)13:00-15:00】
実際に学術発表で使われたスライドを参考資料に、改善できる箇所、考慮すべきポイントなどについて議論します。
【第2回:5月18日(月)13:00-15:00】
第1回で議論されたポイントを踏まえ、特定のトピックについてのスライドを実際に作ります。

講師プロフィール

◆今西美音子
竹中工務店技術研究所研究員。早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。博士(人間科学)。専門は人間行動・群集流動。

◆古川萌
東京大学経済学研究科特任研究員。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専門はイタリア・ルネサンス美術史。

参加登録

以下のリンクからお願いいたします。
「スライド道場」参加登録フォーム

なお、参加には二つの方法があります。登録フォーム内にてお選びください。

  • スライドづくり実践を含むワークショップ参加(10名程度)
  • 聴講のみの参加(人数制限なし)

座学と実践両方を取り入れた内容を目指しますが、もちろん聴講のみの参加も歓迎です。

また、ワークショップ参加者のなかから、過去の発表で使用したスライドを参考資料として提供してくださる方も募っています。講座内で使用する際には、適宜個人情報や発表内容を隠し、どなたのスライドか分からないようにいたします。

皆さまのご参加お待ちしております!

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【開催案内】2020年1月16日(木)「論文を国際ジャーナルに載せるには」

1月中旬に来日されるPatrick Wallisさんを囲んで、国際査読雑誌への論文投稿についてラウンド・テーブルセッションを開催いたします。リサーチセミナーとは違った観点から、実践的なアドバイスを得られる貴重な機会となります。パネルには、東大東文研の米野みちよさん、青山学院大学のシーダー・チェルシーさん、歴史家ワークショップ運営委員の山本が登壇し、英語での査読雑誌投稿に的を絞って様々な経験を共有いたします。質疑の時間もございます。国際査読雑誌への投稿をお考えの皆様は、ぜひご参加ください。

日時: 2020年1月16日(木) 16:30-18:30
会場: 東京大学本郷キャンパス経済学研究科小島ホール1階第2セミナー室
地図:http://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/about/access/campusmapj.pdf
使用言語:英語
参加:無料・事前登録無し

パネリスト:
Chelsea Schieder (Aoyama Gakuin University) modern Japanese history
Patrick Wallis (LSE) economic history
Koji Yamamoto (University of Tokyo) early modern British history
Michiyo Yoneno-Reyes (University of Tokyo) Asian studies

予定しているトピック:
・投稿先の雑誌をどのように選ぶか
・雑誌の編集者や査読者は何を審査しているのか。
・博士論文や学会発表から、論文原稿を発展させる際の戦略
・「国際誌に投稿してよかった」と感じたエピソード
・院生だった頃の自分に教えてあげたいアドバイス

共催:University of Tokyo International Publication Initiative (UT-IPI)

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【開催案内:2020年1月12日(日)】若手・中堅のための英語論文ワークショップ with Patrick Wallis (LSE)

Patrick Wallis 教授 (LSE:London School of Economics)をゲストにお迎えし、政治経済学・経済史学会・経営史学会・社会経済史学会との共催で、「若手・中堅のための英語論文ワークショップ」を開催します。国際誌のエディターであり、未刊行史料に基づいた質的分析と計量的分析の両者に長じた Wallis 氏の実践的アドバイスに触れることのできる貴重な機会です。社会史・経済史・経営史分野で英語での論文投稿に挑戦されたい方は、ぜひご参加ください。

  • 日時:2020年1月12日(日) 13:00-17:30
  • 会場:東京大学本郷キャンパス経済学研究科、小島ホール2F、第3セミナー室
  • ゲストコメンテーター:Professor Patrick Wallis 
    Department of Economic History, LSE, managing editor of Economic History Review
  • 使用言語:英語
  • 参加: 無料・事前登録無し
  • プログラム:
    13:00-13:50 
    ①  掘井 誠史(神戸大学大学院経済学研究科)
      “Technological innovation in textile industry: evidence from prize competitions implemented in Kurfürstentum Sachsen during the late eighteenth century“

    14:00-14:50
    ② 井上 達樹(東京大学大学院経済学研究科)
    “The impacts of coal smoke on fertility and mortality in Japan, 1899–1910.” 

    14:50-15:10
    休憩

    15:10-16:00
    ③ 佐藤 秀昭(住友史料館)
    “Outside the country in the country: bonded warehouses in Japan in the 1920s”

    16:10-17:00
    ④ 五十嵐 英梨香(東京大学大学院経済学研究科)
     “Pregnant women during the baby boom in Japan”

■ 共催:政治経済学・経済史学会・経営史学会・社会経済史学会

■ 問い合わせ先:
  歴史家ワークショップ事務局  rekishika.workshop@gmail.com

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【締切12/6】2020年1月12日 若手・中堅のための英語論文ワークショップ発表者募集(政治経済史・経営史・社会経済史)

「若手・中堅のための英語論文ワークショップ」開催のお知らせ

Patrick Wallis 氏 (London School of Economics)をゲストにお迎えし、政治経済学・経済史学会・経営史学会・社会経済史学会との共催で、「若手・中堅のための英語論文ワークショップ」を開催することになりました。国際誌のエディターであり、未刊行史料に基づいた質的分析と計量的分析の両者に長じた Wallis 氏から実践的アドバイスを頂くことのできる貴重な機会となります。下記の要 領で報告者を募集しますので、奮ってご応募ください。

【日 時】 2020 年 1 月 12 日(日) 13 時 00 分~17 時 00 分
(報告者数により若干前後します)

【場 所】 東京大学本郷キャンパス 小島ホール 2F 第 3 セミナー室

【ゲスト】 Professor Patrick Wallis(London School of Economics, managing editor of Economic History Review

【募集対象】 経済史・経営史を専攻する若手・中堅研究者

【応募方法】 政治経済学・経済史学会ホームページ(http://seikeisi.ssoj.info/)より、 応募用紙をダウンロードの上、必要事項と報告要旨(300 単語以内の英文)を記入し、12 月 6 日(金)17 時までにメールの添付ファイルで歴史家ワークショップ 事務局(rekishika.workshop[at]gmail.com)宛にお送り下さい。なお、採否の結果は、下記の合同準備委員会の審査を経て、12 月旬までに連絡いたします。

【備考】
(1)報告は1本 20-30 分、講評と討論を 20 分で行う予定です。使用言語は英語です。 ※討論時間等は報告者数によって変動します。
(2)報告者は、共催学会の会員および歴史家ワークショップのイベント参加経験者が優先 されます。大学院生・若手・中堅の応募を歓迎します。(年齢は関係ありません)
(3)採用された方は、2020 年 1 月 5 日までに 4000-10000words のドラフトを歴史家ワークショップ事務局へ提出してください。
(4)歴史家ワークショップでは、校閲ワークショップも開催しています。詳細は下記 URL をご覧ください。https://historiansworkshop.org/category/other-event/revising-your-drafts/
(5)首都圏以外の地域にお住まいの大学院生・PD・非常勤限定で、トラベルグラント (実費ベースで最大 3 万円まで)を支給します(若干名)。

【運営委員】
大塩量平(大東文化大学経済学部)
小島庸平(東京大学大学院経済学研究科)
山本浩司(東京大学大学院経済学研究科)

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2019年5月19日「ワークショップ:国際発信とキャリア形成」開催報告

趣旨説明・概要

2019年5月19日、第69回日本西洋史学会大会で「ワークショップ:国際発信とキャリア形成」を開催しました。本企画は、西洋史研究者の国際的な研究活動の実践と、それに付随するキャリア形成のあり方について、参加者による討論を通じて現状の把握と問題点の共有を目指すものでした。近年ますます盛んになる研究の国際化は、研究者自らが望むものであると同時に外部から要請されてもいます。また日本語での研究発表や論文・書籍の執筆、大学での教育や社会への発信といった活動の重要性が減じているわけでもありません。このような多種多様な活動をすることへのジレンマは、世代を問わず共有されているのではないでしょうか。

こうした問題の解決は容易ではありませんが、問題が個人的なものであると同時に構造的なものだと捉えるならば、各人がそれぞれの立場から何を具体的な問題として何に価値を見出しているのかを学会という公の場で話し合い、共有し、可視化することには意味があるでしょう。そこで、なんらかの規範的な結論を求めることなく、異なる立場・キャリアの段階にある人たちが自由に話し合うワークショップの機会を設けました。まず近代フランスの科学技術史を専門とし学問と大学のあり方の歴史にも詳しい隠岐さや香氏に、ご自身の経験に基づく問題提起・話題提供を議論のきっかけとしてしていただき、続いて「システム✕デザイン思考」による問題解決手法の開発と実践に携わる鳥谷真佐子氏をファシリテーターとしてグループワークを行いました。

 

隠岐氏による問題提起・話題提供

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隠岐氏の報告では、科学技術史の研究者としての立場から、日本語、フランス語、英語といった多言語での研究発表のペースと内容の違い、英語圏、フランス語圏、日本以外の東アジアの国々の研究者と日本人研究者の研究発表・内容のスタイルの違いなどが指摘されました。また国立の総合大学・研究大学に所属する立場から、人事や予算獲得において研究業績を定量的に評価する圧力が高まっていることや、理系をはじめとする非専門家に研究内容を届ける必要性と、その難しさも言及されました。

 

ワークショップ

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4つのグループに分かれて「国際発信とキャリア形成にはどのような問題があるか」というテーマでディスカッションを行いました。「因果ループ」という手法を用いて、研究者自身および研究者が関わる人々・組織による、さまざまな活動がどのように結びつき、どのような影響を持つのかを因果の関係性を表す図で示していきました。研究者自身を取り巻く環境と活動を規定する様々な要因を俯瞰するとともに、グループで話し合うことで、一人一人が見えてこなかった事柄に気づいたり、簡単に因果関係として捉えられない現象があることに気づきました。

最後に各グループが発表を行いましたが、共通して見られたトピックに、日本語と外国語での研究発表をするための時間・労力の振り分け、研究活動と社会との関わり、ライフワークバランスなどが解決していくべき問題として浮かび上がってきました。

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参加者の意見(アンケート結果より)

【得られたこと】

  • 現在日本の西洋史学が置かれている状況を客観視できた。ある課題は共有することで細分化され、解決の糸口が見つかると学んだ。
  • 海外で活動してきた人と国内で活動してきた人の間で対立があるかと思ったが、問題意識の共有がされていることに気づき勇気づけられた。
  • 異なる立場の方々が、それぞれの立場で学界全体、もしくは社会全体のことを視野に入れつつ考えているのを知ることができた。
  • 世代間のギャップを自覚できた。院生の問題を解決しようとすると有職者にしわ寄せがいき、その逆も然りで、そうした押し付け合いにならない解決策が必要だと感じた。
  • ジェンダーや世代、研究の経歴(海外で博士号を取ったか否かなど)がバラバラの人たちとざっくばらんに話せる機会はなかなかないので、楽しく意見を出しあえて有意義だった。
  • 問題把握のための思考実験が体験できた。

【もっと知りたかったこと、不足していると感じたこと】

  • 国際発信・キャリア形成というテーマでも拡散しがちで、あえてもう少し絞っても良かったのでは思った。
  • 研究者のバイアスが強くかかっていたと感じたので、一般社会・一般読者との関係についてももっと考えたかった。
  • 西洋史などの学部卒業生の進路分野の拡大とキャリア形成にかかわる議論ができなかった。

 

まとめ

今回のワークショップでは、意欲的な参加者に恵まれ、和やかな雰囲気のなかで楽しく議論をすることができました。本ワークショップの開催は、一般財団法人中辻創智社の会議開催費助成により可能になりました。ご支援を賜りましたことに対し、この場を借りて御礼申し上げます。今後も歴史研究に関する類似のイベントの開催を続けていきたいと考えています。アイデアのある方は、運営委員に、または当HPのコンタクトフォームでご連絡ください。

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2018年9月9日 「迷える子羊たちのために 論文執筆の処方箋」開催報告

2018年9月9日 「迷える子羊たちのために 論文執筆の処方箋」開催報告

概要

研究におけるゴールは、論文の執筆や学会発表というかたちで明示することが挙げられるでしょう。しかし、ここに至るには常に思考を反復しなければならず、わたしたちは試行錯誤を繰り返しています。このなかで、わたしたちはどのようにアイディアを育てているのでしょうか?

本ワークショップでは、西洋史研究者とアウトライン・ライティングの専門家より、執筆の過程について、どのようなことを問題と感じ、どう対処してきてこられたのか、失敗談を交えてお話しいただきました。スピーカーと参加者を交えたオープン・ダイアローグでは、みなさんが普段感じてる研究にまつわる悩みをポストイットに書き、それを模造紙上で分類する作業を行いました。全体のオープン・ダイアローグでは、3名のトークと各グループの模造紙にもとづき、各々の悩みとそれに対するメソッドについて議論しました。

 

トーク① 隠岐さや香氏(科学技術史・社会思想史/名古屋大学)

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隠岐氏は、未完に終わったフランス語の博士論文の執筆過程を失敗談として紹介した。自身はこれまで、シンポジウムや科研の企画など外部からの要求を受けて葛藤しながら書いてきたが、自分が「これは失敗だ」とみなして諦めないかぎり最後に何かしらの結果は出るのだと語った。

 

トーク② 青谷秀紀氏(中世ネーデルラント史/明治大学)

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青谷氏は、研究に取り組む際のメンタル調整法として自身が実践してきた冷水シャワーと瞑想を紹介した。また、アイデアを発見・拡張・分割するための3つの観点①異質なものの組み合わせ、②情報の適量化、➂外部からの案を挙げた。また、学務・家事・育児と研究の折り合いのつけ方、生活一般から研究や教育に資するアイデアを引き出す可能性にも触れた。

 

トーク➂ Tak.氏(ライター)

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Tak.氏は、自身が模索し、普及させているアウトライン・プロセッシングという執筆テクニックを紹介した。アウトライン・プロセッシングとは、「アウトライナー」と呼ばれるソフトを使って文章を書き、考える技術。アウトライナーの3つの機能であるアウトラインの表示・折り畳み・組み換えを、著書を執筆した際の実践例をもとにレクチャーした。アウトライン・プロセッシングについて、詳しくはTak.氏の著書を参照。

 

 

オープン・ダイアローグ

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トークの合間に行われた一度目のオープン・ダイアローグでは、参加者たちが論文執筆に関して普段から抱いている悩みをひとつずつポストイットに書き込み、それをグループごとに模造紙上で集約・分類しました。グループ間で共通する悩みが多く、リサーチと執筆の時間配分、問題設定の仕方、スケジュール管理、環境づくり、モチベーションの維持、費用確保、自分の論文に関与する他者との距離の取り方、語学といった分類ができあがりました。ここで出た悩みに対して自分なりの解決策をもっている参加者には、コーヒーブレイクのあいだに赤字でそのメソッドを書いたポストイットを貼ってもらいました。

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3名のトークの後に行われた二度目のオープン・ダイアローグでは、模造紙上に現れたいくつかの課題に関して全員でディスカッションしました。

 

・インプットとアウトプット

「読書量が少ないのではないかと感じて、文献を読んでばかりでなかなか書き始められない」「所要時間を過小評価してしまう」という多くの人に共通する悩みが話題となったときには、アウトライナーを用いたフリーライティングの方法や、一定量のページを読むのにかかった時間を毎日記録し、自分の読書スピードを把握して計画を改良していく、という方法が紹介されました。

・自分が書いたものを、いつ誰に見せるのか

これについては人それぞれでした。他人の意見に影響を受けたくない、という人もいれば、院生同士で見せ合う場がほしいという人もいました。ある参加者は、指導教員に「自分ではまだ見せられないと思う段階で見せるように」という言われているとのことでした。モチベーションの維持、スケジュール管理、論文を完成に向かわせる環境づくりといったことに密接に結びつく問題です。

・その他のトピック

研究とプライベート

パワハラ、アカハラ

資金不足

人生の不安、etc. …

 

論文の執筆という当初の話題からどんどん派生して、議論は多岐にわたりました。結局、論文を書くという行為は、わたしたちが日々直面する公私の問題を適切な優先順位でケアしつつ、各々にとって心地のよいメンタルと環境を確保したうえに成り立つべきものだということを実感した方が多かったのではないでしょうか。

スピーカーの方々も、「論文ってみなさんどうやって書いてるんでしょうね?」とか「自分の研究手法を確立できてはいない」ともらしていました。「論文執筆の処方箋」は、アップデートされ続けるのでしょう。

 

終了後、参加者に対してアンケートを実施しました。以下では回答の一部を紹介します。類似の企画を行うためのヒントになりそうです。

 

【学べたこと】

みんな同じ悩みを持っているのだな、自分だけではない、と思いました。(大学 院生)

・アウトライナー、逆算ウィークリー、年表作成などの具体的なメソッド。(大学 院生)

全体を通じて、色んな話を聞き、不安も薄くなった。卒論がすすまなかったり、 教授に連絡しなかったり(笑)したのは、自分の弱さだと思っていたが、みなさ ん様々な不安があると知り、安心した。また、それぞれの課題解決のために工夫 をしていたので、自分も頑張ろうと思った。(学部生)

 

【もっと知りたいと思ったこと】

・アイデアの鮮度や見切り時について。(大学院生)

・書いたものを「いつ見せるか」「どうやって見せるか」。(大学院生)

悩み共有などはできたかもしれないが、具体的な解決策についてもう少し踏み込 むべきだと思った。(大学院生)

 

【ワークショップの企画としてやってみたいこと・やってほしいこと】

・パワハラ・アカハラ対策(一般)

・メンタルを引き上げるのは個人的な面も多いので、方法、手法など、すぐにでも 変えられるものを対象にやってみて欲しいです。今日はみなさん自尊心や自己  肯定感の低さを感じているように思いましたが、自分にとっての「いつも」を  共有することで、結果的にメンタルを引き上げるのも良いのではないでしょう  か。(大学院生)

・海外研究者の失敗談など今回の内容の継続(教員)

・メモの取り方、インプットの効率よいやり方(ポスドク・非常勤講師)

・構想、書き初めレベルのものを見せ合う。(大学院生)

・論文執筆の方法について(今回は「研究をする上での悩み」が中心となっていた ので)(大学院生)

・語学の悩みが共通でけっこうあったので、勉強法について。あるいは勉強会を  やってほしいです。(大学院生)

・研究者としての就職について。特に学際領域におけるキャリア形成について(ポ スドク・非常勤講師)

 

まとめ

今回のワークショップは、「論文の執筆」にテーマを絞って企画されたものでした。しかし、参加者から出てきた悩みは論文執筆そのものだけではなく、その周辺にある研究環境やメンタルに関することなど多岐にわたり、しかもどれも多くの人に共通するものばかりでした。このイベントを開催したことで、多くの研究者が共通の悩みを持っており、それらが自分だけの悩みではないと認識することは、研究者にとって大きなメリットであることが明らかになりました。歴史家ワークショップは、上記のアンケート結果やみなさまのアイデアをもとに、今後も類似のイベントの開催を続けていきたいと考えています。アイデアのある方は、運営委員へご連絡いただくか、当HPのコンタクトフォームでご連絡いただけると幸いです。

 

Skills Workshop

2018年9月11日 Early Career Conference 開催報告

Research Showcaseの関連イベントとして、2018年9月11日にEarly Career Conferenceを開催しました。大学院生からポスドクまでのキャリアステップにある若手研究者の報告会で、歴史学研究者がカンファレンスにおける研究発表と司会進行(チェア)の経験を積むことを目的とするものです。

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初回にあたる今回は、東京のほかにシンガポールや香港、スコットランドから国際色豊かな6名のスピーカーが集まりました。東アジア経済史のポスドク研究員ラッサーン・モアッジン氏による30分の基調講演のあと、博士課程・修士課程の大学院生にそれぞれ20分の持ち時間で研究内容を報告していただき、すべての発表に20分間のQ&Aセッションを設けました。

加えて、若手研究者の発表スキル向上のために、当日の朝にすべての発表者が司会と発表のリハーサルを行い、相互にフィードバックを行いました。これによって、参加者全員が話し方や発表の構成、スライドの表現について改善案を学ぶことが出来ました。

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当日の運営は東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻の貝原伴寛(博士課程・フランス近世史)と照井敬生(修士課程・イギリス文化政策研究)が担当しました。専門分野もキャリアも異なる若手研究者・学生が一緒に発表をするという試みながら、合計で約20名の参加者が集まり、打ち解けた雰囲気で、各セッションの質疑応答は大いに盛り上がりました。

懇親会では、細かい専門分野を超えて若手研究者が国際的にネットワークを築く必要性を再確認し、上海・シンガポールの学生も今後同様の活動に取り組む意志を見せていました。

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以下報告者向けにおこなったアンケートの回答を抜粋して紹介します。

今回の報告会で学んだこと、楽しいと感じたこと

  • 「リハーサルセッションと打ち解けた社交の時間に加えて、学会本番中での、国際色ある聴衆との質疑応答から多くを学び、楽しむことが出来た。専門外の研究者から飛んでくる鋭い質問の数々を受け止めるのは素晴らしい経験だった」
  • 「幅広い研究者の前で自分の研究成果を発表し、彼らと知り合うことが出来たのは喜ばしい経験だった」
  • 「特に印象的だったのは、国際的な今回のプラットフォームに、熱意ある若手歴史学者が世界中から集まって意見交換を行い、親睦を深めていることだった。これは若手研究者にとって大きな励みになると思う」
  • 「他の若手研究者と知り合うことが出来たのは非常に有益な経験だった。研究の話のみならず、若手人文学者の状況についてもっといろいろと話していたかった。参加者同士で問題や関心を共有しており、お互いに助け合うことが出来ると思う」

本報告会への参加が今後のキャリアと研究にどのように役に立ちそうか

  • 「今回の会議は、若手研究者にとって非常に役立ち、知的に得るものが多い環境だった。私自身が将来は他の研究者とこうした場を築いていきたいと思う」
  • 「今後とも同様の趣旨の国際会議に参加していこうと思う」
  • 「リハーサルを通じて発表の技術と発表内容を磨いたうえで、発表の経験を積むことが出来たのがよかった。発表に対する質問も会議そのものも協力的で建設的なもので、将来の研究に大いに役立ちます」

まとめ
今回のEarly Career Conferenceは、若手研究者が、国際学会での発表に必要な経験と会議運営の技術を身に付ける舞台を用意することを目的として始まった企画でした。結果として、多様な研究関心とバックグラウンドの研究者による活発な意見交換と研鑽の場を参加者全員で作ることが出来ました。

我々は、歴史学・人文科学の国際的な発展に貢献するべく、今後とも多様なイベントを企画・実施していく予定です。
運営の貝原・照井はともに、今回のイベントのためにHistorians’ Workshopに初めて加わり、企画・運営を一から行いました。報告者の募集から広報資料の作成、会場の準備など、普段参加しているような学会の舞台裏を体験することができました。複数の参加者と連絡をとっていくことや、当日の進行のペース配分など、大変に思われたこともありますが、今後の学会の企画や運営に必要不可欠な経験を積めたと感じています。

Historians’ Workshopは今後とも新たな企画を立案・実施していきます。企画・運営に携わっていただけるという方々は、是非ともご連絡ください。