RE. F. Workshop

「バズる(?)アウトリーチのすすめ―公益性のある情報発信に向けて」開催レポート

2019年7月22日に開催したイベント「バズる(?)アウトリーチのすすめ―公益性のある情報発信に向けて」の開催レポートをお届けします。 

趣旨と登壇者の紹介については過去の投稿をご覧ください。
2019年7月22日「バズる(?)アウトリーチのすすめ―公益性のある情報発信に向けて」開催のお知らせ
 

各登壇者の講演

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今回はHistorians’ Workshop初の試みとして、講演内容を動画に収めてみました。
動画編集は広島大学D1の北川涼太さんが担当してくれました。(北川くん、本当にありがとう!)
以下、講演内容の重要トピックを箇条書きで列挙しています。気になるトピックがあれば是非動画の方で詳細を確認してみてくださいね!
 

北村先生の講演「ワイルドならどうする?」


・批評家としての北村先生とTwitter
 オスカー・ワイルド:批評=芸術
 ワイルドなら絶対にTwitterをやるはず…。
 ワイルドみたいに書きたい!Get Wilde!
・ウィキペディア英日翻訳活動
・自身の英語力を活かした社会貢献として
・授業で学生に翻訳を実践してもらう「英日翻訳ウィキペディアン養成プロジェクト」
・多数の団体・メディアから取材を受けるように
・信頼と継続がバズを生む
 原稿は絶対に落とさない!
 

古川先生の講演「美術展覧会に合わせたアウトリーチ」


・展覧会の情報不足を補うものとして、美術展に合わせたアウトリーチ活動を開始
・イラスト入りパンフレットの配布・展覧会ツーの企画
 →団体で動く難しさ/大声は出せない/参加者の層が首都圏に限定
・ネットプリントを活用
 →全国の人がガイドを楽しめるように
・団体との共催で規模アップ
・情報発信とリスク管理
・込み入った説明にTwitterは向いてない(誤解を生みがちに…)
・長文はブログで発信
・原稿の下読み依頼や下書き保存の活用で不必要な炎上を回避
 

丸尾氏の講演「ちょっと輝きが足りない『鈍重な自己啓発』のすすめ」


・バズる記事の共通点(田野大輔先生の記事を例に)
 1)新事実(「ナチスの体験授業」という突飛さ)
 2)新解釈(「全体主義は容易である」)
 3)実存に根差した共感(「自分もこうなり得る」「身近にも全体主義の萌芽があるかも」)
 ≒鈍重で持続可能な自己啓発
・「実存に根差した共感」から、読者が自らの環境を操作可能・変更可能なものとして認識できるように…アウトリーチの公益性
・たぶん編集者はめっちゃTwitter見てる(からどんどんツイートして!)
・情報発信において、一番大事なのは覚悟では?
 

質疑応答

質疑応答は、参加者の皆さんのおかげで非常に活発なものとなりました!

Q. アウトリーチの意義、若手がすることの意義
A. 専門分野を残すために良き受容者を育てたい。教養よりのコンテンツを潰そうとする人がいるが、そういう人はそのコンテンツが流行っていることに気づいていない。可視化が重要。
A. そもそもアウトリーチを活発化する必要があるか解らない。自分の場合は専門分野を愛する気持ち、専門外の人々に自分が面白いと思うものを布教したい気持ちが強かったからアウトリーチを始めた。愛が持たれていない分野は自然淘汰されると思う。
A. アウトリーチが評価される空気を醸成していきたい。

Q. どのような研究者がアウトリーチ向きか
A. 一般向けの文章が書ける人。アカデミアと社会を分断しないバランス感覚が必要。
A. 研究者本人が面白い人かどうか。
A. 〆切が増えることを考えると1日にたくさん書くのが好きな人。

Q. どう炎上やクソリプに対応しているのか
A. (クソリプラーをブロックすることなく真面目に対応することについて)相手に伝わるかではなく、TLを見ている学生に「やな事言われたら言い返していいんだ」と伝えるため、あえてまともに反応している。「反論することは寧ろカッコいいじゃん」という空気を作りたい。
A. そもそも意見を表明するタイプのツイートをしないようにする。ブログ記事については間接的批判はありうるが、直接リプは少ないのでスルーできるしスルーする。

Q. アカデミズムは「バズ」とどう関係すべきか
A. 人々が関心を持っていることがバズるわけで、アカデミズムは「バズ」トピックについて学会をやるべき。テレビが生んだバズについても、学会がすぐにセミナーや雑誌の特集を組むのが望ましい。ただ学会に「目利き」がいないとこれらは実現しえない。
(例)TOKIOを知らないとTOKIOが発端のバズはアカデミックなことであれ学問に繋げ得ない
A. とはいえ若手が以上の活動を大きな学会に提案するのは難しい。オンライン上に流行に聡い研究者が集まれる場があればいいのだが。
A. ウェブ媒体で記事にすること自体がバズのフォローである。ウェブでは同じことが繰り返し議論される傾向があるので、ウェブ記事が何度も参照されるストックとして機能しうる。

Q. 意図した層とは違うファン(ノイジーマイノリティなど)が発生して、その結果、優良なファンがいなくなってしまうこともありえると思う。セルフブランディングって成功しているか?
A. ターゲッティング自体に違和感ある。ターゲティングをすると内輪になりやすい。それよりかは訳が分からない人がいた方がよい。今の社会の問題が内輪化にあるので、もっとマスに届いて欲しいと考えている。
A. >ファンが欲しくてやってるわけではない。強いて言えば高校生や学生に見てもらいたい。女性研究者にたいし、顔が出たとたんに猥褻な画像を送ってくる人がいるが、それはセキュリティ案件にするしかない。

Q. 自ら主体的に発信してこなかったSNS初心者へのアドバイスもお願いしたい。
A. 全員がSNSでアウトリーチを行う必要はない。書いた論文を再利用可能な形でウェブに出すだけで十分意義がある。利用可能な形でウェブ上に論文があれば、他人がそれを拾って記事を書くことも出来る。また、ciniiから論文本体が手に入れば編集者がそれをもとに記事依頼を送ることもできる。
A. 編集者にはウォッチャーが多い。専門書と現代社会の繋がりを示すような読書日記やツイートがきっかけでアウトリーチが生まれることもある。
A. 数人グループでのアウトリーチも可能。得意分野によるタスクの分担ができる、個人の見解を相対化したうえで発信することも可能。
 

参加者の反応

最後に、参加者の皆さんのご意見・ご感想を紹介したいと思います!
まずはアンケート結果から↓

・北村先生がきっかけで文学研究に関心をもち、映画や演劇を批評する楽しさを知った。もともと海外作品の需要層を広げ日本に紹介される作品が増やすことに関心があったため、今回アウトリーチについてお話を拝聴出来て良かった。
・おそらく自分より10~15才若い研究者・出版関係者が、自分とは異なる情報空間のなかで何を考えどんなことをしているのか具体的に分かったのが非常に面白かった。自分が大学院生だった頃よりもアカデミアは社会に近く、いままでに様々な試みがあったのだろう、と実感することができた。一方、炎上への(過剰な)危機意識の高さも感じた。昔は炎上してナンボくらいだったような気がする。
・今回のイベントを通じてアウトリーチのノウハウや心構えなどを学ぶことが出来、非常にためになった。特に、研究者と編集者の2つ立場から話を聞けたのが良かった。このイベントの続編があれば是非参加したい。ライブ配信などでもっと公開されるといい。
・とても刺激的で勉強になり楽しかった。アカデミアと一般をつなぐ、まさに今問われているアクチュアルなテーマでとてもわくわくした。また、活発なディスカッションが出来てよかった。時間配分なども含めとても纏まりが良かった。
・自己流でアウトリーチを行うと独善的になりがちで、炎上のリスクも大きい。今回、第一人者の先生方からノウハウを伺えたのが良かった(特に教員として安心した)。個人的には丸尾氏が仰るところの「覚悟」を持つのに疲れた節がある。
・アウトリーチ自体について多角的に考えることが出来て良かった。
・なかには慎重な発言もあったが、若い人に手放しで勧められるのかが気になった。主張や議論が粗くなりがちなので、専門家としての評価が定まらないうちはリスクもあるのではないか。

今回、「#バズるアウトリーチ」のハッシュタグをつけて、Twitter上でも皆さんからご意見を頂戴しました。
そのツイートをTogetterの方にまとめています。そちらも是非ご覧ください!
https://togetter.com/li/1379599
 

おわりに

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文系学問への風当たり、社会との溝、情報化社会に埋もれる良質な知、ベテラン研究者との世代間ギャップ…こうしたことへの危機感から、アウトリーチの意義や学術の社会への繋ぎ方を考える場を若手主導で設けたいと、今回のイベントを企画しました。
単に「文科省が推奨するからやる」のではなく、「先輩方に牽制されるからやらない」のでもなく、まず自分たちで考えなくてはならないだろうと。

今回のイベントを通じて、登壇者のお三方からフロアの皆さんまで、たくさんの方々から多様な意見を聞くことができ、企画者自身としましては、今後の活動のヴィジョンを以前よりずっと明確にできたと思っています。ご参加くださった皆さん・今これを読んでくださっている皆さんもそうであれば、企画者として嬉しい限りです。

また、上記の通り企画の動機は危機感によるものでしたが、皆さんの意見を聞く中で、自分の意見を主張したい、専門を活かしたい、好きで究めてきたものを知ってほしいといった純粋でポジティヴな意欲の大切さにも改めて気づかされました。
自分も楽しく受け手も楽しい――そんな理想的なアウトリーチの形を目指したいものです。

ありがたいことに、第2弾を期待する声もちらほらいただいています。
今回のイベントでは、質の問題についてあまり掘り下げられなかったと思うので、それについてやるのが一つかなと思っています。
丸尾さんの講演でも触れられていた、情報を「残念なもの」にしない努力や、アンケートにもあらわれている、若手の未熟さからくる質への懸念については、こういったイベントの場でこそ深く検討すべき点だと思います。
他にも、テーマや登壇者について希望があれば、是非運営委員までお聞かせください!

最後になりましたが、今回の登壇依頼を快く引き受けてくださり、有益な情報を提供してくださった登壇者のお三方、平日にも関わらず会場まで足を運び、活発に議論してくださった参加者の皆さま、円滑な運営をサポートしてくださったHistorians’ Workshop内外の全ての方々に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

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史料読解ワークショップ開催レポート②

*こちらは史料読解ワークショップ開催レポートの後編です。前編はこちら。

大学院生対談 —史料読解ワークショップに参加して—

◇問題意識と参加のきっかけ

中山:ワークショップを企画し、当日の司会を務めさせていただきました、東京女子大学修士に在籍している中山恵と申します。ドイツ近現代史の中でも、ヴァイマール共和国時代の戦死者記念について研究しています。ワークショップの企画をした動機は、学部時代、卒論を書くまでに、史料を実際に読んでみたり読み方を学んだり考えたりする機会がなかなかなかったことに気付き、これから修論を書くに当たって勉強したいと考えたからです。個人的に、ぜひ藤野裕子先生と小野寺拓也先生から史料に関するお話を伺いたくて、ワークショップへの登壇をご依頼したところ、ご快諾いただき企画が実現しました。

今回はワークショップを振り返るために、記事の執筆にも協力をいただいた同じく大学院生の浅井さんと奥田さんをお招きして対談の場を持ちました。本日の対談はちょうどワークショップ開催から1か月後となりましたね。それではまず、お二人にワークショップに参加した動機を伺いたいです。

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史料読解ワークショップ開催レポート①

* こちらは史料読解ワークショップ開催レポートの①前編です。②後編へのリンクはこのページの最後にあります。

趣旨説明

文責:中山恵(東京女子大学修士1年)

2019年7月8日、「史料読解ワークショップ」を開催いたしました。

歴史学研究において避けては通れない、いや醍醐味でもあるといえる一次史料の読解と史料批判。しかし、歴史学を学ぶ学生にとっては、史料読解や批判に関する学びや訓練の場は必ずしも十分とは言えず、特に専門分野を横断しての、史料へのアプローチ方法の共有や議論の機会はこれまで少なかったのではないでしょうか。そうした問題意識のもと、史料読解について日本史からは藤野裕子先生、ドイツ史からは小野寺拓也先生からお話を伺い、参加者のみなさんと議論することで、専門性を掘り下げるだけでなく領域横断的にも知見を得られる場を作りたいと考え、今回のワークショップを企画しました。

まず、藤野先生と小野寺先生に対談形式でお話しいただき、その後、藤野先生と小野寺先生のワークショップへ移りました。そして実際に史料の読解と解釈にも取り組みました。藤野先生のワークショップではその場で初めて配布された史料を読み、小野寺先生のワークショップでは事前課題として読んできた史料に関する問いの答え合わせと、「問いを立てる」作業にそれぞれグループごとに参加者のみなさんと取り組みました。

今回、大学院生から教育機関ないし在野の研究者、高校の教職員といった、一分野の研究者に限らない幅の広い層の方々にご参加いただきました。その様子を以下に、それぞれ簡潔にではありますがご報告いたします。

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8/28「西洋経済史・経営史のこれまでとこれから」開催リポート

本会運営委員でもある東京大学経済学部の山本浩司氏による入門セミナーが2019年8月28日に開催されました。情報過多の時代に、なぜ敢えて西洋経済史・経営史について時間を割く必要があるのか?ネットや新書で十分な情報は手に入らないのか?本セミナーでは、専門知識を前提することなく、日本語圏の情報からでは容易にアクセスできない西洋経済史・経営史の「知のフロンティア」を共有することを目的とし、講義とグループディスカッションを行いました。

当日の様子を参加者の一人、田端俊也さんが当日の様子をメモにしてくださいましたので、リポートの代わりとして共有いたします。グループディスカッションもおおいに盛り上がった様子が伝わるのではないでしょうか。

https://docs.google.com/document/d/12maj8pv852DcTiUJNcwhvGUQCygLB1M9WSIo30Ym9hE/edit?usp=sharing


歴史家ワークショップでは、今後も歴史研究者の社会発信活動を企画していきたいと考えています。企画アイデアをお持ちの方は、コンタク・フォームを使用するか、直接運営委員までご連絡ください

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2019年8月28日「西洋経済史・経営史のこれまでとこれから」開催のお知らせ

本会運営委員でもある東京大学経済学部の山本浩司氏による入門セミナーが開催されます。学生・社会人含め興味を持たれた方はどなたでもご参加ください。参加費無料、前提知識不要です。

【日時・場所】

2019年8月28日 (水) 18:45~21:00
東京大学本郷キャンパス 小島ホール2F 第3セミナー室
アクセス: http://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/about/access/campusmapj.pdf?fbclid=IwAR1JjTHVHy1GtlFjYUCb2T1EuOTUZB6pFveSXhkbNJ6bLJnAffLSk0Nl-t4

【参加費】

無料
*事前登録の必要はありませんが、人数を把握するためにこちらのイベントページでの参加表明にご協力ください。

【話し手プロフィール】

東京大学経済学部 准教授 山本浩司
http://coretocore.ioc.u-tokyo.ac.jp/people/2015/03/post-21.php

【セミナー内容】

情報過多の時代に、なぜ敢えて西洋経済史・経営史について時間を割く必要があるのか?ネットや新書で十分な情報は手に入らないのか?本セミナーでは、専門知識を前提することなく、日本語圏の情報からでは容易にアクセスできない西洋経済史・経営史の「知のフロンティア」を共有することを目的としています。
そこではアダム・スミスやマルクスを含めた知の巨人の背中に立ち、社会経済関係の隅々までを見通そうとする研究者たちの知の冒険を垣間見ることができるでしょう。本セミナーの最後には、Q&Aとグループワークの時間をもうけたいと思っています。経済史・経営史を通して、より汎用性の高い「良き問いの構想力」と「歴史的思考法」とは何かを考え、実践する機会にもなればと期待しています。

レクチャー終了後、懇親会を予定しています。

【メディア掲載記事】
技術革新と資本主義——“Project”の起源とこれからの企業のあり方
https://www.ibm.com/think/jp-ja/business/Innovation-capitalism/

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【満員御礼】2019年7月22日「バズる(?)アウトリーチのすすめ―公益性のある情報発信に向けて」開催のお知らせ*教室変更あり*

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***会場が小島ホール2階第三セミナー室から、1階の第一セミナー室へと変更になりました。***

「あなたの研究、なにが面白いの?」

…研究者なら1度は問われるこの問いに、あなたはどう答えますか。

近年、大学が生み出す知、とくに人文学の知が軽視されるなかで、研究者による社会へのアウトリーチの重要性が叫ばれています。しかし、自力で情報発信しようと思っても「何をすればいいか分からない」という人が大半ではないでしょうか。また、アウトリーチという活動自体が現行システムにおいてキャリアパスとして適切に位置づけられていないという問題もあります。

本イベントでは、多様なメディアを使って活発な情報発信を繰り広げる2人の若手研究者と、高度な学術的な知をアカデミアの外へ仕掛ける編集者1人に、自己満足ではないバズる(?)アウトリーチの方法をお聞かせいただきます。そして、それらのお話をふまえ、アウトリーチの今日的な意義についても考えたいと思います。

さぁ、あなたもバズる(?)研究者になって、学問の裾野を開拓していきましょう。

【日時・場所】
2019年7月22日(月)17時半~(開場)
東京大学本郷キャンパス 小島ホール第3セミナー室   1階第1セミナー室
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_03_j.html

※講演会後、相談会兼懇親会を引き続き同じ教室で開催します。参加費は500円です。終了時刻は21時を予定しており、いつ抜けていただいてもかまいません。

※要事前申込:申込フォームはこちら
(申込締切:7月15日) 定員に達したため、登録は締め切りました。たくさんのご登録ありがとうございました!(7/9追記)

【登壇者】
北村紗衣(武蔵大学):シェイクスピア・舞台芸術史
・TwitterからWikipedia、フェミニズム批評まで広く活躍
・近著『お砂糖とスパイスと爆発的ななにか』(書肆侃侃房)
古川萌(東洋大学):イタリア・ルネサンス美術史
・「壺屋めり」名義で展示会のフォローアップ講演会を開催
・イラスト入り書籍『ルネサンスの世渡り術』(芸術新聞社)も上梓
丸尾宗一郎(講談社):「現代ビジネス」編集
・人文社会科学者たちのオピニオンを広く世に発信する講談社の必殺仕掛け人
・お仕事の一覧はブログ「natsumekinakoの日記」を参照

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2019年7月8日 史料読解ワークショップ~裁判記録とラブレター~開催のお知らせ【満員御礼】

一次史料を読む際にどのようなことに気を付ければいいのか。そして、どのようなことを読み取ることができるのか、できないのか——。

今回のHistorians’ Workshopでは、二人の歴史家をお呼びして、戦前日本の裁判記録と、第二次世界大戦中に書かれたラブレターをみなさんと一緒に読み解きます。

◇歴史家プロフィール
◆藤野裕子 
 東京女子大学 准教授。(日本近現代史:民衆史、ジェンダー史研究)

◆小野寺拓也
 東京外国語大学 特任講師。(ドイツ近現代史:日常史、ナチズム研究)

◆日時:2019年7月8日(月)18:30開場、19:00開始~21:30終了
◆会場:東京大学本郷キャンパス小島ホール2階 第3セミナー室
◆事前登録締め切り:6月28日
◆参加無料

◇タイムテーブル *〔〕:担当者
19:00 趣旨説明
19:10 基調対談〔藤野×小野寺〕
19:30 ワークショップ①〔藤野〕
20:15 休憩
20:25 ワークショップ②〔小野寺〕
21:10 まとめのディスカッション
21:30 終了

◇開催趣旨
歴史学研究において避けては通れない、いや醍醐味でもあるといえる一次史料の読解と史料批判。
しかし、歴史学を学ぶ学生にとっては、史料読解や批判に関する学びや訓練の場は必ずしも十分とは言えず、特に専門分野を横断しての、史料へのアプローチ方法の共有や議論の機会はこれまで少なかったのではないでしょうか。
そこで今回のワークショップでは、史料読解について、日本史およびドイツ史をご専門とされる二人の歴史家からお話を伺い、参加者のみなさんと議論することで、専門性を掘り下げるだけでなく領域横断的にも知見を得られる場としたいと考えています。さらに、参加者のみなさんと、実際に史料の読解、解釈にも取り組んでいきます。

◇登録方法
参加人数に限りがありますので、グーグルフォームにてお早めにお申し込みください。(6月28日締め切り) 【満員御礼】6/22(土)現在、定員に達しましたので、一旦締め切らさせていただきます。たくさんのご登録ありがとうございました。 もし追加募集があれば、再度ご案内いたします。

◇事前課題
参加者にはメールにて事前課題のご案内をいたします。課題内容は以下の2つを予定しています。
・ラブレターの史料(日本語翻訳)を読み、問いについて考える。
・裁判記録に関する事件の概要をつかむ。

◇会場地図 東京大学本郷キャンパス 本郷三丁目駅から徒歩約10分

企画・連絡先:中山恵(東京女子大学 歴史文化分野)
nagatzki0905[at]gmail.com

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【講演会】11/11(日) 展覧会「ルーベンス展―バロックの誕生」を3倍楽しむ

去る8月、国立西洋美術館の展覧会「ミケランジェロと理想の身体」にあわせ、当時の時代背景等を解説する講演会を開催し、非常な好評を得ました。この講演の成功を受け、このたび同美術館で開催される「ルーベンス展――バロックの誕生」(会期2018年10月16日~2019年1月21日)にあわせて、展覧会の楽しみ方を提案する講演会をふたたび開催いたします。

【日時・場所】

2018年11月11日(日)14:00~17:30
東京大学本郷キャンパス 小島ホール2Fコンファレンス・ルーム
地図:https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_03_j.html

【参加費・事前登録】

無料・事前登録サイト → https://goo.gl/forms/XQGfX9IL9BTyATor1 Continue reading

RE. F. Workshop

【講演会】「ミケランジェロと理想の身体」展を3倍楽しむ。*教室変更あり*

ミケランジェロ

※※ 会場が小島ホール2階のコンファレンスルームに変更になりました ※※

現在、上野の国立西洋美術館では、「ミケランジェロと理想の身体」展(2018年9月24日まで)が開催されています。丸彫りのミケランジェロ作品を二つも展示しているのに加え、15~16世紀のイタリア美術において、古代文化がどのように受け入れられていたのかがうかがわれる、贅沢な展覧会です。

 

もちろん、展覧会だけ見ても楽しめることは請け合いなのですが、当時の文化的・社会的背景を知っておくと、展示されている作品一つ一つをより深く楽しむことができるのではないかと思います。

 

こうした思いから、このたびイタリア・ルネサンス美術を取り上げた講演会を開催するはこびとなりました。今回は、企画者である壺屋めり(東京藝術大学)に加え、ダンテ研究者の原基晶さん(東海大学)を話し手に迎え、ルネサンス期のイタリアを多角的に読み解きます。

 

この企画を通して、歴史研究者がどのようにルネサンス文化を捉えているかを、研究者のみならず一般の方々とも広く共有し、二者の橋渡しをするのが目標です。また、研究者側としても、一般の方が歴史に対してどのような関心を持っているのか、確認する場となるでしょう。

 

 

【日時・場所】

2018年8月18日(土)14:00~17:30

東京大学本郷キャンパス 小島ホール1F第1会議室  

→2Fのコンファレンスルームに変更になりました

 

【参加費】

無料

 

【話し手プロフィール】

  • 原基晶

東海大学講師。専門分野はイタリア文学、ルネサンス文化・歴史。2014年にダンテ『神曲』全訳と解説を上梓(講談社学術文庫)したほか、漫画『チェーザレ 破壊の創造者』(講談社)の監修も務める。

 

  • 壺屋めり

東京藝術大学/日本学術振興会特別研究員。専門分野はイタリア・ルネサンス美術史。2018年に『ルネサンスの世渡り術』(芸術新聞社)を上梓。

 

 

展覧会単体でも楽しいけれども、講演を聞いた後にはまたフレッシュな気持ちで見ることができるよう、一味ちがった展覧会の楽しみ方がご紹介できたらと思います。どなたでもぜひ奮ってご参加ください。

 

配布資料等の準備のため、事前参加登録にご協力お願いいたします。

参加登録はこちらから。→ https://goo.gl/forms/UlPNjy7GqTXA59f42

※定員は90名です。(8月3日追記)

⇒定員に達しました。たくさんのご応募ありがとうございました!(8月7日追記)

RE. F. Workshop

RE.F. Workshopイベント第2弾 July 1, 2018

【’Who Are Historians?:「歴史家」とは誰を指すんだろう?】

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-概要-

第2回「RE.F. Workshop」を、7/1(日)14:00~東京大学本郷キャンパス経済学研究科学術交流棟(小島ホール)第1セミナー室にて、博士号を取得されて間もない新進気鋭の若手研究者—北村紗衣さん(武蔵大学)・坂本邦暢さん(明治大学)・佐藤空さん(東洋大学)—を招いたワークショップを開催します。

 

-企画の趣旨・経緯-

RE.F. Workshopという名前には「研究者(REsearcher)と話題(REFerence)を共有し、皆で熟考(REFlection)する’場’を生む(Fabricate)する」という意味を込めました。‘What fascinates you in your subject?’という問いを大事にしながら、「何故、研究をしようと思ったのか」、「何故、(自分のやっているのは)このテーマ・手法なのか」、より大胆に言えば「何故、そのテーマが面白いのか」を、博士号を取って数年の人たちにお話していただきます。

 

このワークショップは、研究者や研究者を志望する学部生や院生はもちろん、アカデミアの外の一般の方々も巻き込んで、「研究者の問題関心」を聞き、話し合い、シェアすることを目指しています。ひとりひとりの研究者がもつ問題関心の共有を通して、研究者や一般の様々な人が分野を横断して人間的につながることの出来るプラットフォームを作りたいと思いました。研究者がどのような問題関心を持ちながら仕事を行っているのかを、様々な人と共に考える機会となることを願っています。

 

第2回となる今回は、シェイクスピア・舞台芸術史・フェミニズム批評、哲学史・科学史、思想史がご専門の3人の研究者をゲストに迎えます。博士号を取得後数年以内の若手研究者を集めたディスカッションから、参加者みんなで「研究」について考えてみましょう。昨年も同様のイベントを開催し、20名を超える方に参加していただきました。(前回の活動記録)

是非、奮ってご参加ください。

◇追記◇首都圏以外の地域にお住まいの学生限定で、トラベルグラント(若干名・実費ベースで最大2万円まで)を出すことになりました。ご興味ある方は槙野までご連絡ください。(←締め切りました)

参加登録お済みでない方の当日の参加も歓迎です!

 

-登壇者-

・シェイクスピア・舞台芸術史・フェミニズム批評:北村紗衣さん

・ルネサンス哲学史・科学史:坂本邦暢さん

・近世/近代思想史:佐藤空さん

——————–

日時:7/1 (日) 14:00〜

場所:東大本郷キャンパス経済研究科学術交流棟小島ホール1階第1セミナー室(マップ:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_01_j.html

タイムスケジュール:

− 13時30分開場

− 14時スタート

− 登壇者それぞれ15分ほどのお話

− 全体とのディスカッション

− 17時30分懇親会(参加費として院生500円/一般1000円いただきます。懇親会からのご参加も大歓迎です!)

共催:Historians’ Workshop, Tokyo Digital History, 歴史コミュニケーション研究会——————–

また、研究者としてのコミュニティを作り、広げ、交流を活性化させたいという思いと、歴史学のアウトリーチを促進したいという考えから、本ワークショップのスピンオフ企画として、これまでMonthly Film Nightを6回、Historians’ Meet-upを2回開催しています。これまでの活動については以下のリンクをご参照ください。

RE.F. Workshop (https://historiansworkshop.org/category/other-event/re-f-workshop/)

 

ご興味を持たれた方はいつでもご連絡ください。

RE.F. Workshop主催者:槙野翔show.you.macky@gmail.com