Front Runner Series vol. 7 の資料を共有します

2021年5月20日(木)に開催された Front Runner Series vol. 7 はおかげさまで盛況のうちに終了いたしました! 登壇者の仲田公輔さんから使用したスライドを共有いただきましたので公開いたします。

次回 Front Runner Series は7月15日に開催予定です。奮ってご参加ください!

【参加者募集】Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 8(7/15 17:00-18:30)

歴史家ワークショップでは、7月15日(木)17:00~18:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 8」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日18:30~19:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

開催概要

日時|7月15日(木)17:00~18:30:セミナー/18:30~19:30:懇親会(任意参加)
ゲストスピーカー中尾沙季子さん(京都精華大学国際文化学部・専任講師)
ファシリテーター山田智輝(京都大学・博士後期課程)
費用|無料
場所|Zoom を利用したオンライン開催(リンクは、登録フォームにご記入のメールアドレスへイベント当日の朝に送付します)
登録https://forms.gle/Tvo29dS1u8jz3yYL7
※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。

このセミナーでは、とくに歴史学分野で活躍するノンネイティヴの若手研究者から外国語での執筆経験談を共有していただくことで、「外国語での論文執筆における壁」を乗り越えるヒントの得られる場を提供することを目的としています。具体的には、外国語での論文執筆にさいして実践している工夫から、博士論文・単著・編著の一章分など異なるフォーマットの書き分け方まで、スピーカーの体験にもとづいたスキル面の情報提供をおこないます。それだけでなく、国外の出版社からの出版、留学、研究の進め方、国際学会でのネットワーキングなど、外国語での論文執筆に関わる経験談もお話しいただきます。さらに、質疑応答や懇親会をつうじて、参加者のみなさんと外国語での執筆にかんする悩みや体験談を共有することで、この問題についての理解を深め、実践のための知恵を蓄積することをめざしています。

今回は、京都精華大学国際文化学部・専任講師の中尾沙季子さんをお招きし、山田智輝(京都大学・博士後期課程)がファシリテーションを担当します。フランス語での論文執筆・投稿における目標や工夫・苦労、フランスでの博士論文執筆のご経験、アカデミック・キャリアのあゆみなどについて、ざっくばらんにお話いただきます。

ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

スピーカー・プロフィール

中尾沙季子リサーチマップ
京都精華大学国際文化学部グローバルスタディーズ学科・専任講師
フランス国立社会科学高等研究院博士課程修了、博士(歴史学)
専門分野は、西アフリカ現代史、広域フランス語圏地域文化研究
おもな研究テーマは、アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、カリブ海地域のアフリカ系といわれる人びとのアイデンティティの形成過程

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。当日参加できないという方も、上記のフォームから参加登録していただけますと、当日の配付資料のうち、スピーカーの了解が得られた部分を抜粋してお送りいたします。

2021年5月27日:第4期第4回英文校閲ワークショップ

第4期第4回英文校閲ワークショップを開催します。

日時|2021年5月27日(木)日本時間17:30-19:30
場所|ZOOM(初回と同じリンクです)
費用|参加無料!(通信代はご負担ください)
運営|山本浩司(東京大学経済学部)
   安平弦司(日本学術振興会/ユトレヒト大学)
登録|不要(初回にご参加頂いていない方は前日までに安平 (g.yasuhira[at]uu.nl) にご連絡ください)
*隔週ペースで木曜の17:30-19:30をめどに10-13回程度、8月中旬まで開催予定(第5回は6月10日予定)です。詳細は参加者と相談しながら決めていきます。

【当日までの課題】

1. 教科書Style第5章Cohesion and Coherenceを読み、練習問題5.1.1, 5.1.2及び5.2.1, 5.2.3をやってくる。

【当日の演習内容】

1. 第5章の内容について確認・グループディスカッション・全体で議論、質疑応答。
2. 参加者の学会報告用アブストラクト等を検討。

参加される皆さまには、当日までに上記の課題をこなしてきて頂きたいと思います。英文校閲WSでは、開催日程やZOOMリンクの連絡、課題文献・検討用原稿の共有やエクササイズについての議論などなどを、Slackを利用しておこなっています。参加希望の方は、安平からSlackへの招待メールをお送りいたしますので、お手数ですが上記メールアドレスまでご連絡くださいますようお願いいたします。

関心はあるけれども予定があわず今回のミーティングに参加できない方も、次回以降の参加でもOKです!みなさんのご参加をお待ちしております。

2021年5月13日:第4期第3回英文校閲ワークショップ

第4期第3回英文校閲ワークショップを開催します。

日時|2021年5月13日(木)日本時間17:30-19:30
場所|ZOOM(初回と同じリンクです)
費用|参加無料!(通信代はご負担ください)
運営|山本浩司(東京大学経済学部)
   安平弦司(日本学術振興会/ユトレヒト大学)
登録|不要(初回にご参加頂いていない方は前日までに安平 (g.yasuhira[at]uu.nl) にご連絡ください)
*隔週ペースで木曜の17:30-19:30をめどに10-13回程度、8月中旬まで開催予定(第4回は5月27日予定)です。詳細は参加者と相談しながら決めていきます。

【当日までの課題】

1. 教科書Style第4章Actionsを読み、練習問題4.1 〜 4.4及び4.6をやってくる。
2. ご自身の分野の任意の論文アブストラクト(前回と同じものでも別のものでも大丈夫です)を共有可能なテキストファイルとして持参してください。グループ・ワーク(練習問題4.8)で使用する予定です。

【当日の演習内容】

1. 第4章の内容について確認・グループディスカッション・全体で議論、質疑応答。
2. 持参した論文要旨を、第4章の練習問題4.8に従って分析し、breakoutグループで他の参加者と議論。
3. 次回の説明 (Style第5章Cohesion and Coherence)。

参加される皆さまには、当日までに上記の課題をこなしてきて頂きたいと思います。英文校閲WSでは、開催日程やZOOMリンクの連絡、課題文献・検討用原稿の共有やエクササイズについての議論などなどを、Slackを利用しておこなっています。参加希望の方は、安平からSlackへの招待メールをお送りいたしますので、お手数ですが上記メールアドレスまでご連絡くださいますようお願いいたします。

関心はあるけれども予定があわず今回のミーティングに参加できない方も、次回以降の参加でもOKです!みなさんのご参加をお待ちしております。

【発表者募集】第13回リサーチ・ショウケース開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語での学問的コミュニケーション実践の場をつくっています。

第13回となる今回は前回と同じくオンラインで、2021年7月28日と29日に2日間にわたって開催されます。金沢百枝先生(多摩美術大学/西洋中世史・ロマネスク美術史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。英語での発表スキルの向上をめざす全ての歴史研究者に開かれた会にするため、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・社会経済史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時 : 2021年7月28日(水)、29日(木)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場 : オンライン(Zoom)
司  会 : 古川萌(東京大学)
コメンテーター: 金沢百枝(多摩美術大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語 : 英語
応募条件 : 大学院生からポスドクまでの歴史研究者
募集人数 : 16名程度
参加費  : 無料
ポスター : こちらからダウンロード
応募方法 : 発表希望者は、2021年5月19日(水)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URL   : https://forms.gle/txYEgMemtgFHSDPKA 

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)国際的なセミナーの雰囲気
日本国内の研究会の雰囲気と国際学会やセミナーのそれとは、発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、大きくことなる場合もあります。若手の段階から国際的な雰囲気を体感することで、自信をもって国際的な舞台にたつことができるようになります。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場が国内にもあることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない英語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

金沢百枝(多摩美術大学)
古川萌(東京大学)
横江良祐(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com

2021年4月22日:第4期第2回英文校閲ワークショップ

第4期第2回英文校閲ワークショップを開催します。

日時|2021年4月22日(木)日本時間17:30-19:30
場所|ZOOM(初回と同じリンクです)
費用|参加無料!(通信代はご負担ください)
運営|山本浩司(東京大学経済学部)
   安平弦司(日本学術振興会/ユトレヒト大学)
登録|不要(初回にご参加頂いていない方は前日4月21日までに安平 (g.yasuhira[at]uu.nl) にご連絡ください)
*隔週ペースで木曜の17:30-19:30をめどに10-13回程度、8月中旬まで開催予定(第3回はGW明けの5月13日予定)です。詳細は参加者と相談しながら決めていきます。

【当日までの課題】

1. 教科書Style第3章Actionsを読み、練習問題3.1 〜 3.7までをやってくる。
2. ご自身の分野の任意の論文アブストラクトを共有可能なテキストファイルとして持参してください。グループ・ワークで使用する予定です。

【当日の演習内容】

1. 第3章の内容について確認・グループディスカッション・全体で議論、質疑応答。
2.  持参した論文要旨を、第3章のエクササイズに従って一部改悪。改悪したアブストラクトをbreakoutグループで他の参加者と交換し、相手の改悪アブストラクトをわかりやすく書き直してから、議論。
3. 次回の説明 (Style第4章Characters)。

参加される皆さまには、当日までに上記の課題をこなしてきて頂きたいと思います。英文校閲WSでは、開催日程やZOOMリンクの連絡、課題文献・検討用原稿の共有やエクササイズについての議論などなどを、Slackを利用しておこなっています。参加希望の方は、安平からSlackへの招待メールをお送りいたしますので、お手数ですが上記メールアドレスまでご連絡くださいますようお願いいたします。

もちろん、関心はあるけれども予定があわず今回のミーティングに参加できない方も、次回以降の参加でもOKです!みなさんのご参加をお待ちしております。

フランス語版リサーチ・ショウケース Ma recherche en 8 minutes 開催報告

2021年2月22日に、第1回フランス語リサーチショウケース : Ma recherche en 8 minutes をオンラインで開催しました(プログラムはこちら)。当日の様子を、本ワークショップのスピーカーの一人である須田永遠さんが報告してくださいました!

フランス語での初開催となった今回のリサーチ・ショウケースでは、政治史、宗教史、思想史、美術史、教育史、文学と、実に多くの専門をもつ9名のスピーカーが集まり、それぞれ8分間で自身の研究のエッセンスを紹介したのち、7分間の質疑応答にのぞみました。

当日の司会は、名古屋大学教授で18世紀科学史がご専門の隠岐さや香先生が、コメンテータは国際日本文化研究センター教授で、比較文学比較文化・文化交流史がご専門の稲賀繫美先生が務めてくださり、常時40名以上の参加者によって活発な議論が交わされました。

会の最後には、オーディエンスの投票により、発表内容や構成・議論の進め方等に基づき Research Showcase Prize の受賞者が選ばれ、今回はフランスの初期写真史について発表された、東京大学大学院博士課程1年の鈴木実香子さんが受賞されました。

日本で研究を行う仏文研究者にとってフランス語で発表する機会はそう多くありません。私自身、留学を経験し、大学院でフランス文学を学ぶ身でありながら、帰国後はフランス語で発表する機会(そして質疑に対し応答する機会)はほとんどありませんでした。また、自分の研究を8分という短い時間にまとめ、他の専門分野の方に伝えるには、普段の研究発表とは別の組み立て方が必要になります。

参加を決めたものの、当初はフランス語で発表することへの恐怖——何より質疑応答の7分間、質問に答えられない不安より質問そのものを聴き取れない恐怖——とプレッシャーに苛まれていたのですが、発表前にスピーカーのみなさんと顔合わせをした際、だれひとり例外なく緊張していることを知ってやや安堵するとともに、イベントがはじまってからは司会の隠岐先生から「質問を聞き直すことを一切ためらう必要はない」というスピーカーの指針が周知徹底されたこと、また、ギャラリーのあたたかな雰囲気が背中を押してくれました。イベント中は終始司会の隠岐先生をはじめ、コメンテーターの稲賀先生や参加者の多くがイベントを良いものにしようという意志を持ち、発表者の論点を尊重しながら鋭い質疑と真摯な応答が交わされたように感じます。みな外国語で研究の要点を発表することの困難と苦労を分かち合っているからこそ、このような素晴らしい場になったのだと確信しています。

今回のリサーチ・ショウケースで最も印象的であったこと、それは意見を述べることがそのまま相手の感情や信頼を損なうことを意味しない、すぐれて‘‘成熟した’‘場であったということです。こうした場に立ち会うことのできる機会をいただいたことを司会、コメンテータの先生方、運営委員の方々、レビュワーの先生方、参加者のみなさまに心より感謝いたします。どうもありがとうございました。


そして、今回発表されたスピーカーの方々には、後日アンケートに回答していただきました。以下では、その一部をご紹介します。

準備と発表を通して楽しめたこと、苦労したこと

楽しめたこと:外国語でアウトプットするという作業そのもの。留学経験がなく、キャリアが浅いと、なかなかこういった機会はないが、今回の機会を頂いて2ヵ月少々、準備期間は常に楽しめた。
苦労したこと:何よりも時間制限への対応。しかし、8分で報告を完結させるという経験を通じて、外国語での発表練習に留まらないそれ以上のものを得られた気がする。

(苦労したこと)フランス語で発表する一方、聞き手が日本人(それも異分野の研究者)である点で、用語の選定や説明の方法に苦労しました。稲賀先生も指摘されていましたが、研究者としてフランス語で何かを発表するときには、「フランス語圏出身」という背景を持つ人を相手にすることが想定され、日本人の発表者としての研究の特徴などを意識して発信することになると思います(もちろん第二言語としてフランス語を使う人口も多いので、この限りではないですが、英語に比べれば頻度は高いと思います)。原稿を書き始めた時、まずこの問題に直面して、消化しきれずに終わってしまいました。研究者として今後も考えて行かなければならない問題だと思います。

フランス語で学術的な文章を書くのがほとんどはじめてのことだったので、やはり初稿の作成に一番苦労しました。これにだいたい、10日間くらいかかりました。その後、レビュアーの先生からコメントをいただくのですが、これを読むのがとても面白かったです。というのも、文法や表現に限定されないコメントによって、蒙がひらかれ、今後の課題がよく見えるようになったからです。

今後の参加者と共有できそうなこと

もし可能なら、ネイティブ相手でなくとも良いので、リハーサルをする。発音を直してもらえたり、PowerPointの不備を指摘してもらえたりと、発表の質が上がる。
もし原稿の執筆過程で削ったところがあるのなら、質疑応答に備えて残しておく。「発表に欠けている部分」であることに変わりないので。
他の発表者のレベルが想像以上に高かったとしても、凹まない。分野も異なれば、キャリアも違う。乗り切った自分たちを褒めるべき。

限られた時間の中で自分の研究の要点を伝えるにあたって、情報を適切に取捨選択すること。

リバイズのときに、こんな質問がくるかも、ということを考えながら、何を残し、どこを削り、あるいはここは補足説明を足す必要がある、などを考えることは、当日の質疑の緊張対策としても、表現の幅を広げるうえでも有益でした。

Research Showcase への参加が今後のキャリアと研究にどのように役に立ちそうか

自分の研究の要点をフランス語でまとめる(かつ、覚える)ことになったので、留学や国際学会でストレスなく会話が出来そう。
フィードバックでの指摘を受けて、ざっくり削る勇気を持てた。自分がこだわりたいところと、聴衆にとって大切な情報とを、分けて考えられるようになった。

今後フランス語圏での発表に向けての練習になったのは勿論のこと、ここまで分かりやすさに拘って報告準備したことは意外になかったので、普段のゼミから学会報告まで、あらゆる研究報告に向けた意識改革になった。
原稿のフィードバックでは、簡潔明瞭さを意識しつつも、口頭報告ではどの語を指すか聞き手に考えさせてしまうような代名詞の使い方は避けねばならない、という教訓を得た。

仏語での執筆や発表がはじめてだったので、出来栄えはともかく、それをやり遂げることができたことに自信をもつことができました。今後、国内外での発表に挑むための経験を積むことができたかなと思います。


まとめ

以上、フランス語版リサーチショウケースは初回開催でしたが、日本各地、そしてフランスやスイスからの多くの参加者を得て、盛況のうちに終えることができました。隠岐先生、稲賀先生をはじめ、レビュアーとして発表者の原稿に多くの貴重なご助言を与えてくださった先生方、当日お越しくださった参加者のみなさんに心から感謝いたします。好評につき、フランス語版リサーチショウケースは第2回開催を予定しています。英語版と併せて、次回告知にご期待ください!

【参加者募集】Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 7(5/20 17:00-18:30)

歴史家ワークショップでは、5月20日(木)17:00~18:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 7」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日18:30~19:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

開催概要

日時|5月20日(木)17:00~18:30:セミナー/18:30~19:30:懇親会(任意参加)
ゲストスピーカー仲田公輔さん(岡山大学社会文化科学学域/文学部・講師)
ファシリテーター大津谷馨(リエージュ大学・博士課程)
費用|無料
場所|ZOOMを利用したオンライン開催(リンクは、登録フォームにご記入のメールアドレスにイベント当日の朝に送付します)
登録https://forms.gle/AAiGWg1HyaFhw8Us5
※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。

このセミナーでは、特に歴史学分野で活躍するノンネイティブの若手研究者に外国語での執筆経験談を共有していただくことで、「外国語での論文執筆における壁」を乗り越えるヒントの得られる場を提供することを目的としています。具体的には、外国語での論文執筆に際して実践している工夫から、博士論文・単著・編著の一章分など異なるフォーマットの書き分け方まで、スピーカーの体験に基づいたスキル面の情報提供を行います。それだけでなく、国外の出版社からの出版、留学、研究の進め方、国際学会でのネットワーキングなど、外国語での論文執筆に関わる経験談もお話しいただきます。さらに、質疑応答や懇親会を通じて、参加者のみなさんと外国語での執筆に関する悩みや体験談を共有することで、この問題についての理解を深め、実践のための知恵を蓄積することを目指しています。

今回は、岡山大学講師の仲田公輔さんをお招きし、大津谷馨(リエージュ大学・博士課程)がファシリテーションを担当します。英語での論文執筆・投稿における目標や工夫・苦労、イギリスでの博士論文執筆のご経験と単著出版に向けたプロセス、院生・キャリア初期研究者中心のワークショップを元にした編著出版への参加、英語や日本語で出版された学術論文と博士論文との関係などについて、ざっくばらんにお話いただきます。ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

スピーカー・プロフィール

仲田公輔(リサーチマップ
岡山大学社会文化科学学域/文学部講師(2020年~)。2012年、東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。2020年、セント・アンドルーズ大学歴史学部博士課程修了。PhD(History)。研究関心は、①ビザンツ帝国のアナトリア東部境域統治、②ビザンツ統治時代アルメニアにおける社会・文化の変容、③ビザンツの外交・他民族統治におけるキリスト教文化(特に聖人崇敬)の利用。主な論文に、Uxtanes of Sebasteia and Byzantine Armenian Relations in the Tenth Century, Revue des Études Arméniennes 38 (2018/9), pp. 167-194など。

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。

第4期英文校閲ワークショップを始めます

もうすぐ新年度ですね! 気持ちも新たに、第4期英文校閲ワークショップを開始します!

スタートアップ・ミーティング

日時|2021年4月8日(木)日本時間17:30-18:30
場所|ZOOM(リンクは当日メールにて共有します)
費用|参加無料!(通信代はご負担ください)
運営|山本浩司(東京大学経済学部)
   安平弦司(日本学術振興会/ユトレヒト大学)
登録|https://forms.gle/9S8XFDsZCA1gVaCq6 (登録は前日4月7日まで)
*隔週ペースで木曜の17:30-19:30をめどに10-13回程度、8月中旬まで開催予定です。詳細は参加者と相談しながら決めていきます。

英文校閲ワークショップとは?

英文校閲ワークショップは、海外のジャーナルに論文を投稿したい歴史学系の研究者を対象に、英語論文執筆にまつわるスキルアップの場を提供しています。第一期から第三期では、英語での論文の書き方や注意点を共有したり、投稿論文の草稿を複数人で読んで改善点を議論したりといった活動が展開されてきました。これまでは院生・若手研究者を主対象としてきましたが、第4期はあらゆるキャリアステージにおられる研究者の皆様の参加を歓迎いたします。

英語文法の正誤をチェックするだけなら、有料の英文校正サービスを利用するのも一つの手でしょう。しかし英文校閲ワークショップなら、同じ歴史学分野で活動する研究者の視点から、議論の一貫性チェック、脆弱性の指摘、効果的な強調の仕方など、このワークショップならではの内容が提供できるはずです。

参加者の声・これまでの成果

これまでの英文校閲ワークショップ参加者からは、以下のようなコメントをいただきました。

論旨の運び方やパラグラフ内での文のつなぎ方など、論文のプレゼン方法をより真剣に考えるようになった。結果として研究内容・論旨の明確化にもつながったように思う。また、自分の英語論文の構成を考える際、あるいは同僚の英語論文にコメントする際、根拠に基づいて自分の考えを持つことができるようになったと思う。

査読コメントへの対応方針やドラフトの修正の仕方について、自分自身の原稿でも他の参加者への原稿でも多くのノウハウを身につけることができた。現在自分は英語を中心に研究報告をしているが、もともと英語が得意な方ではないこともあり、しばしば議論を組み立て洗練させる中で五里霧中となる。そのような時作業を進める、指針となる考え方を得られたと思う。

また、ワークショップ内で論文原稿や発表要旨を検討したのち、見事学術誌や学会にアクセプトされた方も多くいらっしゃいます。これまでアクセプトされた学会誌や学会は以下の通りです。

論文掲載

  • Revue du monde musulman et de la méditerranée (2019)
  • Documenti e studi sulla tradizione filosofica medievale XXX (2019)
  • Mariner’s Mirror (2020)
  • Japanese Journal of Religious Studies (forthcoming)
  • The European Journal of Japanese Philosophy (forthcoming)

国際学会報告

  • 15th Conference of the International Society for Utilitarian Studies, ‘Utility, Progress, and Technology’(ドイツ・カールスルーエ、2018年7月24~26日)
  • Southern Political Science Association(アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ、2018年1月|テキサス州オースティン、2019年1月)
  • Midwest Political Science Association(アメリカ・イリノイ州シカゴ、2018年4月|2019年4月)
  • Northeast Workshop in Japanese Politics(アメリカ・ニューハンプシャー州ハノーバー、2019年8月)ポスター発表
  • KCL World History Student Conference(イギリス・ロンドン、2018年5月)
  • Association for Asian Studies(インド・ニューデリー、2018年7月)
  • British Association for Japanese Studies(イギリス・シェフィールド、2018年9月)
  • International Conventions of Asian Scholars 11回大会(オランダ・ライデン、2019年7月)
  • Society for Reformation Studies 27th Annual Conference(イギリス・ケンブリッジ、2020年3月31日~4月2日)
  • Scientiae 9th Annual Conference (オランダ・アムステルダム、2020年6月2日~6日)
  • Engaging margins: Framing imagery as embodiment of cognitive processes(ベルギー・ブリュッセル、2020年10月8日~9日)

留学プログラム等

  • Doctoral Scholarship on the Qur’an in European Culture (funded by European Research Council)

まずは気軽に参加!

参加ご希望の方は前日4月7日(水)までにこちらのフォームから参加登録をお願いいたします。当日担当者から折り返しZoomのリンクをお送りいたします。

2期目までは東大本郷キャンパスの教室を利用していましたが、新型コロナウィルス感染症予防の観点から、今期も基本的にオンラインでの開催を予定しています。東京近辺にお住まいの方のみならず、遠方・海外の方もぜひお気軽にご参加ください。

初回はオンラインのワークショップでどのようなことが可能か確かめるとともに、今期の開催でやりたいことやなど基本的な方針を決定しようと思っています。

もちろん、関心はあるけれども予定があわず今回のミーティングに参加できない方も、次回以降の参加でもOKです! みなさんのご参加をお待ちしております。

第12回 Research Showcase 開催記録

阿部純(12thリサーチ・ショーケース運営委員)

第12回Research Showcaseを2月18日にzoomで開催しました。今回は、当初予定の東北初の現地開催からオンライン開催に切り替えての実施となりました。

今回は日本宗教史分野からの発表者をはじめ、生物学史やタイ建築史、近現代ドイツ外交史、英国現代史からの発表者も集まりました(当日のプログラムはこちら)。司会を東北大学のオリオン・クラウタウ先生が担当し、同じくクラウタウ先生と東北大学のクリントン・ゴダール先生がゲスト・コメンテーターをつとめました。

ゴダール先生はプレゼンテーションにおける重要なポイントを3つに分けて説明しました。第一に、自分の主張を、複数ではなく「1つ」の「大きな結論」として示すことです。オーディエンスの記憶に留めて欲しいことを1つに絞り、それを結論として示すよう心がかけることが重要だと述べました。第二に、先行研究と自分の報告の違いを明確にすることです。報告の方向性をオーディエンスに伝えるためにも、先行研究の問題点と自分の報告の正当性を、最初の段階で述べておくことが重要だと指摘しました。最後に、パワーポイントについて、スライドに多くの情報を詰め込むのではなく、簡潔なものにする必要性を示しました。

クラウタウ先生はゴダール先生のお話を踏まえつつ、日本の学会と国際学会における報告方法の違いをご自身の経験を例に出しながら説明しました。その上でクラウタウ先生が最も強調したのは、プレゼンテーションのイントロダクションで、自分の研究がいかに新しいのか・新規性があるのかを示すことの重要性です。研究の目的のみならず、その研究を行う意義を説明することが必要であり、最初のスライド1~2枚で研究史とその問題点を踏まえておくことで、報告の目的・内容・結論の新規性をオーディエンスが理解できると述べました。

今回のResearch Showcase Prizeには、戦後日本のオカルト言説について報告した東北大学大学院国際文化研究科の韓相允さんが、オーディエンスの投票によって選ばれました。おめでとうございます。

今回も発表者の方々に、アンケートに協力していただきました。以下、その一部を紹介します。

今回の Research Showcase での準備・発表を通して 一番楽しめたこと、苦労したことをそれぞれ出来るだけ具体的に教えてください。

  • 楽しめたこと:普段参加する学会と異なり専門的に違う人達の発表を聞くことができたこと。苦労したこと:原稿の校正や修正。いろいろな方にフィードバックを貰って前日まで細かい修正をしました。
  • 異なる専門分野の研究者に自分の研究のエッセンスを短い時間で伝える機会はこれまであまりなかったため、レビュワーとのやり取りの中で、研究のどこに焦点を当てればわかりやすくなるか、異なる専門分野の研究者はどの部分がわからないのかといった点を学ぶことができたことは貴重な経験となりました。
  • 全てのオーガナイザーが非常に親切で、発表者の気持ちをリラックスさせるよう様々な配慮をなさってくださったことに感謝いたします。楽しめたことは、多くの先生方から多様な観点からアドバイスを頂けたことです。発表者の方々のモチベーションも非常に高く、大いに刺激を受けました。苦労したのはやはり8分以内に、しかも簡潔にまとめなくてはならなかったことです。

Showcaseへの参加は、あなたの今後のキャリアと研究に、今後どのように役にたちそうですか。

  • ほぼ初めての英語発表で、質問の内容はわかっている際も咄嗟の返答の中で英語をすぐに組み立てることができず、日常的に英語を読むだけでなく話す訓練が必要であることを実感しました。今回の機会を得たことで、今後の英語発表に向けた準備等にも意欲的に取り組むことができるように思います。また、原稿のフィードバックについて、二人の先生から、それぞれ異なる視点からご意見を頂けたことがとても役立ちました。また、内容に関する指摘と、プレゼンの形式や方法に関する指摘の双方があったことで、何を意識して発表を行うべきか把握しやすくなりました。
  • 専門的な研究をしていると、専門外の人々は何に興味を持つのか、またプレゼンの前提となる知識をどの程度聞き手が持っているのかわからなくなりがちです。レビュワーとのやり取りの中で、これらの点を学ぶことができました。専門知識のない人々に自分の研究について伝える上で今回の経験は役に立つと思います。

コロナ渦が続く中、前回に引き続き2回目のオンライン開催となったRSですが、当日は皆様のご協力のおかげでスムーズに進み、無事に終えることができました。41名ほどの参加者を得ることができ、Q&Aでは多くの質問やアドバイスが発表者へと寄せられました。司会のクラウタウ先生や質問者が、発表者をエンカレッジしながら具体的な改善案や先行研究の紹介をする場面も見られ、緊張感がありながらも温かい雰囲気の中で刺激的なやり取りが交わされていました。今回のRSが発表者を含め、参加した皆様の今後の研究や教育にとって有益であったならば幸いです。

東北大学のクラウタウ先生、ゴダール先生、茂木謙之介先生、告知に協力してくださった方々に感謝いたします。今後とも、英語での発表スキルの向上や、学際的・国際的交流を目指す全ての歴史研究者の参加をお待ちしています。