安平弦司さんの論文がPast & Present誌に掲載されました

この度、本会運営委員でもある安平弦司さん(日本学術振興会・武蔵大学・ユトレヒト大学)が執筆した論文、‘Transforming the Urban Space: Catholic Survival Through Spatial Practices in Post-Reformation Utrecht’が、英歴史学雑誌Past & Presentオンライン版(advance access)に2021年12月13日(日本時間)に掲載されました。

1952年創刊のPast & Present誌は、英語圏でもっとも著名な総合歴史雑誌の一つとして知られ、本誌から論文を出版することに成功した若手研究者は、その分野の新たなリーダーとしてひろく認知されます。安平さんの論文はオープンアクセス化されており、末尾のリンクから全文を無料で閲覧・ダウンロードできます。紙媒体としては255号(2022年5月)に掲載予定です。

安平さんが公表された論文は、2019年10月から2020年3月にかけて開催されていた第2期英文校閲ワークショップや、2019年11月開催の原稿検討会にて検討したものです。日本に拠点を持つ西洋史研究者としては、前例のない快挙です*。歴史家ワークショップ一同、安平さんの快挙を祝い、今後ますますのご活躍を期待しています。

【論文要旨】
 プロテスタント宗教改革や対抗宗教改革・カトリック宗教改革の後、近世ヨーロッパに生きる人々は宗派的に分断されました。とはいえ、ヨーロッパの全ての地域が宗派毎に綺麗に塗り分けられたわけではありません。実際には複数の宗派の人々で構成された共同体も多く、彼ら・彼女らは、異なる信仰を持つ者同士の共存という、現代に生きる我々にとっても喫緊の問題に直面していたのです。
 これまで歴史家は、「オランダ黄金時代」(17世紀に相当)を近代の先駆けとして描き、オランダの宗教的寛容を西洋近代の一里塚とみなしてきました。オランダ共和国(1588-1795年)は改革派(カルヴァン派)を唯一の公認宗派としていましたが、実際には数多くの非公認宗派の人々が暮らしていました。従来、オランダ共和国における宗派共存の歴史は、カトリック等の政治宗教的マイノリティをときに迫害し、ときに寛容する、改革派の「上から」の視点で主に描かれてきました。しかし、宗派共存の歴史を批判的に再考するためには、ときに迫害され、ときに寛容された者たちの「下から」の視点を回復せねばなりません。拙稿は、非公認宗派の中で最大勢力を誇りながらも、潜在的な国家反逆者の烙印を押されていたカトリックの経験に注目することで、17世紀のオランダ共和国における宗派共存を描きなおそうとしています。キーワードは「空間実践」です。改革派が支配する多宗派都市共同体において、カトリックがカトリックとして信仰を捨てずに生き残るために、どのように都市空間を利用し、改変し、新たに創出していたのか、ということに光をあてました。
 拙稿は、オランダにおける改革派とカトリックの抗争の中心地であった、17世紀のユトレヒトの事例を取り上げています。オランダの他都市同様、ユトレヒトも16世紀末にプロテスタント宗教改革を導入し、カトリックの集会・信仰実践を非合法化しました。その後も改革派の公権力は反カトリック法令を次々に発布し、都市においてカトリックがカトリックとして生きるための空間を戦略的に剥奪していきました。しかし、こうした差別的状況下にあっても、カトリックはときに中世以来のやり方で都市空間を使い続け、ときに近世の宗派共存環境に適合させるように都市空間を奪い返しながら、私的な家の中のみならず、旧修道院や施療院といった公共施設においても信仰実践を続けていました。そうした様々な、中には攻撃的とさえ形容できるような「空間実践」を戦術的に動員することで、カトリックはカトリックとして生きるための空間を都市の中で積極的に創り出すのみならず、ユトレヒトを中世の単一宗教都市(中世以来ユトレヒトはユダヤ人に市民権のみならず居住権すら与えていませんでした)から近世の多宗派都市へと転換させてもいたのです。ユトレヒトのカトリックは、単に迫害が過ぎ去るのを耐え忍び、為政者や政治宗教的マジョリティから与えられる寛容を待ち望むだけの受動的な存在ではありませんでした。ユトレヒトの事例は、複数宗派が共存する都市空間を形づくる際に、政治宗教的マイノリティが担っていた驚くべき役割を示唆してくれているのです。
(安平)

論文リンク: 
‘Transforming the Urban Space: Catholic Survival Through Spatial Practices in Post-Reformation Utrecht’

*「日本人著者としてのPast & Present誌掲載は、約40年ぶり」としておりましたが、2013年に米大学在籍の日本人著者の論文掲載があったため、訂正いたしました。


皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

【Call for Papers】1st Japanese Research Showcase – Early-Career History Workshop

At the Historians’ Workshop, we have been regularly organising Research Showcases since 2016 as an event where all presentation and Q&A sessions are conducted in a foreign language, providing a space for early-career researchers in history (postgraduate students, postdocs) to practice their scholarly communication skills.

Backed by popular demand, we’ll be hosting the first of such occasions in Japanese, aimed at Japan-based international students, Japanese and East Asian studies scholars from abroad, and other non-native Japanese speakers. Every presenter will be given 8 minutes to present their research and 7 minutes to receive questions, and, most importantly, receive written feedback on their Japanese presentation scripts beforehand from experienced presenters.

The workshop will take place across two days on 21 and 22 February 2022. We are excited to have Sayaka Chatani (National University of Singapore, global and transnational history in modern East Asia), Zahra Moharramipour (The University of Tokyo, art history in modern Japan), and Camila Torres Bianchini (Nara Women’s University, cultural history in modern Japan) as our commentators. The event will be organised by Moe Furukawa (The University of Tokyo, art history in renaissance and early-modern Italy) and Ryosuke Yokoe (The University of Tokyo, history of medicine in modern Britain), and is open to all disciplines, fields, and approaches that possesses a historical component, including Japanese and East Asian studies, intellectual history, social and economic history, cultural history, science and technology studies, art history, historical geography, and others. We welcome and encourage anyone who is interested in participating in a Japanese-language academic event in the future to apply to this workshop.

Date & Time: 21 and 22 February 2022, 17:00~20:00 (Japan Standard Time)
Venue
: Online(Zoom)
Hosts: Moe Furukawa
(University of Tokyo), Ryosuke Yokoe (University of Tokyo)
Commentators: Sayaka Chatani
(National University of Singapore), Zahra Moharramipour (The University of Tokyo), Camila Torres Bianchini (Nara Women’s University)
Format
: 8-minute presentation & 7-minute Q&A session per person
Language:
Japanese
Conditions:
Non-native Japanese speakers, those who use Japanese in their research, postgraduate students to postdocs (open to all nationalities)
Expected number of speakers:
12
Participation:
free
Poster link:
here
Application form: https://forms.gle/Lgfa5WA1bKdFDMWC9
Application deadline:
29 December 2021, 17:00 (Japan Standard Time)  

Benefits of Participating at a Research Showcase

1)Receive Expert Feedback Before and After the Presentation
All presenters are expected to submit a copy of their presentation scripts and/or slides two weeks before the event and will receive detailed feedback on its content, writing, structure, etc. from experienced collaborators of the Historians’ Workshop. Not only does this help participants improve their Japanese writing skills but it also allows them to confidently present their research on the day of the workshop. Presenters will additionally receive feedback from the organisers and commentators on the day of the event.

2)Research Showcase Prize
Among participants who have not completed their PhD (P.S. the event is open to postdocs as well), a prize will be awarded to the best presenter, judged not on their fluency in the language but on the clarity and persuasiveness of the presentation.

3)An Authentic Seminar Experience
Everything, from the individual panel sessions (presentation, Q&A) to the coffee breaks and end-of-day reception, will be conducted in the language of the event in order to best simulate the experience of participating in a foreign language conference.

4)Q&A Practice
Perhaps the most challenging part of joining a foreign-language research seminar is participating in the Q&A session at the end of each presentation. At the Research Showcase, we provide a safe, non-judgemental space for both audience members and presenters to practice asking and receiving questions, allowing them to engage in discussions and dissect arguments via a language that they’re not used to.

Organisational Committee

Sayaka Chatani (National University of Singapore)
Zahra Moharramipour (The University of Tokyo)
Camila Torres Bianchini (Nara Women’s University)
Moe Furukawa (The University of Tokyo)
Ryosuke Yokoe (The University of Tokyo)

Contacts: hw.research.showcase@gmail.com

【発表者募集】第1回日本語リサーチ・ショウケース開催のご案内

このたび歴史家ワークショップでは、第1回日本語リサーチ・ショウケースを開催する運びとなりました。日本語を母語とせずに、日本語を使って研究する歴史研究者を対象に、広く発表者を募集いたします。ご関心のある方はぜひご応募ください。

歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催してきました。毎回の参加者からは非常に好意的な感想をいただいており、近年は英語以外の言語でのリサーチ・ショウケースも開催しております。このたびは、日本への留学生向けに日本語でリサーチ・ショウケースをやってほしいという要望を受け、初のリサーチ・ショウケース日本語版の開催を決定いたしました。英語版と同じく、8分で発表+7分で質疑応答という形式を取り、発表者には事前に原稿へのフィードバックが提供されます。

本イベントはオンラインで、2022年2月21日と22日、2日間にわたって開催されます。茶谷さやか先生(シンガポール国立大学/近現代東アジア国際史)、ザヘラ・モハッラミプールさん(東京大学/日本近代美術史)、カミラ・トレス・ビアンチニさん(奈良女子大学/日本近代文化史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。歴史研究という範囲内であればジャンルを問わず、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・経済史・科学史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時: 2022年2月21日(月)、22日(火)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場: オンライン(Zoom)
司  会横江良祐(東京大学)、古川萌(東京大学)
コメンテーター茶谷さやか(シンガポール国立大学)、ザヘラ・モハッラミプール(東京大学)、カミラ・トレス・ビアンチニ(奈良女子大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語: 日本語
応募条件: 日本語を母語としないが、研究で日本語を使用する歴史研究者で、大学院生~ポスドクの者(*国籍不問)
募集人数: 12名程度
参加費: 無料
ポスター: こちらからダウンロード
応募方法: 発表希望者は、2021年12月29日(水)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URLhttps://forms.gle/Lgfa5WA1bKdFDMWC9

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます(博士取得者も発表者として募集しております)。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)実際のセミナーの雰囲気
発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、すべてを外国語でおこなうことで、練習の場でありながら実際の雰囲気を体感することができます。この経験を通して、自信をもって国際的な舞台に立つことができるようになるでしょう。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場があることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない言語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

茶谷さやか(シンガポール国立大学)
ザヘラ・モハッラミプール(東京大学)
カミラ・トレス・ビアンチニ(奈良女子大学)
古川萌(東京大学)
横江良祐(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com

【参加者募集】Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 10(11/17 10:00–11:30)

歴史家ワークショップでは、11月17日(水)10:00~11:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 10」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日11:30~12:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

開催概要

日時|11月17日(水)10:00~11:30:セミナー/11:30~12:30:懇親会(任意参加)
ゲストスピーカー|アリサ・フリードマンさん(オレゴン大学教授)
ファシリテーター|藤本大士(学振PD・京都大学)
費用|無料
場所|Zoom を利用したオンライン開催(リンクは、登録フォームにご記入のメールアドレスへイベント当日の朝に送付します)
登録参加登録フォーム

※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。

このセミナーでは、歴史学分野を中心に活躍する研究者から外国語(もしくは非母語)での執筆経験談を共有していただくことで、「外国語での論文執筆における壁」を乗り越えるヒントの得られる場を提供することを目的としています。具体的には、外国語での論文執筆にさいして実践している工夫から、博士論文・単著・編著の一章分など異なるフォーマットの書き分け方まで、スピーカーの体験にもとづいたスキル面の情報提供をおこないます。それだけでなく、国外の出版社からの出版、留学、研究の進め方、国際学会でのネットワーキングなど、外国語(もしくは非母語)での論文執筆に関わる経験談もお話しいただきます。最後に、質疑応答や懇親会をつうじて、参加者のみなさんと外国語(もしくは非母語)での執筆にかんする悩みや体験談を共有することで、この問題についての理解を深め、実践のための知恵を蓄積することをめざしています。

今回は、オレゴン大学教授のアリサ・フリードマン(Alisa Freedman)さんをお招きし、藤本大士(学振PD・京都大学)がファシリテーションを担当します。フリードマンさんのご専門は日本文学・文化・ジェンダー論で、 U.S.-Japan Women’s Journal の編集長をつとめています。今回は、英語を母語としない研究者が、英語の学術誌に投稿する際に注意すべきことなどについて、研究者の視点からのみならず、学術誌の編集者の立場からも、ざっくばらんにお話しいただきます。ゲストスピーカーの講演は英語でおこなわれますが、適宜、日本語への通訳をおこないます。

ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

スピーカー・プロフィール

アリサ・フリードマン Alisa Freedman(大学ホームページ

主要業績
Alisa Freedman, Tokyo in Transit: Japanese Culture on the Rails and Road (Stanford University Press, 2010).
Alisa Freedman, Japan on American TV: Screaming Samurai Join Anime Clubs in the Land of the Lost (Columbia University Press, 2021).
Alisa Freedman, Laura Miller, and Christine R. Yano, eds., Modern Girls on the Go: Gender, Mobility, and Labor in Japan, and Introducing Japanese Popular Culture (Stanford University Press, 2013).

シカゴ大学でM.A.およびPh.D.を取得。現在、オレゴン大学教授。研究関心は近代日本文学、ポップカルチャー、若者文化、映像メディア、デジタル文化、都市文化、ジェンダーなど多岐にわたり、これまでに2冊の単著書籍、2冊の共著書籍、25本以上の論文を出版している。英語圏の代表的な日本女性研究雑誌である U.S.-Japan Women’s Journal(『日米女性ジャーナル』)の編集長をつとめており、日米双方の学術研究のスタイルに精通している。アウトリーチ活動にも積極的で、アニメや日本の文化に関するイベントなどでもしばしば招待講演をおこなっており、2018年にはTEDxFulbrightにおいて “How Japanese Exchange Students Shaped Japan’s Postwar Development”(「戦後の女性​留学生の力」)というプレゼンテーションをおこなった。

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。

懇親会は Wonder というサイトを通じて開催予定です。パソコンからのみアクセス可能で、スマートフォン・タブレット端末からはアクセス出来ないためご注意ください。

ご質問などございましたら、こちらまでお気軽にご連絡ください。

Front Runner Series 企画運営:藤本大士(学振PD・京都大学)
front.runner.series@gmail.com

【開催告知】第14回 Research Showcase 開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語で簡潔に研究のエッセンスを発表するイベント、Research Showcase を2016年より継続して開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語で学術的なコミュニケーションを実践できる場をつくっています。

第14回となる今回は前回と同じくオンライン(Zoom)で、2021年11月9日と10日に2日間にわたって開催いたします。ひろく歴史分野に携わる研究者から発表を募った結果、中世から現代まで、非常に多岐にわたるトピックの報告が集まりました。当日は、Nathan Hopson先生(ベルゲン大学/近現代日本史・科学史)と谷本雅之先生(東京大学/近代日本史・経済史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス近現代史・医学史)が運営を務めます。英語での質疑応答スキルの向上、また学際的・国際的交流をめざす全ての歴史研究者の参加をお待ちしております!

参加をご希望の方は、11月8日(月)までに参加申込フォームに必要事項をご記入くださいますようお願いいたします。追って参加用Zoomミーティングルームのリンクをお送りいたします。

※ 通信環境の関係上定員を設けますので、場合によっては参加いただけないことがあります。あしからずご了承ください。

日時: 2021年11月9日(火)、10日(水)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会場: オンライン(Zoom)
司会横江良祐(東京大学)
コメンテーターNathan Hopson(ベルゲン大学)、谷本雅之(東京大学)
使用言語: 英語
参加費: 無料
ポスター: こちらからダウンロードください
参加申込フォーム (English included):https://forms.gle/sMK4Qn5TJHxTuHR6A
問い合わせ先: 事務局担当 hw.research.showcase@gmail.com

Program

DAY 1 – 9 November 2021

17:00-17:15 – Opening Remarks

17:15-18:00 – Panel 1 Presentations

趙亜男 Yanan Zhao | University of Tokyo
The Formation of Wabi-cha and the Impacts of Japan’s Foreign Trade with Korea and the Ming Dynasty

新田さな子 Sanako Nitta | Kyoto University
Writing the History of Kett’s Rebellion: The Gentry’s Perceptions of Revolt in Tudor England

木内翔 Sho Kiuchi | Nanzan University
John Henry Newman and the Radicalisation of Liberal Catholic Intellectuals in Mid-Victorian England: The Case of The Rambler

18:00-18:20 – Break

18:20-19:05 – Panel 2 Presentations

北川涼太 Ryota Kitagawa | Hiroshima University
Technological Progress, the Royal Navy, and the Significance of Engineer Officers in the Late Nineteenth Century

村上愛 Megumi Murakami | Northwestern University
Cooperation for Infectious Disease Control and Public Announcement by Experts in 1940s Japan and the United States: An Approach in Game Theory

五十嵐英梨香 Erika Igarashi | University of Tokyo
The Impact of the Gender Imbalance on Marriage and Birth: Evidence from World War II in Japan

19:05 – End of First Day


DAY 2 – 10 November 2021

17:00-18:00 – Panel 3 Presentations

龔氷怡 Bingyi Gong | Osaka University
The Mission of Reconciliation: American Quakers and U.S.-China Relations in the Cold War

森江建斗 Kento Morie | Kyoto University
Inter-urbanization Processes between Tokyo and New York in the 1960s: Sister City Affiliations and the Changing Perception of Urban Problems

奈須野文槻 Fuzuki Nasuno | University of Tokyo
The Implementation of Computers in Japanese Hospital Management around the 1970s

趙勝新 Cho Sungshin | Kyoto University
Shipping Specialization in East Asia: The Case of Imabari City after the 1970s

18:00-18:20 – Break

18:20-19:05 – Panel 4 Presentations

佐藤雪絵 Yukie Sato | Waseda University
British Opinion and South Korean Politics: The Gwangju Uprising (1980) through the Lens of the UK Foreign and Commonwealth Office

小嶌真由香 Mayuka Kojima | University of Tokyo
The Origins of the Newspaper Home Delivery System as an Information Infrastructure in Contemporary Japan

エリック・ホイッスラ Eric Häusler | Sophia University
Cities Shape Global History: Tokyo, New York, and Zurich in the 1960s

19:05-19:25 – Closing Remarks by the Commentators

19:25-19:35 – Break

19:35-19:45 – Announcement of the Prize Winner

【応募締め切り延長】第14回リサーチ・ショウケース開催のご案内

2021年11月9~10日開催予定の14th Research Showcaseは、発表者応募の締め切りを9月17日(金)17:00まで延長します。

応募方式変更なし。https://forms.gle/scs3Vcsrs7p45iXY8

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歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語での学問的コミュニケーション実践の場をつくっています。

第14回となる今回は前回と同じくオンラインで、2021年11月9日と10日、2日間にわたって開催されます。Nathan Hopson先生(ベルゲン大学/近現代日本史・科学史)と谷本雅之先生(東京大学/近代日本史・経済史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。英語での発表スキルの向上をめざす全ての歴史研究者に開かれた会にするため、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・経済史・科学史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時 : 2021年11月9日(火)、10日(水)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場 : オンライン(Zoom)
司  会 : 横江良祐(東京大学)
コメンテーター: Nathan Hopson(ベルゲン大学)、谷本雅之(東京大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語 : 英語
応募条件 : 大学院生からポスドクまでの歴史研究者(*日本国籍以外の方も応募の対象となります)
募集人数 : 17名程度
参加費  : 無料
ポスター : こちらからダウンロード
応募方法 : 発表希望者は、2021年9月17日(金)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URL   : https://forms.gle/DmrfTdmVk4fbVdj16 

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます(博士取得者も発表者として募集しております)。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)国際的なセミナーの雰囲気
日本国内の研究会の雰囲気と国際学会やセミナーのそれとは、発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、大きくことなる場合もあります。若手の段階から国際的な雰囲気を体感することで、自信をもって国際的な舞台にたつことができるようになります。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場が国内にもあることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない英語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

Nathan Hopson(ベルゲン大学)
谷本雅之(東京大学)
古川萌(東京大学)
横江良祐(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com

【発表者募集】第14回リサーチ・ショウケース開催のご案内

歴史家ワークショップでは、外国語(特に英語)で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するために、リサーチ・ショウケース(Research Showcase)を2016年より開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語での学問的コミュニケーション実践の場をつくっています。

第14回となる今回は前回と同じくオンラインで、2021年11月9日と10日、2日間にわたって開催されます。Nathan Hopson先生(ベルゲン大学/近現代日本史・科学史)と谷本雅之先生(東京大学/近代日本史・経済史)をコメンテーターにお迎えし、本会特任研究員の古川萌(東京大学/イタリア近世史・ルネサンス美術史)、横江良祐(東京大学/イギリス現代史・医学史)が運営を務めます。英語での発表スキルの向上をめざす全ての歴史研究者に開かれた会にするため、日本史・東洋史・西洋史・宗教史・思想史・経済史・科学史・文化史・美術史・歴史地理等を含むあらゆる分野から、広く発表者を募ります。様々な分野の専門家からアドバイスをいただける貴重な機会です。奮ってご応募ください。

日  時 : 2021年11月9日(火)、10日(水)両日とも17:00-20:00(日本時間)ごろ
会  場 : オンライン(Zoom)
司  会 : 横江良祐(東京大学)
コメンテーター: Nathan Hopson(ベルゲン大学)、谷本雅之(東京大学)
フォーマット: 1人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語 : 英語
応募条件 : 大学院生からポスドクまでの歴史研究者(*日本国籍以外の方も応募の対象となります)
募集人数 : 17名程度
参加費  : 無料
ポスター : こちらからダウンロード
応募方法 : 発表希望者は、2021年9月10日(金)17:00(日本時間)までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URL   : https://forms.gle/DmrfTdmVk4fbVdj16 

リサーチ・ショーケースで発表するメリット

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップの協力者2名から事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とオーガナイザーからフィードバックも得られるでしょう。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます(博士取得者も発表者として募集しております)。英語の流暢さ(fluency)ではなく、内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるか(clarity and persuasiveness)を基準とします。

3)国際的なセミナーの雰囲気
日本国内の研究会の雰囲気と国際学会やセミナーのそれとは、発表のスタイルから、休憩時間や懇親会でのやりとりまで、大きくことなる場合もあります。若手の段階から国際的な雰囲気を体感することで、自信をもって国際的な舞台にたつことができるようになります。

4)質疑応答の練習
少なからぬ研究者が、Q&Aでの受け答えを苦手と感じているようです。肝心なのは練習をする場が国内にもあることです。ショウケース当日は、参加者全員で議論をし、特に若手に優先して発言の機会が与えられます。当日繰り返し質問をすることで、オーディエンスとしての議論の作法を身に付け、発表者は、母国語でない英語の質疑応答を通して論点を深めていく訓練をすることができます。

運営委員

Nathan Hopson(ベルゲン大学)
谷本雅之(東京大学)
古川萌(東京大学)
横江良祐(東京大学)

歴史家ワークショップ事務局 (問い合わせ先: hw.research.showcase@gmail.com

【参加者募集】Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 9(9/8 14:00-15:30)

※こちらのイベントでは小俣ラポー日登美さんにお話をうかがう予定でしたが、事情により小俣さんのご登壇はキャンセルとなりました。つきましては、Front Runner Series Vol. 9 はスピーカーとして山本浩司さんをお迎えし、当初の予定どおり9月8日に開催いたします。

歴史家ワークショップでは、9月8日(水)14:00~15:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 多言語論文執筆セミナー Vol. 9」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日15:30~16:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

開催概要

日時|9月8日(水)14:00~15:30:セミナー/15:30~16:30:懇親会(任意参加)
ゲストスピーカー山本浩司さん(東京大学・経済学研究科准教授)
ファシリテーター米倉美咲(京都大学・修士課程)、長野壮一(フランス社会科学高等研究院・博士課程)
費用|無料
場所|Zoom を利用したオンライン開催(リンクは、登録フォームにご記入のメールアドレスへイベント当日の朝に送付します)
登録https://forms.gle/HBiGQTA2HtqUdQQH8

※歴史学系の学生・研究者のみならず論文執筆や外国語での執筆にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご登録ください。

このセミナーでは、とくに歴史学分野で活躍するノンネイティヴの若手研究者から外国語(もしくは非母語)での執筆経験談を共有していただくことで、「外国語(もしくは非母語)での論文執筆における壁」を乗り越えるヒントの得られる場を提供することを目的としています。具体的には、外国語(もしくは非母語)での論文執筆にさいして実践している工夫から、博士論文・単著・編著の一章分など異なるフォーマットの書き分け方まで、スピーカーの体験にもとづいたスキル面の情報提供をおこないます。それだけでなく、国外の出版社からの出版、留学、研究の進め方、国際学会でのネットワーキングなど、外国語(もしくは非母語)での論文執筆に関わる経験談もお話しいただきます。最後に、質疑応答や懇親会をつうじて、参加者のみなさんと外国語(もしくは非母語)での執筆にかんする悩みや体験談を共有することで、この問題についての理解を深め、実践のための知恵を蓄積することをめざしています。

今回は、予定を変更して設立当初から歴史家ワークショップの活動に携わっている東京大学経済学部准教授の山本浩司さんをお招きし、米倉美咲(京都大学・修士課程)と長野壮一(フランス社会科学高等研究院・博士課程)がファシリテーションを担当します。英語での学術研究書(単著・編著)を出版する過程での工夫や苦労、海外の研究機関において学際的な研究経験を積んでこられたご経験などについて、ざっくばらんにお話しいただきます。

ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

スピーカー・プロフィール

山本浩司リサーチマップ
2003年慶應大学法学部政治学科卒業後、ロータリー国際親善奨学生に選出され【英】ヨーク大学18世紀研究所および歴史学科にて2004年と2005年に18世紀研究と歴史学で修士号を取得。2009年に同大学に博士論文を提出し、その後2016年までロンドン大学、セント・アンドリューズ大学、パリ第7大学、ケンブリッジ大学でポスドク研究員として活動。2016年4月に東京大学経済学研究科専任講師に着任、5月に歴史家ワークショップ第1回の企画・運営に携わる。2018年10月より准教授。

主な研究分野はイギリス近世史・経済史・経営史で、今後の研究テーマは1)インフォーマルセクターにおける女職人の管理統制、2)インフラ整備における院外民主主義の役割、3)商品としてのステレオタイプ、4)南海泡沫事件。

主要業績
Koji Yamamoto, Taming Capitalism before its Triumph, Oxford University Press, 2018.
Koji Yamamoto (ed.), Stereotypes and Stereotyping in Early Modern England: Puritans, Papists and Projectors, Manchester University Press, forthcoming.

関連動画 (2011年時点で研究生活について振り返ったもの。視聴は必須ではありません。)

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。

ご質問などございましたら、こちらまでお気軽にご連絡ください。
Front Runner Series 企画運営:米倉美咲(京都大学大学院・修士課程)
front.runner.series@gmail.com

2021年8月19日:第4期第9回英文校閲ワークショップ

第4期第9回英文校閲ワークショップを開催します。第4期はこれが最終回となります。

日時|2021年8月19日(木)日本時間17:30-19:30
場所|ZOOM(初回と同じリンクです)
費用|参加無料!(通信代はご負担ください)
運営|山本浩司(東京大学経済学部)
   安平弦司(日本学術振興会/ユトレヒト大学)
登録|不要(初回にご参加頂いていない方は前日までに安平 (g.yasuhira[at]uu.nl) にご連絡ください)

【当日までの課題】

1. 英文校閲WSで扱った教科書には載っていないが、原稿検討会等では議論にあがる論点があるかどうか考えておく。

【当日の演習内容】

1. 第4期の振り返り。
2. 原稿検討会で議論し後に雑誌掲載が決まった論文を題材にして、英文校閲WSや原稿検討会で学んだことをどのように論文執筆に活かすことができるか議論。

英文校閲WSでは、開催日程やZOOMリンクの連絡、課題文献・検討用原稿の共有やエクササイズについての議論などなどを、Slackを利用しておこなっています。参加希望の方は、安平からSlackへの招待メールをお送りいたしますので、お手数ですが上記メールアドレスまでご連絡くださいますようお願いいたします。

みなさんのご参加をお待ちしております。

2021年8月5日:第4期第8回英文校閲ワークショップ

第4期第8回英文校閲ワークショップを開催します。

日時|2021年8月5日(木)日本時間17:30-19:30
場所|ZOOM(初回と同じリンクです)
費用|参加無料!(通信代はご負担ください)
運営|山本浩司(東京大学経済学部)
   安平弦司(日本学術振興会/ユトレヒト大学)
登録|不要(初回にご参加頂いていない方は前日までに安平 (g.yasuhira[at]uu.nl) にご連絡ください)
*隔週ペースで木曜の17:30-19:30をめどに10回程度、8月中旬まで開催予定です。詳細は参加者と相談しながら決めていきます。

【当日までの課題】

1. Wayne C. Booth, Gregory G. Colomb and Joseph M. Williams, Craft of Research, 3rd edition, University of Chicago Press, 2009. の第10章Acknowledgments and Responsesを読んでおく。

【当日の演習内容】

1. Craft of Research第10章の内容について確認・グループディスカッション・全体で議論、質疑応答。
2. 当日配布する論文を使って Acknowledgments and Responsesについて分析してみる。

参加される皆さまには、当日までに上記の課題をこなしてきて頂きたいと思います。英文校閲WSでは、開催日程やZOOMリンクの連絡、課題文献・検討用原稿の共有やエクササイズについての議論などなどを、Slackを利用しておこなっています。参加希望の方は、安平からSlackへの招待メールをお送りいたしますので、お手数ですが上記メールアドレスまでご連絡くださいますようお願いいたします。

関心はあるけれども予定があわず今回のミーティングに参加できない方も、次回以降の参加でもOKです!みなさんのご参加をお待ちしております。