一般向け連続講座「伝記の読み方を考える」第2回開催のご案内

歴史家ワークショップでは、11月から来年1月にかけて、一般の聴衆向けに連続講座「伝記の読み方を考える」(全3回)を開催します。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、イベントはオンラインでおこない、YouTubeで配信します。


ある作家——芸術家、音楽家、小説家、詩人、あらゆるクリエイター——の作品について解釈するときにまずすることの一つは、作品が制作された背景を調べることでしょう。当時の社会事情、浸透していた思想、関連しそうな出来事なども大切ですが、作家が考えていたことを探るため、伝記を読む人も多いはず。しかし、伝記に書いてあることを、そのまま作品解釈の助けにしてよいものなのでしょうか。

また、作家に、あるイメージが付随していることがあります。富や名声に興味を示さず真の芸術を求めて自らと向き合った作家、生涯にわたって頻繁に浮名を流した愛多き作家、生前は理解者に恵まれなかったけれど、没後に大きな名声を手にした作家……。そうしたお決まりのイメージの形成に、伝記はどのような役割を果たしてきたのでしょうか。

こうした疑問を発端として、このたび歴史家ワークショップでは、現代日本でも有名な作家を3名取り上げ、それぞれの作家について研究してきた専門家に彼らの伝記について語っていただく連続講座を企画しました。去る11月14日に開催した第1弾では、音楽家ベートーヴェンを取り上げました(アーカイブはこちら)。

第2弾では、江戸時代の絵師円山応挙を取り上げます。円山四条派の祖として名高い応挙の画業は、同時代の読本作者である上田秋成が書き残しているように、しばしば「写生」と結び付けられます。応挙が自然観察を重視していたことは、もちろん残された作品から跡付けることもできますが、彼について伝えられた逸話の数々もまた「写生の絵師応挙」というイメージ形成に重要な役割を担っていました。

今回は、そうした応挙の伝記における逸話の機能について、京都国立博物館の水谷亜希さんにお話しいただきます。また、司会を務める古川萌が西洋の芸術家伝の例を提示することにより、洋の東西のちがいも浮き彫りとなるでしょう。

イベント詳細

開催日時2020年12月19日(土)17:00-19:00
17:00-17:30 司会による趣旨説明
17:30-18:30 水谷さんご講演
18:30-19:00 Q&A
配信方法東京大学人文情報学(UTDH)のYouTubeチャンネルにて配信
(後からの視聴も可能)
参加費無料
参加登録不要

講師プロフィール

水谷亜希
京都国立博物館主任研究員(教育普及)。博物館で教育プログラムの実践やボランティアの育成などを行う傍ら、円山応挙を中心とした近世京都の絵師について研究。特集展示「京博すいぞくかん―どんなおさかないるのかな?」(2017年)、「謎とき美術!最初の一歩」(2018年)企画担当。主な論文に「円山応挙筆 龍門図」(『國華』第1399号、國華社、2012年)。

企画・司会プロフィール

古川萌
東京大学経済学研究科特任研究員。ルネサンスの美術家たちの伝記『美術家列伝』と、その著者ヴァザーリについて研究。著書に『ジョルジョ・ヴァザーリと美術家の顕彰——16世紀後半フィレンツェにおける記憶のパトロネージ』(中央公論新社、2019年)。また壺屋めり名義で『ルネサンスの世渡り術』(芸術新聞社、2018年)。


連続講座「伝記の読み方を考える」第3弾は1月23日(土)に開催し、アーネスト・ヘミングウェイを取り上げる予定です。こうご期待!

【参加者募集】オンラインミートアップシリーズ Coffee Time Series 第3回「アカデミア外の仕事と研究」12/11 (金) 17:00-

12月11日(金)日本時間17時から、歴史家ワークショップ主催のオンラインミートアップシリーズ ‘Coffee Time Series’ の第3回を開催します。本シリーズでは、気軽に研究の楽しさや研究にまつわる悩みを共有し助け合える場を作ろうと、国内外の博士課程に在籍する5人の大学院生が中心となって運営を行なっています。一連のイベントを通じて、孤独に研究する大学院生・研究者が分野を横断して集まることができ、またアカデミアの外にいる方々とも人間的なつながりを構築することができればと願っています。

第3回となる今回は、「アカデミア外の仕事と研究」をテーマに、赤﨑眞耶(ポール・ヴァレリー(モンペリエ第三)大学)がファシリテーションを担当し、Google 社に勤務されている中村優子さんをゲストにお招きします。中村さんには、博士論文執筆中から一般企業でお仕事をされていた経験にもとづいて、研究と仕事との両立や、就職までの道のり、大学での研究と現在のお仕事との関係、アカデミア外で活動して得た気付きなどについてお話しいただきます。特に人文学や社会科学を学んだ博士号取得者が、研究活動で得た能力(企画立案能力、情報を適切に取捨選択する能力、批判的に物事を検証する能力など)を活かす形で多様なキャリアパスを描けるように、中村さんのご経験や現在のご活動から前向きなヒントを得られる場にしたいと考えています。

当日はフロアの皆さんからの意見や質問も交えてのトークを予定しています。週末の夕方、コーヒーやお酒を片手におしゃべりに参加してみませんか?

参加を希望される方には後日 Zoom でのリンクをお送りしますので、12月9日(水)日本時間20時までに、下記の Google Form から参加登録をお願いします。

開催概要

日時|12月11日(金)17:00-18:00(トークとディスカッション)/ 18:00-19:00(都合のつく方で懇親会)(いずれも日本時間)
場所|オンライン開催(Zoom使用)
費用|無料

※イベント(トークとディスカッション)は1時間で終了しますが、その後、都合のつく方で1時間程度の懇親会を予定しています。懇親会は、Zoom のブレイクアウトルーム機能を使った少人数によるフリートークを予定しています。途中退出していただいてもかまいません。

参加登録

こちらからお願いいたします。

参加登録締切:12月9日(水)日本時間20時まで

ゲストスピーカープロフィール

中村優子(なかむら・ゆうこ)
Google 社の User Experience Researcher として、Google マップに関するプロダクトリサーチに従事。建築設計事務所、スタートアップ、デザイン会社での勤務及びフリーランスを経て現職。東京大学教養学部文科Ⅲ類から工学部都市工学科都市計画コースに進学し、学士(工学)。その後、米英に留学経験あり:PhD in Architecture(University of Wisconsin-Milwaukee、フルブライト奨学生)、MArch in Urban Design(Bartlett School of Architecture, University College London)。博士論文のテーマは近代(戦前)東京における女性の移動・公共空間利用行動。これまで PhD 取得後の non-academic キャリアについて、個別にメンタリングを行ってきた。2020年12月から、Humanities Without Walls にて Alumni Advisory Board Member を務める。

LinkedIn:https://www.linkedin.com/in/nakamurayuko/

【報告者募集】第1回フランス語リサーチ・ショウケース : Ma recherche en 8 minutes 開催のご案内

Version française ci-après

歴史家ワークショップでは、若手研究者が、自分の研究を外国語で発信する機会を提供すべく、Research Showcase を開催しています。発表・質疑応答をすべて外国語で行う本企画は、2016年の第1回開催以降、英語では既に11回の開催実績があり、発表者・参加者の双方に、外国語での学問的コミュニケーションの場を提供してきました(なお2021年2月18日に第12回の英語での開催を予定しています)。

今回は初の試みとして、フランス語でのリサーチ・ショウケース : Ma recherche en 8 minutes を開催します。司会およびコメンテーターに隠岐さや香先生(名古屋大学/科学史)、ゲストコメンテーターに稲賀繁美先生(国際日本文化研究センター/比較文学比較文化・文化交流史)をお招きします。フランス語での発表スキルの向上をめざす広義の若手研究者を対象に、歴史・文化史・科学史・思想史・美術史・社会経済史・歴史地理・文学等のあらゆる歴史分野から、広く発表者を募ります。発表者の選考に当たっては、フランス語での発表経験の少ない方を優先し、所属・学年・専門領域・ジェンダーバランスを考慮します。様々な専門分野の研究者から、自分の研究に対するフィードバックが得られる貴重な機会です。ぜひご応募ください!

※過去のリサーチ・ショーケース(英語)はこちら:Research Showcase

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日   時 : 2021年2月22日(月) 
会   場 : オンライン(Zoom) 
司会・コメンテーター:    隠岐さや香(名古屋大学)
コメンテーター: 稲賀繁美(国際日本文化研究センター)
フォーマット: 一人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語  : フランス語
応募条件  : 学部4年生以上の広義の歴史研究者
募集人数  : 8名程度
参加費   : 無料
応募方法  : 発表希望者は、2020年12月18日(金)17時までに以下の応募フォームに記入し、送信してください
URL    : https://forms.gle/B44XjyfyAxfDn9jt9 
ポスター  : ダウンロードはこちら********************************************************************************

リサーチ・ショーケースの特長

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップメンバーから事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、参加者とコメンテーターからフィードバックも得られるでしょう。

2)優れた発表にプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最も説得力のある発表をした方にプライズを授与します。フランス語の流暢さではなく、研究内容がどれだけスムーズかつ力強く伝わるかを基準とします。

運営委員(五十音順)

隠岐さや香(名古屋大学)  
鈴木実香子(東京大学・院)        
古川萌(東京大学)
吉川弘晃(総合研究大学院大学・院)
歴史家ワークショップ事務局  
問い合わせ先:moefurukawa[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp (事務局担当)

Appel à participation au concours : Ma recherche en 8 minutes

Historians’ Workshop organise la première édition de Research Showcase en français : Ma recherche en 8 minutes, le 22 février 2021 (Zoom, visioconférence).  

Ce concours permet aux étudiants et étudiantes en histoire au sens large de développer leurs aptitudes en communication. Les communications seront en français et dureront 8 minutes suivies d’une période de 7 minutes de questions de la salle ou des professeurs invités: Prof. Sayaka Oki (Université de Nagoya) et Prof. Shigemi Inaga (Centre international de recherche pour les études japonaises). Chaque étudiant ou étudiante doit faire un exposé clair, concis et convaincant sur son projet de recherche. Pour participer à cet événement, vous devez envoyer une proposition d’environ 150 mots, avant le 18 décembre 2020 à 17 heures (heure de Tokyo) à l’aide du formulaire d’inscription suivant : https://forms.gle/B44XjyfyAxfDn9jt9

Nous encourageons les propositions d’étudiants et étudiantes en histoire au sens large de tous les niveaux, à partir de la quatrième année de licence jusqu’au doctorat.

Calendrier :

  •  18 décembre 2020 : date limite d’envoi des propositions
  •  25 décembre 2020 : décision du comité
  •  22 février 2021 : concours

Le comité d’organisation :

Sayaka OKI, Université de Nagoya
Mikako SUZUKI, Université de Tokyo
Moe FURUKAWA, Université de Tokyo
Hiroaki YOSHIKAWA, Centre international de recherche pour les études japonaises (Nichibunken) – SOKENDAI
Historians’ Workshop
Contact : moefurukawa[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp 

一般向け連続講座「伝記の読み方を考える」を開催します!

歴史家ワークショップでは、11月から来年1月にかけて、一般の聴衆向けに連続講座「伝記の読み方を考える」(全3回)を開催します。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、イベントはオンラインでおこない、YouTubeで配信します。


ある作家——芸術家、音楽家、小説家、詩人、あらゆるクリエイター——の作品について解釈するときにまずすることの一つは、作品が制作された背景を調べることでしょう。当時の社会事情、浸透していた思想、関連しそうな出来事なども大切ですが、作家が考えていたことを探るため、伝記を読む人も多いはず。しかし、伝記に書いてあることを、そのまま作品解釈の助けにしてよいものなのでしょうか。

また、作家に、あるイメージが付随していることがあります。富や名声に興味を示さず真の芸術を求めて自らと向き合った作家、生涯にわたって頻繁に浮名を流した愛多き作家、生前は理解者に恵まれなかったけれど、没後に大きな名声を手にした作家……。そうしたお決まりのイメージの形成に、伝記はどのような役割を果たしてきたものなのでしょうか。

こうした疑問を発端として、このたび歴史家ワークショップでは、現代日本でも有名な作家を3名取り上げ、それぞれの作家について研究してきた専門家に彼らの伝記について語っていただく連続講座を企画しました。

第1弾では、楽聖ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンを取り上げます。「楽聖」という呼ばれ方からもうかがわれるように、いまや誰もその重要性を疑わないベートーヴェンについては、亡くなってまもなく伝記の執筆プロジェクトが立ち上がりました。この伝記は天才のイメージを強く印象付ける内容になっていますが、じつはそこにはかなりの脚色、創作、事実の歪曲があったと判明しています。

今回はその内実について、『ベートーヴェン捏造——名プロデューサーは嘘をつく』(柏書房、2018年)の著者かげはら史帆さんにたっぷり語っていただきます。奇しくも今年生誕250周年を迎えたベートーヴェンのイメージを、ちょっと考えなおしてみませんか?

イベント詳細

開催日時|2020年11月14日(土)17:00-19:00
配信方法東京大学人文情報学(UTDH)のYouTubeチャンネルにて配信(後からの視聴も可能)
参加費|無料
参加登録|不要

講師プロフィール

かげはら史帆
ライター。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。音楽関連企業に勤めるかたわら、音楽家に関する小説や随筆を手がける。音楽雑誌や文芸誌、ウェブメディア等で執筆活動を展開。著書に『ベートーヴェン捏造——名プロデューサーは嘘をつく』(柏書房、2018年)、『ベートーヴェンの愛弟子——フェルディナント・リースの数奇なる運命』(春秋社、2020年)。

企画・司会プロフィール

古川萌
東京大学経済学研究科特任研究員。ルネサンスの美術家たちの伝記『美術家列伝』と、その著者ヴァザーリについて研究。著書に『ジョルジョ・ヴァザーリと美術家の顕彰——16世紀後半フィレンツェにおける記憶のパトロネージ』(中央公論新社、2019年)。また壺屋めり名義で『ルネサンスの世渡り術』(芸術新聞社、2018年)。


連続講座「伝記の読み方を考える」第2弾は12月19日(土)に開催し、円山応挙を取り上げる予定です。こうご期待!

【参加者募集】Front Runner Series: 英語論文執筆セミナー Vol.5 (10/15 17:00-18:30)

歴史家ワークショップでは、10月15日(木)17:00~18:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 英語論文執筆セミナー Vol. 5」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日18:30~19:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

このセミナーでは、ノンネイティブの若手研究者が直面する「英語論文執筆における壁」を認識し乗り越えることを目指し、英語論文の執筆術から異なるフォーマットの学術アウトプット(博士論文・単著・編著の一章分担当など)の書き分け方・書き換え方といった応用技術まで、歴史分野で活躍するノンネイティブの若手研究者の体験談を交えながら、理解を深め、実践のための知恵を蓄積することを目的とします。

今回は、法政大学・大澤広晃准教授をお招きし、山田智輝(京都大学・博士後期課程)がファシリテーションを担当します。英語での論文執筆・投稿における目標や工夫・苦労、イギリスでの留学経験と修士論文・博士論文の執筆、アカデミック・キャリアの歩みなどについて、ざっくばらんにお話いただきます。

ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

開催概要

対象|歴史学系の院生・研究者
費用|無料
場所|オンライン開催(Zoom使用)
日時|10月15日(木)17:00~18:30:セミナー/18:30~19:30:懇親会(任意参加)

スピーカー・プロフィール

大澤広晃リサーチマップ
法政大学文学部史学科・准教授。Ph.D. (University of London)
研究関心は、南部アフリカ植民地史、イギリス帝国史、人道主義、帝国主義
おもな著書・論文に、『帝国主義を歴史する』(清水書院、2019年)“Wesleyan Methodists, Humanitarianism and the Zulu Question, 1878–87”, Journal of Imperial and Commonwealth History, 43(3), 2015, pp. 418-437 など。

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。

【満員御礼】史料読解ワークショップ第2弾!「議事録の内と外を読む」

【9/8 12:20 追記】
定員となりましたので、参加申込を締め切りました。申し訳ございませんが、これ以降の申し込みは受理いたしませんので、ご了承ください。

【9/6 23:45 追記】
残席僅かとなっています。参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。

歴史を学ぶ多くの人にとって、避けては通れない史料——議事録。確かに、「議事録は議論を正確に記録した史料だ!」と楽観的に考える人は多くないでしょう。しかし、議事録との向き合い方・ひもとき方・読み解き方について、集中的に、大学・学部の垣根を超えて議論したことのある人は少ないのではないでしょうか。

この度、歴史家ワークショップでは、史料読解ワークショップ・議事録編をオンラインで開催することになりました。歴史学を専攻する大学生・大学院生だけでなく、ひろく歴史に興味のある方に向けた内容になっております。

本イベントでは、企画者の峯による司会進行のもと、講師の山本浩司先生(東京大学)・飯田洋介先生(岡山大学)によるレクチャーおよびグループワークを行います。グループワークでは、事前に講師から出された事前配付資料を踏まえて、史料としての議事録の扱い方を参加者同士で議論します。議事録の「内」と「外」を読み解くようなレクチャーを手がかりに、参加者がふと立ち止まって「議事録の読み方」や「議事録との向き合い方」を考え、過去の史料を読み解く楽しさと難しさに触れる機会を提供します。

開催概要

日程|10月2日(金)18時〜21時
場所|オンライン(Zoom)で実施します。URLは申し込み後に参加者に連絡します。
言語|日本語
参加費|無料

申し込み方法

こちらの Google Form に必要事項を入力ください。

登録締め切り|9月18日(金)(ただし、定員になり次第締め切り)
※定員となりましたので、申し込みは締め切りました。

事前配布資料

参加者には、二人の講師の先生から提示された議事録の読解に関する事前配付資料をワークショップ前に確認していただきます。この配付資料は参加者宛にメール等で配布いたします。分量はそれほど多くありません。

講師プロフィール

山本浩司|東京大学大学院経済学研究科准教授
イギリス近世史:エリザベス朝期の時代劇や南海泡沫事件の再検討
著書に、Taming Capitalism before its Triumph, Oxford University Press, 2018

飯田洋介|岡山大学大学院教育学研究科准教授
ドイツ近現代史:ビスマルク外交の再検討。
著書に、『ビスマルク』中公新書、2015年『ビスマルクと大英帝国』勁草書房、2010年

企画・司会|峯 沙智也(東京大学総合文化研究科・博士課程・ドイツ近現代史)
連絡先|minutes.workshop@gmail.com
参加申し込みの受領連絡および事前配付資料が届かない場合は、上記のメールアドレスにご連絡ください。

【参加者募集】Front Runner Series: 英語論文執筆セミナー Vol.4 (9/17 17:00-18:30)

歴史家ワークショップでは、9月17日(木)17:00–18:30(日本時間)に、「Front Runner Series: 英語論文執筆セミナー Vol. 4」と題したオンライン・セミナーを開催いたします。また同日18:30~19:30には、任意参加の懇親会を予定しております。

このセミナーでは、ノンネイティブの若手研究者が直面する「英語論文執筆における壁」を認識し乗り越えることを目指し、英語論文の執筆術から異なるフォーマットの学術アウトプット(博士論文・単著・編著の一章分担当など)の書き分け方・書き換え方といった応用技術まで、歴史分野で活躍するノンネイティブの若手研究者の体験談を交えながら、理解を深め、実践のための知恵を蓄積することを目的とします。

今回は、早稲田大学・佐藤尚平准教授をお招きし、山田智輝(京都大学・博士後期課程)がファシリテーションを担当します。博士論文をもとにマンチェスター大学出版会より2016年に出版された英語単著をはじめ、修士論文・博士論文の執筆との関係、英語での単著出版や論文執筆・投稿における目標や工夫、苦労といったご経験、さらにはこれまでのアカデミック・キャリアの歩みなどについて、ざっくばらんにお話いただきます。

ご関心のある方はぜひお気軽にご参加ください。

開催概要

対象|歴史学系の院生・研究者
費用|無料
場所|オンライン開催(Zoom使用)
日時|9月17日(木)17:00–18:30:セミナー/18:30–19:30:懇親会(任意参加)

スピーカー・プロフィール

佐藤尚平(早稲田大学研究者データベース
早稲田大学文学学術院・准教授。PhD(オックスフォード大学・国際関係論)。
主な著書・論文に、Britain and Formation of the Gulf States: Embers of Empire, Manchester University Press, 2016‘‘Operation Legacy’: Britain’s Destruction and Concealment of Colonial Records Worldwide’, The Journal of Imperial and Commonwealth History, 45(4), 2017, pp. 697–719.
研究関心は、脱植民地期の中東湾岸諸国とイギリス帝国との関係、イギリス帝国による文書隠蔽工作。

参加登録

参加をご希望の方は、こちらのフォームよりご登録をお願いいたします。

【参加者募集】オンラインミートアップシリーズ Coffee Time Series 第2回「育児と研究」9/11 (金) 16:00-

9月11日(金)16:00(日本時間)から、歴史家ワークショップ主催のオンラインミートアップシリーズ ‘Coffee Time Series’ の第2回を開催します。本シリーズでは、気軽に研究の楽しさや研究にまつわる悩みを共有し助け合える場を作ろうと、国内外の博士課程に在籍する5人の大学院生が中心となって運営に携わっています。一連のイベントを通じて、孤独に研究する大学院生・研究者が分野を横断しながら集まることができ、またアカデミアの外にいる方々とも人間的なつながりができればと願っています。

第2回となる今回は「育児と研究」をテーマに、大津谷馨(リエージュ大学)がファシリテーションを担当し、中近世エジプト史がご専門の熊倉和歌子さん(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教)をゲストにお招きします。熊倉さんには、現地調査や国際学会など海外出張の際のマネージメントや一日のタイムスケジュールなど育児と研究の両立のためにどういう工夫をしているのか、ライフプランをどのように組み立ててこられたのか、子育てしやすい環境づくりのため大学や学界に望むことは何かなどについて、お話しいただきます。私生活において研究者自身やその家族・パートナーが多様な選択をしつつ、研究を楽しく続けるために、熊倉さんの共有してくださる体験談を一事例として、悩みを共有し、研究者としてより生きやすい環境を作るヒントを得られる場にしたいと考えています。

当日はフロアの皆さんからの意見や質問も交えてのトークを予定しています。週末の夕方、コーヒーやお酒を片手におしゃべりに参加してみませんか?

参加を希望される方には後日 Zoom でのリンクをお送りしますので、9月9日(水)日本時間20時までに、下記の Google Form から参加登録をお願いします。

開催概要

日時|9月11日(金)16:00-17:00(トークとディスカッション)/ 17:00-18:00(都合のつく方で懇親会)(いずれも日本時間)
場所|オンライン開催(Zoom使用)
費用|無料

※イベント(トークとディスカッション)は1時間で終了しますが、その後、都合のつく方で1時間程度の懇親会を予定しています。懇親会は、Zoom のブレイクアウトルーム機能を使った少人数によるフリートークを予定しています。途中に退出していただいてもかまいません。

参加登録

こちらからお願いいたします。
参加登録締切:9月9日(水)日本時間20時まで

ゲストスピーカープロフィール

熊倉 和歌子(くまくら わかこ)さん
(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教)
Researchmap / Twitter

1980年生。2011年お茶の水女子大学で学位を取得後、同大学大学院人間文化創成科学研究科リサーチフェロー(2012年度)、日本学術振興会特別研究員(PD)(2013〜2014年度)、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理寄付研究部門特任研究員(2014年度〜2016年5月)、早稲田大学イスラーム地域研究機構研究助手(2016年6月〜2017年度)を経て、2018年より現職。著書に『中世エジプトの土地制度とナイル灌漑』(東京大学出版会、2019年)。2018年6月に出産、現在2歳3ヶ月の子どもの子育てを楽しみながら研究を続ける。

「土地制度や水利行政の観点から国家とエジプトの農村社会の関係について研究しています。また、歴史学における分析手法の開拓やオープンサイエンスの方法にも関心があります。その一環として、Qalawun VR Project を立ち上げ、エジプト・カイロのイスラーム宗教建築のVRツアーやイスラーム建築史や中世エジプト史に関する学習コンテンツの公開を行っています(https://qalawun.aa-ken.jp/)。

ヘッダー画像について

「豊饒なる埃及」より(ウェブサイト :[AA研])。

「農民の住居」というタイトルを冠するこの一枚、報告者にはやんちゃな男の子の世話に疲れ果てた母親がぐったりとしている絵に見える…?

2nd Early Career Conference 開催のお知らせ

Historians’ Workshop では、以下の要領で大学院生・若手研究者の研究報告会 “Second Early Career Conference” を開催します。

国内外の若手研究者が多様なテーマについて発表する貴重な機会となっております。参加登録の締め切りは8月28日です。皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

日時 / Date: Monday 31 August 2020, 13.00-19.00 (JST)
場所 / Place: Zoom (the meeting link will be sent via email on 29 August 2020)
参加登録フォーム / Registration formhttps://forms.gle/iVmkzaFyhtzMRNKa7

Speakers

Session1: 13.10-14.20

Hayley KEON (University of Hong Kong)
Consuming the Nation: Food, Drink, and Diaspora in the American Missionary Memoir

MORIE Kento (Kyoto University)
Religion, Realism, and the Cold War: The Rockefeller Foundations’ Interests in the Funding of International Relations Studies and Christian Morality

Session 2: 14.35-15.45

CAO Thi Van (Nanyang Technological University, Singapore)
Vietnamese King Ships Trade with Singapore, 1820-1847

Mohamed EL-MOURSI (EHESS, France)
Writing the Self in Pre-modern Arabic Culture: The Case of ʿAbd Allāh B. Buluggīn and His Book, al-Tibyān

Session 3: 16.00-17.10

Dr. Quentin LIPPMANN (University of Essex)
From Material to Non-Material Needs? The Evolution of Mate Preferences through the 20th Century in France

Pavel KREJCI (University of Hong Kong)
From Western Liberalism towards Czechoslovak Socialism

17.20-17.40: Comments from Prof. Dr. MIZUTANI Satoshi (Doshisha University)

17.40-17.50: Concluding remarks

18.00-19.00 Coffee & Teatime

This conference is organized by: INAGAKI, Kentaro (The University of Tokyo), HUH, Duim (The University of Tokyo), KITAGAWA, Ryota (Hiroshima University), SUZUKI, Kengo (The University of Tokyo), and YAMADA, Tomoki (Kyoto University)

If you have any questions or clarifications, please contact at:
INAGAKI, Kentaro (inagaki-kentaro157@g.ecc.u-tokyo.ac.jp

【参加者募集】Front Runner Series: 英語論文執筆セミナー Vol.3 (9/3 15:30-17:00)

歴史家ワークショップでは、9月3日(木)15:30-17:00(日本時間)に、「Front Runner Series: 英語論文執筆セミナー」と題して、オンライン・セミナーを開催致します。また同日 17:00~18:00は任意参加の懇親会を予定しております。

このセミナーでは、ノンネイティブの若手研究者が直面する「英語論文執筆における壁」を認識し乗り越えることを目指し、英語論文の執筆術から異なるフォーマットの学術アウトプット(博士論文・単著・編著の一章分担当など)の書き分け方・書き換え方といった応用技術まで、歴史分野で活躍するノンネイティブの若手研究者の体験談を交えながら、理解を深め、実践のための知恵を蓄積することを目的とします。

今回は、東京大学・上英明准教授をお招きし、森江建斗(京都大学/修士課程)がファシリテーションを担当します。2019年に第35回大平正芳記念賞並びに日本アメリカ学会第24回清水博賞を受賞された英語単著(1)を中心に、修士論文・博士論文の執筆との関係、英語単著の出版という目標と課題、出版社の見つけ方や口説き方、同英語単著関連の日本語単著(2)の出版を決断された背景とそこでの工夫・苦労やご経験、さらにはこれまでの上先生のアカデミック・キャリアの歩みとその間の苦労といった観点から、ざっくばらんにお話頂きます。

隔週の歴史家ワークショップ主催の英文校閲ワークショップと合わせて、もしくは、本セミナー単独でも、ご関心のある方はぜひお気軽にご参加ください。

英語単著(1)*
Diplomacy Meets Migration: US Relations with Cuba during the Cold War (Cambridge University Press 2018)
日本語単著(2)*
『外交と移民: 冷戦下の米・キューバ関係』(名古屋大学出版会 2019年)

開催概要

対象|歴史学系の院生・研究者
費用|無料
場所|オンライン開催(Zoom使用)
日時|9月3日(木)15:30-17:00(日本時間)/17:00~18:00 任意参加のオンライン懇親会

スピーカー・プロフィール
上英明
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東京大学大学院総合文化研究科・准教授。オハイオ州立大学学術大学院、Ph.D.(歴史学)。前職は神奈川大学外国語学部准教授、オハイオ州立大学歴史学部ティーチング・アソシエイト他。
著書に、第35回大平正芳記念賞並びに日本アメリカ学会第24回清水博賞を受賞された Diplomacy Meets Migration: US Relations with Cuba during the Cold War (Cambridge University Press 2018) 、『外交と移民: 冷戦下の米・キューバ関係』(名古屋大学出版会、2019年)。Journal of Cold War Studiesより単著論文あり。研究関心は、冷戦期のアメリカ合衆国、キューバを含むラテンアメリカにおける国際関係と人の移動。

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