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【ビデオ公開:レクチャー編】Self Care and Peer Support Workshop

歴史家ワークショップでは、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの大学院生・研究者が、今まで通りに研究を遂行することが物理的・精神的に難しい状況下において、研究上の悩みを共有できる場、セルフケアやピアサポートを通じたストレスコーピングの方法についてのワークショップ開催を求める声を受け、2020年6月25日に「Self-Care and Peer Support Workshop」を開催しました。

当日は、グリーフケアを専門とする一般社団法人リヴオンより尾角光美氏と水口陽子氏を講師として迎え、レクチャーとグループワークという2部構成のワークショップでした。
(開催内容の詳細はこちら!)

前半のレクチャー部分をより多くの方々にお届けできるよう、ビデオ公開することにしました。(プライバシーへの配慮の観点から、参加者のお顔にモザイク加工をさせていただいております旨、ご了承ください。)

いまなお、新型コロナウイルス流行終息の出口が見えず、先が見えにくい状況であることに変わりはありませんが、このような状況下であるからこそ、いつも以上に、自身の心・身体を大切にしながら、日々の生活・研究活動を続けていくための「ちょっとした術(姿勢やスキル)」を、今回のワークショップのレクチャー編(以下のビデオ)からお持ち帰りいただき、ご活用いただけましたら幸いです。

▼「セルフケア」についてと『ピアサポート』

なお、歴史家ワークショップでは、本イベントの趣旨を汲んだ「ピアサポート・プロジェクト」も行っています。ご関心のある方は、ぜひお気軽にそちらの場もご活用ください。

Coffee Time Series第1回第2回、第3回:2020年12月11日開催予定)


(企画担当:藤田風花、紺野奈央)

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【開催レポート】Self Care and Peer Support Workshop (2020年6月25日開催)

2020年6月25日(木)に「セルフケア・ピアサポートワークショップ」がオンラインで開催されました。企画運営を担当した藤田風花さんによる本イベントのレポートを以下に掲載いたします。

【開催趣旨】

歴史家ワークショップはこれまでにも英文校閲WSやCoffee Time Seriesなど、「ピアサポート」、すなわち研究対象や方法論の違いを超えて研究者たちが仲間同士を支え合う水平関係でのサポートを実践してきました。本企画はより根本的なレベルに立ち返り、「そもそもピアサポートとは何か」について考えるためのイベントとして開催されました。

これまで、研究や教育活動に携わるなかで悩みが生じたとき、多くの人が「自己流」で対処してきたのではないかと思います。しかし新型コロナウイルスの感染拡大により、研究仲間や同僚との対面でのコミュニケーションの機会が失われたこと、さらに日常生活と研究活動との切り替えや、留学や史料調査の予定変更とキャリアへの影響、オンライン講義の受講や準備にたいする疲労等の新たな問題にも向き合わざるをえない状況が続いています。

そのような状況において、今回の企画は実際に歴史研究に携わっている方々から寄せられたセルフケアについてのイベントを希望する声から出発し、歴史家ワークショップとしては「セルフケア」に主眼をおいた初めての試みとなりました。いま一度セルフケアについての基本的な知識を得ることから始め、それを実践に繋げるというプロセスを体験する場として、レクチャーとワークショップの二部構成で実施されました。グリーフケアを専門とする一般社団法人リヴオンの尾角光美氏と水口陽子氏を講師に迎え、歴史家ワークショップ事務局の紺野奈央と京都大学大学院文学研究科博士後期課程の藤田風花が企画運営・進行を務めました。

【第一部】レクチャー「セルフケア実践につながる姿勢とスキルを学ぶ」

55名が参加した第一部では、まずセルフケアについての基礎的知識のレクチャーがおこなわれたのち、自分自身の現在の状態を俯瞰的に見るためのいくつかのスキルが紹介されました。ミニワークが取り入れられ、Zoomのチャット機能を活用して講師と参加者とのリアルタイムでのやりとりが講義と並行しておこなわれるなど、双方向的な要素が盛り込まれていました。教わったスキルをその場で実践し、効果を実感することは、参加者それぞれがセルフケアのスキルを自分のものとしていくうえで有意義なプロセスであると感じました。また、セルフケアについてさらに専門的な内容を知りたい人のために、参考文献もいくつか紹介されました。

レクチャーの後半では、セルフケアの実践に焦点があてられ、「ピアサポート」の意義と実践方法について説明されました。続いて、本イベントに集った参加者のピアの力を活かすことのできる実践方法として「当事者ミーティング」の手法が紹介されました。

【第二部】ワークショップ「当事者ミーティングの体験を通じピアサポートにふれる」

休憩を挟んで再開された第二部には20名が参加し、第一部のレクチャーで紹介された「当事者ミーティング」を実際に体験することに主眼がおかれました。はじめに、尾角氏のファシリテーションのもと、紺野と藤田、そして本企画有志の市川佳世子・安平弦司・吉川弘晃を加えた6名でデモンストレーションをおこないました。

その後、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使用して参加者全体が5つのグループに分かれ、「当事者ミーティング」を体験しました。各グループでは、上記6名と水口氏、森江健斗が進行役を務め、グラフィック・ファシリテーションの手法をもちいて話し合いの内容を可視化しました。まず、参加者に「現在気になっている・困っていること」や「実現したいこと」をいくつか書き出してもらい、時間の制約上そのなかから1つを取り上げ、グループ全体で共有しました。次に、悩みを共有してくれた参加者に、具体的な質問を投げかけることで、その悩みの背景を掘り下げました。続いて今度は悩みを共有してくれた参加者は聞き役に徹し、他の参加者がその悩みの解決に向けて思いつくかぎりのアイデアを出していきました。ここでは、議論を戦わせたりアイデアに優劣をつけたりすることは求められません。というのは、自分の共有した悩みの解決方法についてのアイデア出しを黙って聞いている参加者が、心のなかで自分自身が取り入れられそうなものだけを持ち帰ればよい、とされているからです。

グループワークを終えて全体のルームに戻ってきたのち、参加者全員が感想を述べて第二部は終了しました。「自分の悩みが自分以外の人たちで話し合われることで悩みを客観視できた」、「システマティックに時間を区切って行われたので、悩み相談にありがちな『だらだら続いて疲弊する』ということがなくよかった」「『ピア』の力を実感した」などの声があり、参加者が「当事者ミーティング」を楽しんだ様子が印象的でした。

【参加者の声】

・ピアサポートにおける「ルール」や「方法論」がわかり、何に気をつけたらいいのかわかったのがよかった。(修士課程、レクチャー・ワークショップ両方に参加)

・レクチャー内での質問に回答し共有することで、自分の問題や抱えていることに気づくという点ではセルフケアの手助けになった。自分だけの問題ならカウンセラーに相談するのはできるが、ほかの人の問題も共有し、お互いに悩みや思いを聞くことができたのがよかった。(修士課程、レクチャーのみ参加)

・専門家でなくても、ピアでできる支援を体験できたことは貴重な機会でした。また、そこで出てくる結論だけでなく、グループワークを行う過程で見えてくることもあり、それ自体がとても良い体験でした。(ポスドク、レクチャー・ワークショップ両方に参加)

・オンラインという制約がある以上いっても仕方がないことではあるのですが、やはりこうしたワークショップはぜひとも対面でやりたいなと思いました。ワークショップそのものについては、研究者という同じ立場の方々の悩みについて、自分ならどうするか、相手の悩みの解決のためにどうするかを能動的に考えるなかで、自分の中で燻ぶっていた悩みについても客観的に考えることができたので、得られるものも多く、とても面白かったです。(博士後期課程、レクチャー・ワークショップ両方に参加)

【おわりに】

欧米の大学では重視されているものの日本ではあまり馴染みのないピアサポートですが、今回のイベントを通じて、そのようなサポートを望んでいる人が多く存在するということを強く感じました。参加者の皆さんからは「当事者ミーティング」をあらためて実施する機会を希望する声を多くいただいているので、将来的にまた「当事者ミーティング」にフォーカスしたピアサポートの場を用意できればと思います。

イベントの最後に、尾角氏が「歴史家ワークショップとイベントへの参加をとおしてそれにかかわる人々の集まりは、潜在的にピアの力が非常に強いコミュニティである」とおっしゃったことが、とても印象的でした。個人レベルでのセルフケアを大切にしつつ、コミュニティレベルでピアの力を最大限に活用することができれば、アカデミアの「基礎体力」を向上させることにもつながるのではないかと感じています。本イベントで紹介・実践した「当事者ミーティング」を、参加者の皆さんがアカデミアにおけるピアサポートの有効な実践方法として受け止めてくださっていれば、大変嬉しく思います。

最後になりましたが、詳細なレクチャーとリラックスした雰囲気づくりをしてくださったリヴオンのお二方、双方向的なやりとりを可能にしてくださった参加者の皆さま、そして本企画の運営をサポートしてくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

文責・藤田風花

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【参加者募集】Self Care & Peer Support Workshop(6/25 thu 16:30-19:45)

歴史家ワークショップでは、6月25日(木)に、「セルフケア・ピアサポートWS」をオンラインで開催いたします。

コロナの影響により、多くの大学院生・研究者が、今まで通りに研究を遂行することが物理的・精神的に難しい状況に置かれています。歴史家ワークショップにも、このような状況下における研究上の悩みを共有できる場、セルフケアやピアサポートを通じたストレスコーピングの方法についてのワークショップ開催を求める声が寄せられました。

歴史家ワークショップはアカデミアにおけるピアサポートを普段から重視してきましたが、今までそのスキルや仕組みをテーマにした話し合いや研修の機会を持つことはなかなかできていませんでした。他方、海外の大学ではリサーチ・スキルの一環としてピアサポートやセルフ・メンタリングのセミナーが大学院生や若手研究者のために開催されています(Silent Coaching, Active Listening, Action Learning Setなど)。

今回はグリーフケアを専門とする一般社団法人 リヴオンより、尾角光美氏と水口陽子氏を講師にお迎えします。レクチャーでは、セルフケアにおいて重要なスキルと、スキルを実践していくための土台としてのセルフケアの概念や「自分自身を大事にする」というあり方や価値観について学ぶこと。また、ワークショップ(グループワーク)による体験を通じて、自分自身のセルフケアを再定義することを目指します。

歴史家ワークショップにとっても、初めての試みとなるトピックとなりますが、「自分を大切にしながら」研究を続けるためのノウハウとスキルを、各自持ち帰っていただく時間となりましたら幸いです。

ご興味のある方は、ぜひ奮ってご参加ください!

開催概要

対象|歴史学研究や歴史家ワークショップに関わる大学院生・研究者
費用|無料
場所|オンライン開催(Zoom使用)
言語|日本語

内容
【第1部 レクチャー:16:30-18:00】 
セルフケア実践につながる姿勢とスキルを学ぶ

「自分をどう扱っているのか」を問うところからはじめます。セルフケアの概念・あり方・スキル、ピアサポート(※1)について、レクチャー形式で学びます。

【第2部 ワークショップ(グループワーク):18:15-19:45】
 “当事者ミーティング”の体験を通じたピアサポートにふれる

専門家が入らなくても当事者同士で課題解決方法や実現したいこと・あり方への「次の一歩」を見つけることを目的とし、「当事者ミーティング(※2)」というピアサポートのプログラムを実際に体験することで学ぶワークショップ(グループワーク)です。

※1 ピアサポート:一言では「仲間による支援」のことを指す。近い経験をした者同士や、同様の立場の人たちが支え合ったり、力づけあうこと(エンパワメント)を意味する。

※2 当事者ミーティング:専門家が入らなくても、近い立場にある当事者の間で課題解決や、実現したいことに対して自分が具体的に取り組める「次の一歩」を見つけられる対話型ワークショップ。

講師プロフィール

◆尾角 光美(おかく てるみ)一般社団法人 リヴオン代表理事
19歳で母を自殺により亡くし、2009年にリヴオンを設立し活動してきた。著書に『なくしたものとつながる生き方』(サンマーク出版)。国際比較社会政策学修士。

◆水口 陽子(みずぐち ようこ)一般社団法人 リヴオン理事
2012年に夫を事故で亡くした事をきっかけにリヴオンと出会う。現在全国の自治体、学校、仏教教団における講演や研修、担い手の養成事業等を担当。

参加登録

以下のリンクからお願いいたします。
「セルフケア・ピアサポートWS」参加登録フォーム

なお、参加には二つの方法があります。登録フォーム内にてお選びください。

  • 【第1部:レクチャー】+【第2部:ピアサポート実践のためのワークショップ(グループワーク】両方参加(定員:25名)
    残枠 5名となりました!6月22日(月)までの締切となっています。
      先着順となりますので、お早めにお申込ください。
  • 【第1部:レクチャー】のみの参加(定員:100名)
    ⇒ こちらについては、締切を設けませんが、先着順となります。
    定員となりました場合、ご希望に添えない場合があります旨、ご了承ください。

参加に必要なものについて
お申込いただいた方には、事前に当日資料とZoomリンクを、ご登録いただいたメールアドレスにお送りします。

お問い合わせ
歴史家ワークショップ(担当:紺野・藤田)
rekishika.workshop@gmail.com

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3月12日(木)西洋中世学会若手セミナー中止のお知らせ


2020年3月12日(木)に予定されていた‪西洋中世学会若手セミナー「西洋中世学研究者のためのデジタル・ヒューマニティーズ入門」‬につきまして、昨今の新型コロナウイルス流行の状況に鑑み、中止することにいたしました。

すでに定員近い方々にご応募いただいており、そうした中でこのような決定をするのは大変残念です。

今後の対応については、来年度への延期も含め現在検討中です。詳細が決まり次第、改めてご連絡申し上げます。

 実行委員長 纓田宗紀

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【開催案内】西洋中世学会若手セミナー(3月12日)

2019年度 西洋中世学会 若手セミナー

『西洋中世学研究者のためのデジタル・ヒューマニティーズ入門』


【開催概要】
・日時:2020年3月12日(木)13:30–17:30

・会場:東京大学本郷キャンパス 経済学研究科学術交流棟(小島ホール)1F第2セミナー室(キャンパスマップ:https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.htm

・事前参加登録制(2020年3月6日まで):登録フォーム:https://forms.gle/Ds7B2jJjX8naGyPD6

・定員:60名程度

・参加費:無料

・コンピュータ技術に関する予備知識は必要ありません

必ずご自身のノートパソコンをご持参ください(eduroamまたは東京大学のネットワークに接続可能です)

【開催主旨】
情報通信技術の発達は人文学研究にも大きな影響を及ぼし、デジタル・ヒューマニティーズ(DH)という研究領域が広がりをみせています。DHの起源が、イエズス会研究者であるロベルト・ブサ神父(1913—2011)が1949年にIBM社と共同でおこなったトマス・アクィナスの著作の索引作成にあるとしばしば指摘されるように、実は西洋中世学とDHの関わりは長い歴史をもっています。

デジタル技術を用いる研究手法は、文学、哲学、歴史学、美術史学、音楽学、写本学など、さまざまなディシプリンにおける「アナログな」手法に取って代わるものではなく、相互補完的な関係にあります。人文学のさまざまな領域に深く関わるこのテーマを取り上げることにより、研究内容・研究方法の学際性な共有を促進することもねらいとしています。さらに、このようなデジタル技術が人文学の営みをどのように変えていく/いかないのかについて、みなさんと議論できればと考えています。

【プログラム】
13:30 – 13:50 趣旨説明 
纓田宗紀(東京大学大学院/アーヘン工科大学)
13:50 – 15:10 TEI – 文字史料をマークアップしてみる
小風尚樹(東京大学大学院)・永崎研宣(人文情報学研究所主席研究員)
15:30 – 16:50 IIIF – 西洋中世写本の画像を加工してみる
小川潤(東京大学大学院)・中村覚(東京大学情報基盤センター助教)
17:00 – 17:30 ディスカッション

【関連文献・サイト】
・永崎研宣「デジタル文化資料の国際化に向けて:IIIFとTEI」『情報の科学と技術』(67-2、2017年)、61-66頁(リンクはこちら
・後藤真・橋本雄太編『歴史情報学の教科書:歴史のデータが世界をひらく』文学通信、 2019年(リンクはこちら
・京都大学人文科学研究所・共同研究班編、永﨑研宣著『日本の文化をデジタル世界に伝える』樹村房、2019年
・TEI(Text Encoding Initivative)Wikipedia
・TEIガイドライン
IIIFに関する日本語情報の私的なまとめ
・人文学オープンデータ共同利用センター(CODH):顔貌コレクション(顔コレ)

共催:
歴史家ワークショップ
Tokyo Digital History

お問い合わせ先:纓田宗紀 soki.oda@gmail.com

 

Research Showcase

【開催案内:2月18日】第10回リサーチショーケース in 名古屋

リサーチショーケースを名古屋で開催します!!

大学や専門分野をまたいで意見交換をしたい方、英語でのプレゼンテーションスキル向上を目指す方、今後Research Showcaseでの発表をお考えの方は是非ご参加ください!

◆Date:2020年2月18日(火)/ February 18, 2020 (Tue) 15:30〜19:30

◆ Venue :名古屋大学東山キャンパス文系総合館7階カンファレンスホール /
 Conference Hall, Integrated Research Bldg (7th Floor).
 Humanities & Social Sciences, Nagoya University (map)

◆ Host: Dr. Nathan Hopson (Nagoya University)

◆ Guest Commentator: Dr. Julia S. Yongue (Hosei University)

Skills Workshop

【開催案内:2020年1月12日(日)】若手・中堅のための英語論文ワークショップ with Patrick Wallis (LSE)

Patrick Wallis 教授 (LSE:London School of Economics)をゲストにお迎えし、政治経済学・経済史学会・経営史学会・社会経済史学会との共催で、「若手・中堅のための英語論文ワークショップ」を開催します。国際誌のエディターであり、未刊行史料に基づいた質的分析と計量的分析の両者に長じた Wallis 氏の実践的アドバイスに触れることのできる貴重な機会です。社会史・経済史・経営史分野で英語での論文投稿に挑戦されたい方は、ぜひご参加ください。

  • 日時:2020年1月12日(日) 13:00-17:30
  • 会場:東京大学本郷キャンパス経済学研究科、小島ホール2F、第3セミナー室
  • ゲストコメンテーター:Professor Patrick Wallis 
    Department of Economic History, LSE, managing editor of Economic History Review
  • 使用言語:英語
  • 参加: 無料・事前登録無し
  • プログラム:
    13:00-13:50 
    ①  掘井 誠史(神戸大学大学院経済学研究科)
      “Technological innovation in textile industry: evidence from prize competitions implemented in Kurfürstentum Sachsen during the late eighteenth century“

    14:00-14:50
    ② 井上 達樹(東京大学大学院経済学研究科)
    “The impacts of coal smoke on fertility and mortality in Japan, 1899–1910.” 

    14:50-15:10
    休憩

    15:10-16:00
    ③ 佐藤 秀昭(住友史料館)
    “Outside the country in the country: bonded warehouses in Japan in the 1920s”

    16:10-17:00
    ④ 五十嵐 英梨香(東京大学大学院経済学研究科)
     “Pregnant women during the baby boom in Japan”

■ 共催:政治経済学・経済史学会・経営史学会・社会経済史学会

■ 問い合わせ先:
  歴史家ワークショップ事務局  rekishika.workshop@gmail.com

Research Showcase

【発表者募集】2020年2月18日 第10回リサーチショーケース

Historians’ Workshopでは、外国語で学問的コミュニケーションを行う機会を提供するため、リサーチ・ショーケースを開催してきました。発表・質疑応答をすべて外国語で行うことで、発表者・参加者の双方が外国語での学問的コミュニケーション実践の場をつくっています。第10回となる今回は、はじめて名古屋で開催することになりました!ゲスト・コメンテーターは法政大学のジュリア・ヨング先生です!

今回は使用言語を英語に限定します。英語での発表スキルの向上をめざす全ての歴史研究者に開かれた会にしたいと考えています。日本史・東洋史・西洋史・思想史・社会経済史・国際関係・歴史地理等のあらゆる分野から、広く発表者を募ります。※ 過去のリサーチ・ショーケースについては、以下のサイトをご覧ください
https://historiansworkshop.org/category/research-showcase/

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日   時 : 2020年2月18日(火) 15:30~19:00(予定)
会   場 : 名古屋大学(詳細は追ってご案内いたします)
フォーマット: 一人あたり、発表8分+質疑応答7分
使用言語  : 英語
応募条件  : 学部4年生以上の歴史研究者
募集人数  : 6~8名
参加費   : 無料
応募方法  : 発表希望者は、2019年12月19(木)17時までに以下のサイトにある応募フォームに記入し、送信してください
URL    :  https://forms.gle/EG5BrLscXv9Bhv8M9
ポスター  : ダウンロードはこちら
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【リサーチ・ショーケースで発表するメリット】

1)発表原稿への事前のフィードバック
発表者は、開催日の2週間前に発表原稿を提出することで、ワークショップメンバーから事前にライティングや構成についてフィードバックを受けることができます。このため、ライティングスキルが向上し、発表にも自信をもって臨むことができます。当日は、ゲスト・コメンテーターのヨング先生(法政大学)からのフィードバックも得られます。

2)優秀な発表にはプライズを授与
博士号未取得の発表者の中から、最もクリアで説得力のある発表をした方に「Research Showcase Prize」が授与されます。英語の流暢さ (fluency) ではなく、内容がいかにスムーズかつ力強く伝わるか (clarity and persuasiveness) を基準とします。

3)遠方からの発表者にはトラベルグラントを授与
愛知県外からの参加を支援すべく、発表者の若干名には「トラベルグラント」として、交通費・宿泊費を最大3万円まで補助します。

【これまでの参加者からの感想】

・学術報告において、語学の壁を必要以上に感じない方が良い。たしかに自身を振り返れば、当日は他の報告者の語学力に圧倒され、質疑応答も満足にできたとは言い難い。逆にいえば、その程度の語学力でも、しっかりと準備すれば、報告を完遂できる。(9th RS参加者より)

・最も楽しめたのは、添削者とのやり取りと当日の質疑応答だったように思う。自分一人では上手く表現出来なかったことを、添削者の方に相談することによって、シャープな英文へと昇華出来た瞬間は、納得感と達成感とで興奮した。(8th RS 参加者より)

連絡先
・Nathan Hopson (名古屋大学) nathan.hopson[at]nagoya-u.jp
・黄 霄龍       (東京大学) hxiaolong[at]e.u-tokyo.ac.jp
・山本浩司  (東京大学)        kyamamoto[at]e.u-tokyo.ac.jp

Research Showcase

2019年10月Research Showcase (京都) 開催レポート

第9回は10月11日に京都大学での開催でした。2月の大阪大学での開催の成功と皆様の要望を受けて、今年二度目の関西での開催を実現することができました。

台風19号の影響で遂行できるかどうか不安もありましたが、遠方からの報告者の発表順番の調整や、旅程の変更に伴う旅費面でのサポートなどの運営委員による対応と、参加者の熱意と協力のおかげで無事に開催でき、しかも33名の参加という大盛況でした。

今回は、日本近代史、日タイ関係史、イギリス史、西洋美術史、中国現代史などさまざまな分野にわたる7名の発表者が集まりました。司会は京都大学のスティーブン・アイビンス(Steven Ivings)さんと久野愛さんが担当し、名古屋大学のネイスン・ホプソン(Nathan Hopson)さんがゲスト・コメンテーターをつとめ、質疑応答に関するノウハウなどについてアドバイスしました。

今回のResearch Showcase Prizeは、前回の東京RSと同じく、同点一位で趙雅萌さんと水野良哉さんの二名の発表者が選ばれ、ゲスト・コメンテーターのホプソンさんから賞状が授与されました。

今回も発表者の方々に、アンケートに協力していただきました。以下、一部を紹介します。(アンケート内容より抜粋)

■ 準備と発表を通して楽しめたこと、苦労したこと
【楽しめたこと】
・会終了後に他の発表者と発表内容について議論したことは非常に楽しいと感じた。今回の発表者は自身のフィールドと離れた研究者の方も多く、その視点は新鮮かつ参考になった。
【苦労したこと】
・英語に苦労したのはもちろんですが、8分という限られた持ち時間かつ必ずしも前提知識を共有しない聴衆を前にしていかに「伝わる」発表原稿を作り上げるかということです。逆にそれが醍醐味でもありました。

■ 今回の Research Showcase で学んだこと(例えばプレゼンや準備の方法などについて)
学術報告において、語学の壁を必要以上に感じない方が良い、という事であろうか。たしかに自身を振り返れば、当日は他の報告者の語学力に圧倒され、質疑応答も満足にできたとは言い難い。逆にいえば、その程度の語学力でも、しっかりと準備すれば、報告を完遂できる。
・発表原稿やパワーポイントを直前まで粘って作成するのもいいが、必ず発表のリハーサルをしておくこと。身振りやジェスチャーも交えて。
・発表の中で少しでもいいから史料を見せることです。歴史学の研究のなかで史料は重要であることは言うまでもありません。たとえ、英語で表現することが難しいとしても、史料を提示して、「史料にはこう書いてあるから、このように解釈することができる」という議論を組み込んで発表したほうが、説得力を持って相手に伝えることができる。

まとめ
今年二回目の関西での開催となったRSは、京都大学の皆さまのご協力のお陰で、盛況のうちに終えることができました。京都大学の久野さん、Ivingsさん、金澤さん、そして告知にご協力いただいた皆様に感謝いたします。Research Showcaseは首都圏を超えて全国に広がりつつあります。次回は、2020年2月18日に名古屋大学にて開催予定です。はじめての名古屋での開催となります。Call for Papersは近日公開予定です。ご期待ください!

Research Showcase

2019年8月 Research Showcase (東京) 開催レポート

第8回Research Showcaseが8月1日に東京大学で開催され、7名の発表者と31名の参加者を得ました。 大阪大学のピエール=イヴ・ドンゼ(Pierre-Yves Donzé)さんをゲスト・コメンテーターに迎え、慶應義塾大学の市川佳世子さんが司会を務めました。当日はオーディエンスによる投票で、米倉美咲さんと山田智輝さんが同率一位でResearch Showcase Prize受賞となりました!

当日のスピーカーの皆さんにお答えいただいたアンケートより、ここでは準備と発表を通して楽しめたこと・苦労したことについて内容を一部紹介します。(アンケート内容より抜粋)

【楽しめたこと】
・一番楽しかったことは、所属する大学とは異なる離れた場で開催されたResearch Showcaseに参加することで、さまざまな専門性を有する、初めて会う人たちばかりに対して自分の研究について発表し、たくさんの質問やコメントをもらえたり議論したりできたことです。
・ 最も楽しめたのは、添削者とのやり取りと当日の質疑応答だったように思う。自分一人では上手く表現出来なかったことを、添削者の方に相談することによって、シャープな英文へと昇華出来た瞬間は、納得感と達成感とで興奮した。
・ 楽しめたことは、この機会に新たに知り合った先生方や院生仲間から有意義なフィードバックを発表前後ともにもらえたこと、若手研究者をエンカレッジする(良い意味で堅苦しくない)雰囲気の中で準備・発表を行えたことです。

【苦労したこと】
・オーディエンスを置いてけぼりにしないで、彼ら/彼女らの理解を伴いながら発表を進めるストーリーラインを構築するのに四苦八苦した。当初の原稿は、研究テーマのコンテクストや概念の定義を逐一定義していけば、誤解や混乱はないだろうと考えて作成したが、それが却って議論の流れをぶつ切りにしていると指摘された。そこで論文のような厳密さよりも、まずはオーディエンスと発表を進行するために必要な情報だけに絞って、欠けている曖昧な部分は想定質問を設定して対応するようにした。

まとめ
8回目となった今回のRSには、助成をいただいている東京倶楽部事務局の保坂英博様をお招きし、激励のメッセージをいただきました。どの発表も素晴らしいものでしたが、受賞者の米倉さんと山田さんの発表は、明確な論点とその意義を力強く押し出した説得力のある構成が評価されたようでした。全ての発表が終わった後に、ゲスト・コメンテーターのドンゼさんから発表の仕方についてアドバイスを頂きました。今回の発表のテーマの多くは西洋史に関連していましたが、当日のオーディエンスの中には、日本経済史、日本近世外交史、中国経済史、中国哲学など、東アジア関係の分野の方がたくさんいらっしゃいました。今後、アジア・日本関連の発表がより増えることが期待できます。