Workshopの概要(Preziによるプレゼンテーション)

名前の由来:
国内外で注目されるDigital Humanities (DH。人文情報学) のうち、特に歴史研究にフォーカスを絞った試みを目指す。

説明:
本ワークショップは、歴史研究のためのデジタルメソッドの可能性を探ることを大きな目的としています。
情報通信技術の発展に伴い、移動やコミュニケーションの効率が格段に向上した現代社会において、我々歴史研究者もそうした技術の恩恵を受けています。海外の文書館の所蔵史料目録をWEB上で見ることができ、ともすれば現地に赴かずとも史料の画像データを見ることができるようになりました。しかし、日常的な研究にまつわる作業の中で、どれだけ情報技術を活用できているでしょうか。例えば情報学の研究成果に目を向けてみると、画像データをもとに、そこに記述された文字情報を認識し、テキストデータに変換できるようになってきています。
確かに、こうした技術の精度は実用的なレベルには至っていないと思われるかもしれませんが、情報技術の発展のスピードは目を見張るものがあります。史料のテキストも含め、歴史研究のための様々な情報がデータ化されていくにつれて、それを活用した新たなアプローチが出てきてもおかしくありません。本ワークショップは、情報学的なアプローチあるいは思考法を歴史研究に適用する試みを行いたいと考えています。まったく新しい学知の創出だけではなく、これまでの歴史学における研究蓄積をよりうまく表現できるような、そんな日常的な研究実践も考えていきます。

これからの活動:
2017年9月現在、本ワークショップでは、「歴史研究者のためのデジタルツール勉強会」「歴史研究者のためのPython勉強会」を開催しております。

2017年度冬には、デジタルツールやプログラミング関連技術の歴史研究への適用可能性について検討する成果発表会を開催します。

責任者:
東京大学大学院人文社会系研究科
西洋史学専門分野博士課程 小風尚樹